今回はアメリカのカレッジフットボールのオーバータイムについて書きます。
以前にもオーバータイムでどっちが有利なのかという記事を書きました。
PKのように先攻後攻が順番にする場合であれば、後攻がよりプレッシャーがかかりやすいので先攻が有利と書きました。
たまたま観ていたOregon vs Arizona Stateの試合がオーバータイムだったのですが、カレッジフットボールはNFLとルールが違うようです。
NFLではキックオフではじまりどちらかのチームが得点をあげれば勝ち、ただし、一番最初の攻撃でFGの場合は続行、というルールです。
先攻(レシーブ)チームが最初にTDすれば勝ち、FGなら攻守交代して1シリーズを守りきれば勝ちです。
一方、カレッジフットボールでは(もしかしたらリーグによって異なる場合があるかもしれませんが)、キックオフではなく残り25ヤードから攻撃開始します。
最初の先攻後攻をコイントスで決めますが、順番ではなく、先後を入れ替えます。
AB|BA|AB|BA
という具合です。
両チームの攻撃シリーズが1回ずつ終わって点差がつけば終了、同点なら繰り返していきます。
Oregon vs Arizona Stateでは
O 7 7 6
A 7 7 Int.
両チーム2回ずつTD取り合ったのち、Oregonオフェンスが微妙な判定ながらTD。勢いのまま2点取りに行くも失敗。
ASUは7点取れば勝ちだったが、残り数ヤードでエンドゾーン内でインターセプトされての敗戦。といった熱い試合でした。
コイントスで勝ったOregonは後攻を選択したのですが、アメフトはフラッグと違ってFGの3点という選択肢もあるので、相手の点数によって目標を明確にできる後攻のほうが若干有利です。
ただ、2回目以降は先後入れ替わるのでアドバンテージはそこまで大きくありませんが。
個人的にこのルールのほうが有利不利が出にくく、得点が続いて試合がスリリングになるのでおもしろいように思いました。
日本国内のXリーグや大学リーグ、高校トーナメントはどうなってるのか、また機会があったら書きたいと思います。
ということで、カレッジフットボールのオーバータイムについてでした。
Kyohei