RED ZONE

RED ZONE

フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

NFL15-16シーズンを振り返る

Sponsored Link

f:id:boekendorp:20180528223723j:plain

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今年のスーパーボウルのカードが決まったということで、今シーズンのNFLを振り返って、印象に残ったトピックスについて書きたいと思います。

f:id:boekendorp:20160128150859j:plain

テキサンズがまさかのプレーオフ進出

このブログでは好きなチームを書いていませんでしたが、やんわりテキサンズが好きです。

今年はQBが固定できず、苦しい試合が続きましたがJ.J.Wattを中心としたディフェンスでなんとか勝ちを拾っていったら、同地区のライバルであるコルツがコケてくれた、という感じでしょうか。

ゴアを補強をしたコルツがプレーオフのいいところまでいくのかな、と思っていたのですがQBのラックが故障して直接対決で負けてしまったのが大きく響きました。

 

ペイトン・マニング凋落と思いきや復活

長年トップクラスの成績を残し続けいまやレジェンドQBとなったペイトン・マニングが何だかんだでスーパーボウルまで進みました。

今シーズのマニングは開幕戦から安定した成績を残せておらず、故障でWeek10途中からWeek16まで欠場し、その間、ブロック・オスウィーラーという控えQBが活躍したことでもうマニングの時代は終わりかと思われました。

 

しかし、Week17の最終戦で途中出場し、チームを窮地を救い、プレーオフでも2試合すべての先発出場し勝利を収めました。スタッツ的にはそれほど突出していませんが、強力なディフェンスと彼のゲームマネジメントがうまくかみ合っているのだろうと思います。

 

ついにきたニュートンの大躍進

以前の記事で好きなQBにキャム・ニュートンを挙げ、大化けしたら面白い、と書きましたが、大化けしたようです。一時は得意のQBランを制限されてどうなるかと思ったのですが、解禁されてイキイキとプレーしているように見えます。

連勝中もどこかで彼が調子に乗ってやらかすのではないかと思っていたんですが、最後まで失速することなくスーパーボウルまで駒を進めたのは圧巻でした。

 

 意外と影響力があったエキストラポイントのルール変更

今シーズンからタッチダウンを決めた後に行うエキストラポイントのルールが変更になりました。以前のルールは2ヤード地点から普通にプレーしてタッチダウンを取れば2点、キックをすれば1点でしたが、変更後のルールではキックの場合は15ヤード地点からキックすることになりました。

これまで2ヤードからのキックの成功率は99%とほぼ失敗がない状態だったものが、15ヤード地点からになったことで成功率が90%ぐらいまで落ちました。このことによって、キックの成否によって勝敗が変わってしまうシーンが増えました。

カンファレンス・チャンピオンシップでは、ほぼ10年間失敗していなかったペイトリオッツのゴストコウスキーが失敗したことが敗因となってしまいました。彼のおかげで勝ちを拾った試合はたくさんあるだけに今回を責めることはできませんが、かなり印象的なシーンでした。

 

大きくなるTEの影響力

以前からパスレシーブできるTEが重宝されていましたが、ゴール前でTDパスを捕るのが主な仕事だったのが、どんどんとプレーの中心にTEが据えられるようになっているような気がします。

今シーズンのレシーブの成績を見てみると、獲得ヤードのトップ20にはロブ・グロンコウスキー(ペイトリオッツ)、グレッグ・オルセン(パンサーズ)、デラニー・ウォーカー(タイタンズ)の3人がWRに混ざってランクインしています。

NFL JAPAN.COM|成績一覧

この他にもTD数でランクインしているタイラー・アイファート(ベンガルズ)、ジョーダン・リード(レッドスキンズ)はチーム躍進の立役者と言ってもいいと思います。

このなかでもペイトリオッツのグロンコウスキーのレシービングは群を抜いていて、WRの位置にセットして、ヒッチのパスを受けて強靱なフィジカルでCBやSをなぎ倒して一気にゲインしていくシーンは何度も見ました。

彼ほどキャッチができてスピードもある大柄なTEは数少ないとしても、TEをパスオフェンスの中心に据えるような作戦が増えてくれば、それに対抗してCBやSもスピードを維持したままフィジカルに負けないようにしなければいけないため、フットボール全体が変わってくるような気がします。

 

3つの呪いがかかった49ers

NFLにはスーパーボウルの開催地の呪いというジンクスがあります。毎年持ち回りとなっているスーパーボウルの開催地をホームにしているチームは低迷する、というものです。

今年はサンフランシスコでの開催ということで、49ersがこの呪いにかかったのかどうかわかりませんが、5勝11敗で地区最下位になってしまいました。

スーパーボウルの呪い - NFL倶楽部ブログ

 

この呪いをもじって、オードリーがやっているNFL倶楽部では「春日の呪い」が言われています。これは、オードリーの春日さんが応援しているチームは負けてしまう、というジンクスです。

応援するチームがレギュラーシーズンでプレーオフ進出を逃すと、別のチームを応援するわけですが、最後のスーパーボウルの2択ですら負けてしまいます。

 

そんな春日の呪いに加えて、今年から言われているのが「相武の呪い」です。今シーズンからNFL倶楽部の月一レギュラーになった相武紗季さんの応援するチームが負けてしまうというジンクスです。

 

こちらは春日の呪いと違って実績があるわけではなく、49ersが負けたのは「春日の呪い」ではなく「相武の呪い」だ、と春日さんが言い張っているだけです。

相武紗季さん緊急参戦!"相武の呪い"発動か!? - NFL倶楽部ブログ

 

ちなみに、49ersはプレーオフ進出を逃したので、プレーオフ以降は春日さんはパンサーズ、相武さんはペイトリオッツを応援しているそうです。

 

最後の最後で春日の呪いによってパンサーズが負けてしまうのかどうか、注目です。

 

スーパーボウルの優勝予想

ブロンコスvsパンサーズというカードですが、どちらもディフェンスが強い印象です。

 

オフェンスとディフェンスのの成績を比較すると、

ブロンコス

オフェンス トータル16位 パス14位 ラン17位

ディフェンス トータル1位 パス1位 ラン2位

パンサーズ

オフェンス トータル11位 パス24位 ラン2位

ディフェンス トータル6位 パス11位 ラン4位

NFL JAPAN.COM|成績一覧

となっています。

 

パンサーズのランをブロンコスがどこまで止められるのか、というのがポイントになると思います。ランで着実に進めていければニュートンのQBランもより効果的になり、チームとして勢いに乗っていけます。

 

一方、ブロンコスはマニングが復活したとはいえ、オフェンスが大爆発するようなことは期待できないので、我慢しながらロースコアゲームに持っていければ勝機はあるのでは、といった感じです。

 

予想するならば、

ブロンコスがFG3本、TD1本

パンサーズがFG2本、TD2本

で、17-20でパンサーズの勝ち、でしょうか。

 

ということで、今シーズンのNFLを振り返ってみました。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)