今回はオフェンスのポジション、ランニングバック(RB)について書きます。
RBの役割は「ボールを持って走る」ことです。
だいたいは助走をつけながらQBからのボールを手渡しされるので、プレーがはじまる前は他のプレーヤーよりも後ろに位置しています。
作戦によっては、RBが2人のときもありますし、いない場合もあります。
前回、オフェンスの作戦には「パスプレー」と「ランプレー」があると書きましたが、この2種類のプレー割合は半々ではありません。
自分がQBをやる場合、相手チームにもよりますが、パスプレーが85%、ランプレーが15%ぐらいになると思います。圧倒的にパスが多いです。
これはなぜかというと、NFL FLAGの中学生以上のルールだと3回の攻撃で最低15ヤード進めなければいけないのですが、ランプレーだとどうしても足りなくなってしまうからです。
単純なランプレーだと5ヤード進めばいいほうで、下手すれば下がってしまう場合もあります。
ランプレーで10ヤード近く進めようとすると、相手のディフェンスをしっかり読んで作戦勝ちするか、かなり凝った作戦を用意しなければいけません。
そうなってくると、それに伴ってリスクも増えていくので、結局パスを選んでもそんなに変わらないんじゃないかと個人的には考えています。
これは自分のチームの場合なので、例えばQBのパスに安定性がなくリスクがあると判断すればランプレーは増えてきますし、かなり足の速いプレーヤーがいるならそれを活かすランプレーを考えてオフェンスのメインに据えるというのもありだと思います。
フラッグにおけるRBは、各チームによって考え方がかなり違ってくるポジションだと言えます。
RBの魅力
では、RBの魅力というのは何か。
これがアメフトであれば「肉弾戦の凄まじさ」と答えるのですがフラッグはそんなプレーはできません。
小学生ルールであれば、ボールを持っている人以外がRBのフラッグを取られないように邪魔(ブロック)ができるので、「チーム全員の力で進んでいく一体感」と答えるのですが、中学生以上のルールではブロックができません。
なので、あえて答えるとすれば、一気に流れを変えてしまえる爽快感でしょうか。
前述の通りランプレーではあまり進めないからこそ進めたときにはかなり盛り上がります。
これはロングパスよりもさらに大きな力です。
そんなビックプレーの中心になれるのがRBの魅力です。
RBのプレーというよりも、トリックプレーですがこういうランプレーが決まると楽しいです。
一時期は毎試合このプレーをやっていました。
ということで、今回はRBというポジションへの考え方についてでした。