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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~My Weapon is untiring K.U.F.U.~

社会人アメフト「Xリーグ」のややこしいNFA式リーグ戦

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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回は国内の社会人アメフトリーグ「Xリーグ」の新しいリーグ戦のやり方について書いていきたいと思います。

http://www.xleague.com/img/xleague/logo_x%EF%BD%8Ceague.jpg

 

2016年秋シーズンの組み合わせ

先日、Xリーグの秋の組み合わせが発表されました。

 

www.xleague.com

 

Xリーグのトップは6チーム×3ディビジョンの18チームで構成されていますが、今シーズンから形式を変更して、単純なリーグ戦ではなく「NFA式リーグ戦」というものを採用しました。

 

NFA式リーグ戦

この「NFA式リーグ戦」とリンク先にも何の説明もなく書いてあるので一般名詞で既にこの呼ばれているリーグ戦の方式があると思い込んでいたのですが、どうやらNFAというのはNational Football Associationの略で、日本社会人アメリカンフットボール協会のことを指しているようです。

 

なので、要はオリジナルのリーグ方式をします、ということです。考え方としては「スイス式トーナメント方式」を基にしているらしいです。

 

リンク先の説明にはこう説明があります。

NFA式リーグ戦とは、「総当たり」ではないリーグ戦です。


これは、意図的に同レベルあるいは近いレベルの強さのチーム同士を対戦させることによって「総当たり」に比べて少ない試合数においても、ある程度の順位の正当性を持たせることができ、均衡した試合が増やすことができる方式です。


初年度の2016年度は、前年の2015年の総合順位を基に、スケジュール・ストレングス(対戦相手の強さ)を算出して、対戦カードを決定し、各チームが6試合のリーグ戦を行います。


ファーストステージの順位もスケジュール・ストレングスを加味して、総合順位を決定します。

 

昨年度の成績がいいチームは同じく成績がよかったチームとの対戦が多く、悪かったチームは悪かったチームとの対戦が多くなります。そのことによってどちらかのチームが一方的に勝つような試合展開になることを避けています。

 

「どちらが勝つかわからない」という状況にある試合をより多くすることで注目度や観客動員を増やす効果があります。

 

ただ、強いチームからの1勝と弱いチームからの1勝を一緒にカウントすると不公平が出てきてしまうので、そのあたりは独自に計算されるようです。

 

CENTRALを例に取ってみると、ノジマ相模原ライズのスケジュールは、

  1. オービック→C2位
  2. LIXIL→C3位
  3. 東京ガス→C4位
  4. アサヒビール→E3位
  5. パナソニック→E1位
  6. 富士通→W1位

と平均順位が2.33位に対して、同じリーグのブルザイズ東京のスケジュールは、

  1. LIXIL→C3位
  2. 東京ガス→C4位
  3. 明治安田→C5位
  4. サイドワインダーズ→W6位
  5. 警視庁→E6位
  6. BULLS→E5位

で平均順位は4.83位と対戦相手の強さが全く異なります。

 

この平均順位はスケジュールストレングスと呼ばれており、NFA式リーグ戦では昨年順位がディビジョン3位以上と4位以下でスケジュールストレングスが大きく異なっています。

そのため、昨年順位3位以上の計9チームは仮にリーグ戦を全敗したとしても9位になります。逆に昨年順位4位以下の9チームは全勝しても最高10位になります。

 

NFA式リーグ戦のあとにトーナメント方式でJapan X Bowl進出チームを決めるのですが、これに出られるのは8チームです。

 

8チームの内訳はNFA式リーグ戦での1~6位とプレーオフで勝った2チームです。

 

プレーオフは7位、8位、10位、11位で行います。9位が入っていないのは昨年上位9チームのうち最も成績の悪かった1チームはトーナメントに進めない、ということです。

 

昨年上位9チームの7位と8位と、昨年下位9チームの上位2チームがトーナメント進出を懸けてプレーオフを戦います。

 

アメリカンフットボール・マガジン2015-2016シーズンクライマックス (B・B MOOK 1273)

アメリカンフットボール・マガジン2015-2016シーズンクライマックス (B・B MOOK 1273)

 

 

変更によるメリット・デメリット

一番のメリットは好カードが増えるということです。

 

いままでであれば年に1回あればいいほうだった好カードが多く見ることができます。第1節から「富士通 vs IBM」「ノジマ相模原 vs オービック」「パナソニック vs アサヒ飲料」の1位と2位の試合が組まれているのは非常に楽しみです。

 

その一方で下位同士の試合は「どちらが勝つかわからない」という状況ではあるものの、そこまで引きのある試合かと聞かれると微妙なところです。

 

まだ、試合日程や会場は発表されていませんが、同節に好カードが組まれていればそっちを優先して見に行くことになると思うので、プラスマイナスでどっちに転ぶかは予想がつきません。

 

大きなデメリットとしては方式がわかりにくいという点です。

 

この方式、ちゃんと調べてみるまでよくわかってませんでした。なぜプレーオフに9位が抜けているのか、やっとわかりました。

 

それはXリーグのホームページが下手くそ過ぎるというのも原因の一つですが、馴染みがないだけで、この方式をやり続けていれば定着していくと思います。「この試合に勝てばリーグ○位になる」みたいな試合の位置づけが曖昧になってしまうため、その影響がどこまであるか気になるところです。

 

 

はじめてアメフトを見る人にとって、「111-0」のワンサイドの試合と「10-3」のロースコアの渋い試合と、どっちらが面白いかと聞かれれば後者ですが、TD1回しか見られない試合ってのも微妙です。

 

この方式がどう転ぶかというところも含めて、今シーズンのXリーグは注目です。

 

アメリカンフットボール・マガジン 2016 SPRING シーズン展望 (B・B MOOK 1294)

アメリカンフットボール・マガジン 2016 SPRING シーズン展望 (B・B MOOK 1294)

 

 

ということで、Xリーグの対戦方式についてでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)