Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はウォーミングアップでのシューズについて書きたいと思います。
引用:『スターランナー』広島菊池選手インタビュー | 野球用品、ソフトボール用品のエスエスケイ『SSK BASEBALL』
カープ菊池選手のスパイクの履き分け
プロ野球選手のスパイクの履き分けというのはあまり知られていない部分ですが、スタジアムが人工芝と天然芝と土では違うスパイクを履き、人によっては打撃用と守備用で変えていて、ジャイアンツ鈴木尚広選手は代走用さえ用意している、という話は野球が好きであればよく知られている話です。
野球はそれぞれのシーンによって動きが全く異なるので、プロとなれば履き替えるのも当然だろうと思います。アマチュアであれば履き替える時間ないので難しいですが。
そんななか広島東洋カープの菊池涼介選手は試合用と試合前でスパイクを履き分けるという記事を見つけました。
下記、引用です。
全体練習ではウォーミングアップでランニング用シューズを使用します。アップが終わるとポイント式スパイク「スターランナー」に履き替えます。僕は、試合では金具式スパイク「MaxiLight Y」を履いていますが、全体練習ではポイント式を履いています。これは昨年からですね。練習用と試合用を履き分けている選手は、チームでも少ないですが、ずっと金具式を履いていると、足に負担がかかってしまうからです。練習で疲れてしまっては、試合で最大限の力を発揮できない。僕はそう考えています。そのため、試合前練習ではポイント式の「スターランナー」を履き、試合直前に金具式の「MaxiLight Y」に履き替えるようにしています。履き替えることで試合への気持ちも高まりますし、練習から試合へと心の切り替えもできているような気がします
これを読むと、ウォーミングアップではランニングシューズ、試合前の練習ではポイント式スパイク、試合では金具式スパイクと3種類を履き分けていることがわかります。
履き分ける目的
上記のコメントから履き分ける目的は足への負担の軽減が一番大きいようです。そのために履き替えることによって結果的に心の切り替えもできるという感じでしょうか。
ランニングシューズとポイント式スパイクと金具式スパイクでは足への負担の大きさは全く違い、グリップ力のトレードオフになっています。特に薄い人工芝の上を金具式スパイクを履くと突き上げがハンパではありません。
なので、パフォーマンス向上と同時に負荷についても考慮した上でスパイクを履き分けることは合理的なことだと思います。
フラッグではどうか
では、フラッグフットボールをする場合はどうでしょうか。
個人的には同様に履き分けた方がいいと思っています。
チームメイトはみんなウォーミングアップを始まる前にスパイクに履き替えて、スパイクでウォーミングアップしてそのまま試合していますが、自分だけはウォーミングアップから試合で履き替えています。
その理由は、スパイク履いたら疲れるからです。
フィールドが人工芝だろうが土だろうが、スパイクがポイント式だろうが金具式だろうが、スパイクを履けば突き上げがあって足に負担が掛かってしまうことは間違いないので、なるべく試合以外ではスパイクを履かないようにしています。
試合と同じ状態にしておいてウォーミングアップして動いておいた方がいいと考えている人もいるかもしれませんが、それで得られるメリットってそこまで大きくはないという印象です。
ウォーミングアップの目的を何に置くのかということにも依るかもしれませんが、自分は場合は、ウォーミングアップの目的は怪我防止のために筋肉を動かしておくのと心拍数を一回上げておくこと、あとはそのなかで自分のカラダの状態をチェックすることなので、スパイクは不要です。
ちなみに
ウォーミングアップから試合の間にスパイクに履き替えるだけではなく、シャツも着替えます。試合直前になってはじめてユニフォームを着ます。
このあたりは菊池選手も言及しているように心の切り替えのためが大きいです。
カラダの負担と同じように試合前はメンタルも負担が掛かっているので、試合1時間前ごろにはじまるウォーミングアップで気持ちを強くONにしてしまうとしんどくなるので、メンタルもゆるくするようにしています。
もしかしたら、このへんが立ち上がりが悪いのに関係しているのかもしれませんが、試合前に疲弊してしまうよりはマシかな、と考えています。
どのようなやり方がいい、ということではなく、何が自分に合っているのか、ということだと思うので、今回は自分のやり方を紹介してみました。参考にしていただければ幸いです。
ということで、ウォーミングアップでスパイクを履くのか、でした。