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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~My Weapon is untiring K.U.F.U.~

QBから見たレシーバー講座 vol.3 「シチュエーションでの場合分けを考える」

Flag Football 作戦 Flag Football 作戦-Defense Flag Football 作戦-Offense 寄稿 寄稿-Kuri
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今回はKuriさんによる寄稿記事第3弾です。

Written by Kuri.

今回はシチュエーションを4×3パターンに分けます。

ダウンシチュエーション

1st Down
2nd Down
3rd Down・TFP

フィールドポジション

1 ノーマル(フレッシュまで15yardなど)
2 F前ショート・ノーランニングゾーン
3 G前ノーマル(TDまで20yardなど)
4 G前ショート・ノーランニングゾーン

 

これらを組み合わせて12パターンで考えます。もっというと、点差、残り時間に応じても変わりますが、きりがないので。笑


今回ディフェンスはマンツーマンということにします。

 

これらを順に紹介しますが、2-1(2nd Down ノーマル)のような書き方をします。

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1-1、2-1の場合

最もノーマルな場合です。
TDまで残り35yardのシチュエーションです。

 

ディフェンスの考え方

優先順位は内>外、ディープ>ミドル>アンダーとなります。
ディフェンスにとってこのシチュエーションで最も嫌うのは1発TDです。外へのパスコースは捕った後のアフラーランの計算がほぼないので捕らせるディフェンスが多いと思います。

オフェンス、ルート取りの例

10ヤードフックの場合、縦にきっちり押してから外側に向くのが一番安全だと思います。
ディフェンスはTDのセーブをするために置くには抜かれまいとバックペダルから腰を後ろに向けて走る移行をします。これを腰を切るとここでは表現しますが、腰を切らせた後にフックすれば絶対にカットされることはないですね。

 

3-1の場合

上のシチュエーションと違うのは、1回のゲインで15ヤード以上を捕らないと攻撃権を失うということです。

ディフェンスの考え方

優先順位は1-1と違い、内>外、ディープ≧ミドル>>>アンダーとなります。
ディフェンスにとってこのシチュエーションで一番嫌うのはもちろん一発TDです。しかし、せっかく2度のパスを防いで「この攻撃で終わりにしたい」と思った時にはミドル≧ディープとなります。
そう思うかどうかは点差や残り時間によっても変わります。

オフェンス、ルート取りの例

たとえば、カムバック(15ヤードフック)をするときには、ディフェンスをフレッシュの線上よりも奥へ追いやる必要があります。

チェンジオブペースなどをうまく使って本気でディフェンスを追い抜く勢いでプレッシャーをかけましょう。カムバックというと、12~14ヤードで減速して15で止まる方が多くいます。大事なのは、20ヤード全力で走ってから、ビタッと止まって5ヤード戻ってくることです。


ディフェンスをやったことある方ならイメージがつきやすいですが、15ヤードラインで守ってて、ラインを越えずに振り向くレシーバーと、一瞬でも奥の恐怖があるレシーバーとじゃ雲泥の差で後者の方が怖さを感じるはずです。

 

1-3、2-3の場合

このシチュエーションを1-1、1-2と同じと考えてはいけません。ゴール前なので、アメフトでいうレッドゾーンですね。
アメフトが好きな方やよく観る方ならお分かりかと思いますが、前への圧力が半端ないのがレッドゾーンです。

ディフェンスの考え方

ディフェンスの優先順位は、ミドル≧ディープ>アンダーとなります。
なぜここでディープとアンダーの位置が入れ替わったかというと、エンドゾーンにはエンドラインがあり、その線を越えたキャッチは無条件でパス失敗になってしまうからです。
要するに、ディフェンスは守るエリアが狭くなって、今までよりも攻撃的なディフェンスになることが予想されます。

オフェンス、ルート取りの例

たとえばイン系のパスコースでスピード差を使ってディフェンスを振り切るのも有効な手段です。
このシチュエーションでは使うフィールドが狭いため、個人技やマッチアップでの優位に立つことがカギになります。

 

3-3の場合

このシチュエーションではこの1プレーでTDもしくは攻守交代が決まるというシチュエーションになります。

ディフェンスの考え方

優先順位はゴールライン>>>>奥になります。
ディフェンスはタッチダウンを簡単で捕られないようにとガッツリのプレッシャーをかけてきますね。
このシチュエーションでは基本的にパスキャッチ=TDになるのでディフェンスはパスを捕らせないことを目的にしています。

オフェンス、ルート取りの例

たとえば内外に揺さぶるフェイクが有効になると思います。
そして、デザインされたパスコースだと、人とぶつかってっしまったからと言って立止まってしまうと、隣の味方とぶつかってしまったり、邪魔になってしまうこともあるので、味方のこーっすをか確実に把握しておきましょう。


よく、こういったシチュエーションでターゲットを探すときや、スクランブルになってしまったときに間違えやすいのが、「奥空いてんじゃーん」と奥の選択をしてしまうことです。奥へのパスは少しでもタイミングが遅れるとちぐはぐになる上に、QBの技術が求められます。
なのでレシーバーの皆さんにはこのパスコースならどんな相手でも振り切れる!というプレーを持っておくと、QBから信頼されやすくなると思います。

 

余談ですが、このシチュエーションで一番いけないのは、QBサック、投げ捨てです。
なのでQBの方々はこんなシチュエーションなら分が悪くても投げちゃいましょう。

 

今回はノーマル(ノーランニングゾーン以外)を取り上げましたが、次回はノーランニングゾーンを取り上げたいと思います。

Written by Kuri.

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