Written by Kyohei. (@twitter&@facebook)
先日、寄稿いただいたKuriさんのチームが外部参加ありの試合をするってことで名古屋まで行ってきました。
3チームに分かれて総当たりの試合をしたんですが、自分か入ったチームは2試合とも2点差で負けで最下位。なかなか悔しい結果になってしまいました。
印象的だったのは、このブログで自分は先攻後攻選択は「後攻派」だと書いてたことを知った上で「先攻派」のKuriさんが敢えて後攻を選んで、きっちり逆転勝ちを決められたことです。
そこまで先攻後攻選択が勝敗に影響したかどうかはわかりませんが、このブログを書くことでこういった駆け引きも出てくるんだなと実感した出来事でした。
実際、自分が「後攻派」なのは自チームがディフェンスが粘り強くて、後半はアジャストでほぼシャットアウトしてしまうことが多いって前提があってこそなので、今回は即席チームでの試合なので、どこまで後攻選択が結果に影響したかはわかりませんが、心理的に揺さぶられたのは確かです。
今回、東海のフラッグフットボールがどんな感じだろう、と思い参加させてもらったのですが、結果的にはいつもとは違う環境に置かれた自分に対していろいろ感じることができました。
例えば、スローイング。
これはあまりラッシャーからのプレッシャーがない状況ですが、こんなに上からリリースして投げ込むようなパスは普段はほとんど投げていません。ほとんどサイドスローです。
最近、速くてスパイラルが安定しているパスが投げたくてフォームを変えようと意識している部分もあるんですが、今回の試合の相手ディフェンスにはとにかくシームに投げ込むようなプレースタイルが有効だと思い、意識的にやってみました。
逆に言えば、南関東で普段やっているような自分のスタイル、チームとしてのオフェンスのスタイルは今回のチーム相手には通用しないように感じました。
レベルが高い低い、ではなく、あくまでも戦術的な部分で、です。
簡単に言うと、相性が悪そう、という感じです。
東海という枠組みの話なのか、チーム固有の話なのかわかりませんが、どういった相手にも柔軟に対応できるようなチーム力が必要だと感じました。
たぶん、自分たちチームのレシーバーは速いパスを投げ込むと捕れません。本人たちは馴れれば捕れると言ってるので、これからどんどん投げ込んでいきたいと思います。
上から投げ込んだ一方で、こんな感じで投げているときもあります。
注目して欲しいのは、今度は肘の位置ではなく、左足の位置です。たぶん、投げ込むパスを諦めて早めのリリースでショートパスを投げているシーンだと思います。
QBはラッシャーによっていつも強く投げられるタイミングとフォームで投げられるわけではありません。ラッシャーが来るタイミングで投げるのは得策ではないと判断すれば不本意なフォームで投げざるを得ません。
むしろ、そういった状況のほうが多いので、不本意なフォームをどうしていくのか、ということもQBは考えなければいけません。この写真のような左足が充分に踏み出さなくても投げられるように練習しておきます。
ショートパスなので結構手投げになってますが、理想なのは右腰だけギュッと回して右半身だけが回転していくイメージです。
重要なのは、こういったことを普段どこまで意識しながら練習しているか、です。
レシーバーとパスコースを練習するときにどれだけのQBが不本意なフォームで投げているでしょうか。ドロップバックもせず、最初からレシーバーを凝視して、気持ちのいいフォームで投げ込んでないでしょうか。
その状況でいくらキャッチできていても、試合でそんな状況は滅多にないので、必要な練習ではあると思いますが、十分な練習であるとは思いません。
フォームやリリースの角度が少し違うだけでキャッチしにくくなることは多々あります。
QBは不本意なフォームから投げることを練習しておかないといけませんし、レシーバーはそれに対応できるように練習しておかないと本番ではうまくいきません。
今回のように即席チームだとレシーバーに自分のリリースポイントやタイミングを知ってもらう必要があったのですが、そこまで気が回らず、そこが敗因になったのかもしれません。
ということで、名古屋遠征についてでした。