Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はバスケットボールの「bjリーグ」の観戦記を書きたいと思います。
写真は会場横に無料で開放されているパブリックビューイングの様子です。
bjリーグとは
bjリーグとは2005年にスタートしたプロバスケットボールリーグです。
日本には2つのバスケリーグがあり、bjリーグとは別に「NBL(Japan Basketball League)」というリーグがあります。もともとは「JBL(Japan Basketball League)」1つのリーグでしたが、プロ化やエンターテイメント性を重視したリーグ設立のために数チームが抜けてプロチームで構成されたbjリーグができました。
その後、JBLはNBLとなり、企業チームとプロチームが混在したリーグになります。
NBAにいた田臥勇太選手が所属する栃木ブレックスはNBLのチームです。
引用:田臥勇太がNBA日本公式フェイスブックページに登場 | NBA Japan
五十嵐圭選手もNBLのチームに所属しています。
一方、bjリーグは引退していますが、元代表の長谷川誠選手ぐらいでしょうか。
引用:秋田ノーザンハピネッツ☆長谷川誠選手プレイングマネージャー契約基本合意のお知らせ | 秋田ノーザンハピネッツ公式ブログ | スポーツナビ+
bjリーグはプロチームということで地域に根付いたチーム活動をしています。
所沢では「埼玉ブロンコス」が、ライオンズやレッズの影で頑張っています。
bjリーグ プロバスケットボールチーム 埼玉ブロンコス OFFICIAL WEB SITE
自分の地元である富山には「富山グラウジーズ」があります。
富山グラウジーズ|プロバスケットボールチーム(bjリーグ所属)
そんなjbリーグとJBLですが、2016年の秋から統合して「B.LEAGUE」になります。
過去にいろいろな対立があった2つのリーグですが、元Jリーグチェアマンである川淵三郎さんの力によって1つになりました。(双方和解というわけではなくまだまだ問題がありますが)
ということで、2015-16年シーズンはbjリーグ最後のシーズンであり、2016年2月14日と15日に行われたのが最後のファイナルズ(準決勝&決勝)となりました。
これまで何度かbjリーグは観戦したり、あるチームにインターンしていたりしていましたが、ファイナルズは観たことはなく、ちょうどよく地元の富山グラウジーズが進出したということで、今回有明コロシアムに観戦に行ってきました。
実はこの「RED ZONE」のPC版の「赤メインに黒、アクセントに黄色」というデザインは富山グラウジーズをイメージして作ってあります。
観戦してみた結果
結果、かなり面白かったです。 贔屓チームの富山グラウジーズが勝ったからというのもありますが、何より応援している人の熱量が感じられたのがよかったです。
準決勝とは言え、富山のチームと秋田のチームが東京で試合するということでそこまで熱狂的なことにはなっていないだろうと多少ナメていました。
しかし、会場を入った途端、富山のチームカラーである赤と、秋田のチームカラーであるピンクで埋め尽くされていました。遠方から駆けつけ、みんなチームTシャツ着て応援していることに驚きました。もっとほのぼのやっているかと思っていました。
バスケ会場の一体感
これはbjリーグに限ったことではありませんが、バスケの試合会場は室内でそこまで箱が大きくないので、一体感がハンパないです。
バスケは攻守の切り替えが激しく、オフェンスでもディフェンスでもコールを変えながら絶えず声を出しています。感覚的には会場にいる9000人のうち半分以上が両チームどちらかの応援団だったと思います。周りが盛り上がっていると否応なく盛り上がれますし、いつのまにか同じようにシュートが入るか入らないかに一喜一憂しています。
サッカーや野球だと、あまり詳しくないと、展開が少ない時間帯に飽きてしまったり、イマイチ応援に乗っかれなかったりしますが、バスケだと試合時間もそこまで長くなく、自分が声出さなくても応援の一体感を感じることができるので観ていて楽しいと思います。
ただ、応援の音が大きすぎて隣の人と話すこともままならないので、デートとかには向かないかもしれません。
以下のリンクから試合のダイジェストを見ることができます。
欲しかったけど買えなかったグラウジーズのTシャツ
プロ野球ほどではありませんが、試合会場でいろいろなグッズを販売していました。
グラウジーズ富山のTシャツが欲しかったのですが、既に売れ切れでした。対戦相手の秋田や他のチームはまだまだ在庫があったので残念でしたが、グラウジーズが人気だということなので、それはそれで少し嬉しくもあります。
各チームのグッズの他にもAND1のシューズやDADAのボールなどが安売りしていました。室内の練習用にバッシュが欲しかったのです、混雑していたので見送りましたが、こういうのはなかなか嬉しいです。
ちょっと残念だったこと
久しぶりにバスケ観戦して楽しかったんですが、その一方でちょっと残念だと思ったことについても書きます。よかったよかっただけではフェアではないので。
ナビゲーションが全然ないorわからない!
今回、いろいろあって1Qの途中に会場に着いたんですが、まずは有明コロシアムの入り口がわかりませんでした。
帰り道で回り道したことに気が付きました。
会場に入ると自分の席がどこだかわかりませんでした。指定席のチケットが確保できず、自由席だったんですが、自由席がどこかわからず、スカスカになっていた自由席っぽいところに座りました。
試合後に実は指定席だったことに気が付きました。
非常に申し訳ないことをしてしまったのですが、本来なら自由席から入ってはいけない1階入り口でチケットを通されてしまったのが勘違いの原因でした。有明コロシアムに入ったのははじめてで全くわかっていませんでした。
再入場のときはチケット見せてるのにシカトされたり、なんだかなぁという感じです。
あと、全然関係ありませんが、天王洲アイル駅の乗り換えもわかりにくかったです。自分がダメなだけかもしれませんが、もっとデカデカと案内板がないと厳しいです。
スクリーンとMCがあまり効果的ではない
会場の真ん中にスクリーンがあるのですが、かなり見にくいです。
引用:bjリーグファイナル たかさんのマイペース/ウェブリブログ
白く見えるのは写真のせいではなく、実際会場でも同じように白く見えます。
【ありがとう&さようなら】続いて、ファイナルの写真を掲載していきます。#最後のbj pic.twitter.com/ZCUjakMcbX
— プロバスケ bjリーグ (@bj_league) 2016年5月15日
もともとこういうものなのかわかりませんが、スクリーンがあまり試合演出において役に立っていないように感じました。
また、ハーフタイムなどに応援イベントなどもあるんですが、MCはほぼ何言ってるかわかりません。両チームのブースターが一緒に盛り上がる企画やっていてもMCの企画説明が聞き取れず、乗れませんでした。
たぶん、その一つはこの「バスケット家」という復活企画だと思います。
プロバスケットボール bjリーグ公式ブログ : 「バスケット家」キャンペーンがスタート - ライブドアブログ
MCの企画説明がわからないからスクリーンを見ると白いなかにうっすら「バスケット家」と書いてあるだけで、なにがなんだか。
以前、富山でホームゲームを観に行ったときはMCがうまくて、試合演出がすごく気に入った記憶があるので、有明でのセントラル開催というのが原因なのかもしれません。
バスケの試合について
運営についてはあんまりいい気はしなかったのですが、試合はすごく楽しかったです。
特に#1のデューク・クルーズ選手が面白かったです。試合終盤でリードしているにも関わらず速攻のタイミングで自分にパスが出ないとふて腐れるような態度を取って、やっとボールが回ってくると強引にダンクにいく感じ、チームメイトだとムカつきますが観ている分にはよかったです。
試合内容については、バスケは素人なので詳しくわかりませんが、主力となる外国人フォワードがフリースローをほとんど外さないというのが大きかったように思います。
残念ながらグラウジーズは決勝で沖縄に負けてしまいましたが、これからのB.LEAGUEでも常勝チームになって富山のアイデンティティになるようなチームになって欲しいと思います。
もう一つのバスケリーグであるNBLは、まだプレーオフの最中です。
ファイナルは5月28日(土)~30日(月)に大田区総合体育館、6月4日(土)~5日(日)に国立代々木競技場第二体育館で、3戦先勝で行われるそうです。
千葉ジェッツに小学校、中学校と一緒に野球してきた1つ上の先輩がいるので勝ち進んでいるようであれば観に行きたいと思っていたんですが、負けてしまったようなので、田臥選手を観に行くかもしません。
とにかくいろんなスポーツを観るとおもしろいです。
ということで、bjリーグファイナルズ観戦記でした。