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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

「反省」と「確認」は違う

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前回は「確認」について書きましたが、たまたまパラパラ見直していた本に違う文脈での「確認」の話が書いてあったので、それについて書きたいと思います。

 

 

 

 

 

読んでいた本とはこれです。 

スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学

 

 

この本の第9章にタイトルにもある「“反省”と“確認”は違う!」というテーマで書いてあります。

 

自分の問題点をどのように考え、克服していくのか、という話になっています。

 

 

まず、自分は「反省」という言葉があまり好きではありません。

 

自分のパフォーマンスを上げるためには必要なのは「反省」ではなくて、「改善のための行動」なので、できるだめネガティブなステップを踏みたくないと考えています。

 

「あーすればよかった、こーすればよかった」と後悔し、反省しても同じ状況は二度と起きないので、もっと根本的な解決のために何をすべきなのか、ということを考えなければいけないように思います。

 

小学生などを相手に「反省会」と言ってしまえば「反省」のネガティブな要素が強すぎて、悪かったことの羅列で終わってしまうことも多々あります。

 

 

なので、小学生だろうと自分自身だろうと、「反省」というネガティブな言葉を使わないように、できるだけポジティブな要素を見つけて、「次にどうしていきたいか」を考えるようにしています。

 

 

さて、「スラムダンク勝利学」の話に戻りまして、「確認」について述べられている箇所を引用します。

 

こうして三要素(問題点のピックアップ、克服したときにどれだけ素晴らしいかを考える、×を○に結びつける解決方法)そろった心技体の修正から取り組むべきでしょう。反省会をしてできないことをいくら背負い込んでみてもまったく進歩しません。この三要素を考え、実行に移すことを“反省”ではなく、“確認”と私は呼んでいます。

 

三要素についてここで詳しく書きませんが、何より大切だと思うのが二番目の要素「克服したときにどれだけ素晴らしいかを考える」ことだと思います。

 

欠点や問題点を克服することはなかなか難しいことで、練習するにしてもモチベーションが上がりません。

 

そういうときに大事になってくるのがイメージする力ではないかと思います。

 

自分が活躍している姿でもいいですし、目標にしているプレーヤーでもいいです。

 

そうやって克服へのモチベーションを保ち続けることができるのが優秀なプレーヤーだと思います。

 

小学生は何よりこの「セルフモチベート」ができる土台を作ってあげることが大切なのではないかと思っています。このセルフモチベートさえできていればどんなスポーツをやろうともうまくいくと思って指導しています。

 

 

話を戻して、また引用します。

 

安西監督がすごいところは、この問題を解決したらどのような結果がやってくるのかを花道に理解させ、ワクワクさせたところです。そして、その問題を解決するための方法を自分の努力次第でできることとして、具体的にシューティング二万本を提示するのです。

 

このワクワクを作るのが「確認」であり、それを具体的な行動に落とし込んでいくのも「確認」 なんでしょうね。

 

 

フラッグフットボールのトップレベルの試合を観る機会はほぼないので、このワクワクを作り出すためにはXリーグやNFLなどのアメリカンフットボールの力を借りること必至なのかな、と思っています。

 

 

ということで、「確認」についてでした。

 

Kyohei