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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

アメフトやフラッグフットボールのスパイラルがかかったパスの投げ方

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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回はボールの投げ方について書きたいと思います。

http://m.sponichi.co.jp/sports/news/2014/10/18/jpeg/G20141018009124520_view.jpg

引用:ペイトリオッツ本拠3戦全勝 QBブレイディーが3TDパス (アメフト) ― スポニチ Sponichi Annex スポーツ

 

フラッグフットボールにおけるパスプレー

フラッグフットボールはランプレーかパスプレーかの2通りの進め方があり、中学生以上のルールであれば、ほとんどがパスプレーになります。

 

したがって、いかにパスプレーを成功させるか、いかに楕円形のボールをうまく投げることができるかが勝負の鍵になります。

 

フラッグのボールは進行方向に向かって右利きなら時計回りに回転しながら飛んでいきます。この回転のことをスパイラルと言います。

 

スパイラルをかける理由

なぜスパイラルをかけるかというと、理由は3つあります。

 

・球筋が安定する。

・遠くに投げられる。

・キャッチしやすい。

 

スパイラルが乱れると、ボールは不安定な変化をしてしまい、伸びがなく、キャッチしにくいパスになってしまいます。

 

このため、QBはなるべくスパイラルがきれいに掛かったパスを投げられるようにします。

 

ここで一つ言っておきたいのは、どんなにきれいなスパイラルが掛かるパスが投げられようともそれが正しい判断力のもとなされないことには意味がないということです。

 

チームのなかでQBを選出するときにスパイラルの掛かるプレーヤーを選びがちですが、きれいなスパイラルが掛かったパスを投げる素質はQBに必要な素質の一部であり、それよりも判断力や戦術理解、リーダーシップなどのほうが優先されるべきだと自分は思います。

 

なぜなら、スパイラルの掛かったボールを投げるのは練習量で多少カバーできますし、最悪トスやあまりスパイラルの掛かっていなくても影響のないショートパスを中心としたオフェンスを展開すればなんとかなりますが、判断力や戦術理解というのはその人のセンスや経験に大きく左右するのでレベルアップもかなり時間がかかります。

 

なので、スパイラルの掛かったボールを投げられるプレーヤーの判断力を向上させていくよりも、判断力のあるプレーヤーがスパイラルを投げられるようにしたほうが効率的だと思います。

 

BG1R5644

 

やさしいアメリカンフットボール入門〈2012年度版〉

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話は戻って、ボールの投げ方です。

 

YouTubeから動画を拾ってきました。

 

 

正直、自分でもどうやってスパイラルを掛けているのかよくわかっていません。自転車と一緒で、なんとなくうまくいく感覚を身につけたらどうやって投げようがスパイラルが掛かるようになりました。

 

スパイラルのかかったボールを投げる3つのポイント

自分のなかで投げる際に気を付けているポイントは3つあります。

 

1.ボールの握り

フラッグのボールにはレース(縫い目)がありますが、ここに自分は中指と薬指の第1関節をそれぞれ1つ目と3つ目のレースの間に引っかけます。

 

フラッグをはじめてすぐの頃はこれを1つ目と2つ目のレースの間に引っかけていたり、小指と薬指を引っかけていたりとしていたんですが、この「中指と薬指のを1つ目と3つ目のレースの間」という指のポジションを見つけて劇的に良くなったので、それをそのまま続けています。

 

うまく投げられる指のポジションは人それぞれだと思うので、いろいろ試してみるといいと思います。

 

親指はボールを挟んで中指の反対側ぐらいに置いてボールと手のひらの間が少し空くのがいいとされていますが、自分の場合はもっとボールの先端に近いほうに置いて手のひらとの間もあまりない状態で握っています。

 

このへんはその日のコンディションによって変えることもあります。

 

2.手首を立てて投げる。 

この点が自分が一番苦労したところです。

 

理論的にどういうことなのか説明しづらいですが、ボールを離す際に手首が寝ている(手の甲側に曲がっている)と進行方向に対してまっすぐにスパイラルが掛かってくれません。

 

自分は野球をしていて手首が寝た状態でボールをリリースするクセがあり矯正に時間が掛かりました。いまでも気がつくと元に戻ってしまうので、むしろ手のひら側に90度くらい曲げた状態で投げるイメージで投げます。

 

手首が寝るクセがある人はそのくらい極端なイメージを持った方がいいと思います。

 

3.スパイラルを掛ける意識を持たない。 

スパイラルが掛かったボールを投げるためには、小指から順番に離れていき、腕が内旋しながら最後に人差し指で回転を掛けなければいけません。

 

ただ、どんなスポーツでもそうですが、やりたい動きをイメージしてカラダを動かしたところでそのイメージ通りにカラダは動いてくれません。

  

遠心力や慣性が働いて腕の軌道がズレて言ってしまうので、そのへんを割り引いてイメージすることが必要になっていきます。スパイラルを掛けようと腕を内旋したり手首をひねったりするとむしろ変な方向に回転は掛かってしまいます。

 

むしろ、大事なのは手首を立てた状態で、スパイラルは意識せずにちゃんとしたフォームで投げることです。

 

ちゃんとしたフォームとは手や足、カラダ全体を使って投げることです。野球と同じ投げ方と言ってもいいと思います。

 

オーバースローでしっかり投げることができれば、手首が立った状態から「自然と」小指から離れていき、腕が内旋しながら最後人差し指で回転が掛かるような投げ方になります。

 

リリースに意識してしまうと、全体としてのフォームが崩れてしまうために本来「自然に」できるはずのリリースができなくなってしまいます。

 

なので、スパイラルを掛ける意識は持たないほうがいいと思います。意識は投げる直前での手首の角度だけであとは上から投げるだけです。

 

 

小学生に投げ方を教えるときは、「ボールをチョップして手を倒したところで指を縫い目に引っかけて、頭の上からチョップして腕を振り下ろす」と言っています。この教え方に根拠や実績があるわけではないですが、「ちゃんと投げれば自然に掛かる」と考えているので、それほどスパイラルについては細かく教えず、野球と同じような投球フォームを指導するようにしています。

 

あとは、上から投げてもうまくいかない場合は横から投げるというのも手だと思います。

 

小学生の場合は肘が下がってしまって怪我のリスクが高まるので教えていませんが、大人であれば野球のスナップスローのように投げるとうまくスパイラルを掛かる可能性があります。

 

腕が外から出てくるようなサイドスローはうまくいかないと思います。コンパクトに手首で投げるイメージで、投げたあとは手の甲が上を向くように投げるといいと思います。

 

横から投げてでも10ヤードほど投げられればオフェンスを組み立てることができます。ただ、距離を投げるためには横からだと苦しいので、徐々に肘を上げていけばいいと思います。

 

参考になるかわかりませんが、自分の投げている動画も貼っておきます。あんまり好きなフォームではありませんが。

 

 

ちゃんとしたフォームについては、手塚一志さんの提唱する投げ方が参考になります。自分は野球時代からお世話になっています。

 

手塚一志の上達道場―ピッチングの巻

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魔球の正体

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プロ野球 ピッチング解体振書 (カッパ・ブックス)

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あとは、好きなNFLのQBの試合を観てモノマネしながら「ミラーニューロン」を活用するというのもいいと思います。

 

ということで、ボールの投げ方でした。

 

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