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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~My Weapon is untiring K.U.F.U.~

NFLキャンプに密着した「ハードノックス(Hard Knocks)」が面白い!

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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回は、NFLのキャンプに密着したテレビ番組「ハードノックス(Hard Knocks)」について書きたいと思います。

http://i.lv3.hbo.com/assets/images/series/hard-knocks/articles/150527-hard-knocks-houston-texans-300.jpg

 

引用:Hard Knocks | HBO Sports Goes Inside the NFL

 

「ハードノックス(Hard Knocks)」とは

「ハードノックス」とは、毎年NFLのチームのトレーニングキャンプに密着してドキュメンタリー番組のことです。

 

日本で言うと、「情熱大陸」や「ZONE」みたいな感じです。こちらは1人に密着しますが、「ハードノックス」はチーム全体に密着するので、群像劇になります。

www.nfljapan.com

nfljapanblog.com

 

「Hard Knocks」というのは「苦難」という意味だそうです。

 

毎年恒例になっているようですが、カメラクルーが常に張り付いていて練習の邪魔になったり、プライバシーの問題があったりと、チームはあまり歓迎していないようです。

www.afnjapan.com

 

「彼らはロッカールームにいる資格がない」と言って決してカメラのほうを向かない選手もいるそうです。

 

選手やチームにとっては迷惑かもしれませんが、見ている側としてチームの内部までいろいろが見られるというのはかなり面白いです。

 

あまり違法動画をオススメしたくはありませんが、下記リンクから日本語字幕付きの動画を見ることができます。 

ハードノックス@マイアミ・ドルフィンズ 2012 part1 1/5

ハードノックス@シンシナティ・ベンガルズ 2013 part1 1/5

 

YouTubeで「Hard Knocks」と検索すれば公式動画、違法動画、たくさんあります。

www.youtube.com

 

ただ、自分の英語力だと字幕なしでは会話の内容がわからないのでちょっと眠くなってしまいました。

 

なので、上の字幕ありの2つの動画を見た限りですが、3つの注目ポイントについて書いていきたいと思います。

 

多種多様なNFLプレーヤー

NFLには全米からフットボールエリートが集まっていると思いきや、いろんな選手が集まってきます。アメフト未経験のラクロス選手や高校以来フットボールをやっていないバスケ選手、ラグビーのオーストラリア代表選手など、経歴も国籍も多種多様です。

 

そんな選手達がどのようにチームにフィットしていくのか、もしくはコーチ達がフィットさせていくのか、というのに注目です。

 

http://www.nfljapan.com/images/headlines/201602/12/73821/66327_photo01.jpg

引用:NFL JAPAN.COM|1年目は不発だった元ラグビー選手、来季もNFL挑戦続行

 

熾烈なロースター争い

NFLのトレーニングキャンプでは、80人の選手が参加しますが、開幕までに2回の削減があり、レギュラーシーズンの選手登録枠(ロースター)である53人まで減ります。

NFL JAPAN.COM|観戦ガイド

 

キャンプとプレシーズンマッチで27人の選手がクビ(いろいろと保留制度もありますが)になります。この厳しい開幕ロースター争いに勝ってはじめてNFLプレーヤーになることができます。

 

1ヶ月続く厳しいキャンプを一緒に過ごした仲間がどんどんチームから離れていく様子も「ハードノックス」で見ることができます。

 

プロ野球であれば3年間ぐらいはクビにせずに我慢してもらえますし、メジャーリーグであればマイナーリーグから這い上がれるチャンスがあるのに対して、NFLでは即戦力としての存在価値が常に求められてしまいます。

 

あるドラフト外の選手はキャンプ初日に、同じポジションでベテラン選手を獲ったからと解雇されてしまいます。そして、そのベテラン選手もプレシーズンマッチ途中でコンディションが上がらないということで引退を決意しチームを離れます。

 

そういう競争原理の上に成り立っているからこそのNFLというわけです。

 

コーチのチーム作りでの葛藤

キャンプで誰が戦力になるのか、誰をクビにするのかを決めるのはコーチの仕事になります。各ポジションにコーチがいて、そのコーチの意見をもとにヘッドコーチが最終判断を下します。

 

クビを言い渡すときには、電話でヘッドコーチのもとへ呼ばれます。そのときに、必ず「iPadとプレーブックを忘れずに」と言われるのが印象的でした。

 

これは、チームを離れる選手が外部に情報を漏らさないようにするための配慮です。この言葉がそのまま「クビを言い渡される覚悟をして来い」を意味することになります。

 

「ハードノックス」ではヘッドコーチが選手に直接クビを言い渡すシーンも見ることができます。そんな貴重なシーンを見ることができる嬉しさと、そんなシーンまでカメラに撮られてしまう選手への同情とで複雑な気持ちになってしまいます。

 

チーム作りという点では、同じポジションのなかで誰を落とすのか、誰をデプスチャート(出場の優先順位)の上にするのか、コーチは終始悩むことになります。

 

ポテンシャルは間違いないが途中参加でプレーブックの記憶が怪しいQB、パスが下手だが走れるQB、怪我さえなければ1番手にしたいと思っていたQB、年俸交渉が長引いていつ合流できるかわからない新人QB、この内誰を起用して、誰をクビにするか、といった具合です。

http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ec/1cfb4b97e6cb21f852b9d49366d220da.jpg

引用:#17 ライアン・タネヒル - Crazy Dol-Fan Diary

 

あと、印象的だったのは、コーチの会議のなかで言った一言です。

 

「あいつは5,6回も前の組みがプレーしているのに、さもはじめてかのようにプレーする」

 

ダメなヤツあるあるですよね。

 

NFLでもこういった基本的なことができる選手が生き残るんでしょうね。

 

以上、この3つを注目して「ハードノックス」を見るといいのではないかな、と思います。もしかしたら、NFLを見る目が変わるかもしれません。

 

ということで、「ハードノックス」の紹介でした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)