Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回は、広島東洋カープの新井貴浩選手2000本安打を達成されたということで、今年のカープの見所などについて紹介していきたいと思います。
なんとなく「カープ女子」とか言われて盛り上がっているのは知っているけど、どんな選手がいるかは知らない、という方に少しでも興味持ってもらえればと思っています。
引用:https://www.mizuno.jp/baseball/players/npb/central/carp/araitakahiro.aspx
新井選手の2000本安打達成
今回、カープの新井貴浩選手が2000本安打達成して非常にカープファンは盛り上がっているわけですが、なぜ新井選手がこれほど人気あるのかというと、過去にカープからタイガースに移籍したにも関わらず再度カープに帰ってきたというあまりない経歴をもつ選手だからです。
1999年にカープに入団して、2005年にはホームラン王を獲得するほど強打者でカープの未来を担う選手だったのですが、2008年にFAで阪神タイガースに移籍してしまいます。
この移籍のときの記者会見が有名で、「カープが大好きだから、辛かったです」というセリフからネット上では新井ではなく「つらいさん」と呼ばれるようになりました。
カープファンとしては、金本、新井と若手時代に我慢しながら起用して大事に育ててきた選手を失ってきた過去もあり、「お前も裏切り者か」という気持ちにならざるを得ません。
タイガースでの新井選手は2011年に打点を獲得するなど活躍しましたが、近年はパッとした成績を残すことが出来ず2014年シーズンオフに自由契約になります。
そんな新井選手を一度は裏切られたカープが獲得します。
引用:【TV報道版】新井貴浩選手がカープ復帰へ/今週末に入団記者会見=プロ野球・広島 [2014.11.11] - 安芸の者がゆく@広島東洋カープ応援ブログ
カープファンとしては正直微妙な心境でしたが、年俸が低かったのと貧打に苦しむカープだったので、万が一活躍することがあれば移籍してしまったことも許せるかもしれない、という感じで受け入れられました。
カープに復帰した新井選手は大活躍、とまではいかないまでも2015年シーズン途中から4番で勝負強いバッティングを見せており、完全に許された感があります。
2016年シーズンも開幕から絶好調で、4月26日に2000本安打を達成しました。これは歴代で47位の数字です。今シーズンこのままいけば30位ぐらいにまで上がる可能性もあります。
歴代最高記録 安打 【通算記録】 | NPB.jp 日本野球機構
いろいろありましたが、おそらく現役選手で一番ファンに愛されているのが新井選手だと思います。
2016年のカープ
そんな新井選手がいる広島東洋カープですが、数年前までは5位が定位置でしたが、年々成績を上げてきています。毎年いいところまではいっては終盤息切れでダメ、という展開がなので、今年こそ優勝して欲しいところです。
そんなカープの注目ポイントを簡単に紹介したいと思います。
キクマルコンビ
近年のカープの中心的存在といえば、「キクマル」こと菊池涼介選手と丸佳浩選手です。
菊池選手はなんと言っても圧倒的な身体能力を活かした守備がハンパないです。
トリプルスリーを達成したヤクルト山田哲人選手と並んで「史上最高のセカンド」になる可能性が高い選手とまで言われています。
丸選手は走攻守とバランスが非常にいい選手です。広角に打てて、高打率の上に四球が選べて出塁率も高く、守備と走塁はタイトルを取っているほどのスペシャリストです。
2015年のカープはこのキクマル2人揃って不調になってしまったことで失速してしまいました。今年は好調を維持しています。
プリンス堂林
元TBSの枡田アナと結婚したプリンスこと堂林翔太選手が最近スタメンでそこそこの活躍を見せています。かつての新井選手と同じように若い頃から長距離砲として期待されている割には近年数字が残せていません。ただ、課題だった守備も守備範囲はトップクラスまで成長し、右方向に打球がグングン伸びていくバッターは数少ないので、そろそろ爆発してくれることを期待しています。(動画)
バズーカ鈴木誠也
まだレギュラーに定着できていないにも関わらず選手間投票で強肩1位になったこともある鈴木誠也選手は今シーズン覚醒する可能性があります。
引用:今年のトリプルスリーは広島から?内川に師事した鈴木誠也が覚醒宣言。 - プロ野球 - Number Web - ナンバー
右バッターでインコースを引っ張って全く切れない打ち方はホークス内川選手を彷彿とさせます。(動画)
東出選手の背番号を受け継いだ田中選手
一時代のカープの中心選手だった東出選手の背番号だった#2を受け継いだのは、プロ3年目の田中広輔選手です。
もともと守備には定評のある選手で、前述の菊池選手との二遊間で併殺を山を量産していますが、今年はバッティングも好調で1番ながら積極的な打撃で3割をキープしています。
全員が伸び盛り!
今回紹介した丸選手、菊池選手、田中選手は同年代で26,27歳、堂林選手は24歳、鈴木選手は21歳です。カープ女子に人気なのはこういった若い選手が思いきったプレーを見せてくれるところにあると思っています。
今年は絶対的なエースだったマエケンが移籍してしまったので投手陣にすごく不安がありますが、その分打線がカバーできると信じています。昨年はそうやってスワローズが優勝しました。今年はカープの番です。
不祥事が相次ぐ球団に負けるわけにはいきません。今年は広島東洋カープを応援しましょう!
ということで、カープについてでした。