Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回は、フラッグを取る「1対1」の練習を実戦に近い状況にした応用について書きたいと思います。
通常の1対1
通常の1対1ではオフェンスとディフェンスが向かい合った状態で合図とともにオフェンスはゴールラインを、ディフェンスはそれをさせないようにフラッグを取りにいきます。
以前の記事では、これのバリエーションとして、スタートのオフェンスとディフェンスの位置関係を変えて、ディフェンスはどの方向を行かせないようにしながら守ればいいのか、という練習を紹介しました。
今回は、それにさらに実戦に近づけた練習を紹介します。
練習の様子
今回の動画はこちらです。
3種類やっています。最初は普通に振り向いて取るだけの「1対1」です。
0:51からは、モーションしてスピードがついたボールキャリアのフラッグを取る練習です。
1:51からは、アジリティ要素を入れて細かい動きのなかでフラッグを取る練習です。
スピードのついたボールキャリアを追う
これはレシーバーがモーションしてきて、スピードをつけて外を抜いていくプレーを想定しています。
ディフェンスはゴールラインよりも少し後ろにセットして、オフェンスがボールを持ったらゴールラインまで上がって細かく踏んで待ちます。その後、ボールキャリアがスクリメージラインを越えるくらいになったらスグに前に出てフラッグを取ります。
ディフェンスのポジションはセーフティをイメージしているので中央からですが、コーナーバックであれば外からボールキャリアを追うカタチにアレンジできます。
アジリティ要素を追加
これは前回のセット位置を変えるバリエーションにさらにアジリティ要素を追加したもので、汎用性が高いですが、敢えて言うならインサイドのランに対してLBが素早く反応するイメージです。
スタートからターンするコーンの位置をうまく設定しないとオフェンスとディフェンス、どちらかが圧倒的に優位になってしまうので要注意です。
少しディフェンスが優位に作れば外を切って取りに行く、オフェンス優位に作れば内を切って取りに行くことを意識したフラッグを取る練習になります。
ちなみに、これはラグビーの1対1ドリルを参考にしました。こっちは結構間隔が広いので、アジリティというよりもリアクション寄りの練習になると思います。
YouTubeチャンネル
まだ解説は書いていませんが、チームの練習があれば都度動画をアップしています。よかったら見てみてください。
何かリクエストあれば考えます。
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ということで、フラッグを取る1対1の応用でした。