Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)
今回は2019年6月17日(月)に行われる第41回パールボウルについて書きたいと思います。
引用:https://second-effort.com/game/pearl-bowl/
パールボウルとは
パールボウルとは、社会人アメフトリーグ「Xリーグ」における春シーズンの東日本チームチャンピオンを決める試合です。
いろいろとわかりにくいのですが、「Xリーグ」は基本的に秋シーズンがメインとなっており、春シーズンは東日本の西日本のチームが別々に試合を展開しています。
秋シーズンは東と西が混ざって試合を行い、12月にはXリーグチャンピオンを決める「Japan X Bowl」、1月にはXリーグチャンピオンと大学生チャンピオンが対決する「ライスボウル」が開催されます。
以前では春シーズンは小手調べ程度にしておいてシーズンへの調整的な位置づけのチームもあったように思いますが、最近ではレギュレーションの変更などもあり「パールボウル」やそこを目指す試合も盛り上がってきているように感じます。
前回大会の試合動画は下で見ることができます。
第41回パールボウル
今回のパールボウルの対戦カードは「IBM Big Blue」vs「オービックシーガルズ」となりました。
3年連続で同一カードとなり、過去2回はオービックシーガルズが勝利しています。過去の試合はレビュー記事を書いています。
ハーフタイムスペシャルゲスト
試合は毎年のように楽しみではありますが、試合観戦にはそれ以外の楽しみもあります。
恒例の「ハーフタイムショー」です。
ハーフタイムショーといえばアメリカのNFLスーパーボウルで、毎年ビッグゲストが圧巻のパフォーマンスを見せてくれます。
日本のボウルゲームもそこと比べてしまうと雲泥の差がありますが、徐々に頑張っている感じがあります。
結構前ですが、ブレイク以前の乃木坂46だったり、中川翔子だったり、アメフトファン以外の方々を集めるようなゲストを呼んで盛り上げていた印象があります。。最近だとMay J.やDA PUMPが来て広い世代に渡ってかなり盛り上げてくれています。
前回のパールボウルでは、デーモン閣下が登場しました。これはこれでネット上では信者の方々が盛り上がっていました。
さて、今回のスペシャルゲストですが、なかなかびっくりしました。
変面師の「彩華」さんです。
以下、上記のXリーグのパールボウルHPより紹介文を引用します。
踊りながら一瞬で面を切り替える華麗なパフォーマンスで、中国では門外不出の秘芸として知られる「変面」が東京ドームに初登場!中国600年芸の継承者、女流変面師「彩華(さやか)」によるエキゾチックなパフォーマンスをお楽しみください。
自分は変面のことは知っていましたが、不勉強で申し訳ないのですが「彩華」さんのことは存じ上げませんでした。調べてみると、最近テレビにも出られているような方でした。
正直な感想
東京ドームでも大一番のハーフタイムショーのスペシャルゲストは変面師と聞いたときの感想は、「どういうセンスしてんだろう?」でした。
変面や彩華さんを見下すつもりは一切ありませんが、どうしたって広い東京ドームで顔が変わったこともわからない距離にいるところでやるハーフタイムショーには向いていません。観客はみんなバックスクリーンにあるビジョンを見て驚けばいいんですかね。目の前にフィールドで1人踊っている方を差し置いて。
しかも、その前なのか後なのかわかりませんが、恒例のチアリーダーによるラインダンスがあります。そうなるとなおさら芸が小さく見えてしまうこと必至です。
どういう経緯でゲストが決まったのかわかりませんが、いったい誰が得するのか自分にはいまいちピンと来ません。
そもそも特設ホームページのイベントページには1週間前になっても「Coming Soon...」とだけしか書かれていません。4日前になってやっと更新されました。このへんのクオリティはいつも通りのXリーグではありますが、残念としか言いようのない展開です。
どんなゲストがいいのか
ではボウルゲームにどんなゲストが適任なのか、概ね3パターンが考えられると思います。
1つ目は圧倒的な知名度があって出てくるだけで盛り上がるような人、もしくは熱狂的なファンがいる人です。DA PUMPはもちろん、中川翔子や乃木坂46はこれにあたります。
会場の盛り上がりもそうですが、ある程度ゲストに興味持ってもらうことで集客が見込めます。
2つ目は動きの大きなパフォーマンスができる人です。東京ドームで単独でやることになるので動きが映えないとどうしてもイマイチに見えてしまいます。ラインダンスはこれです。
3つ目は歌唱力や演奏力が高く絵面以外で魅せることができる人です。フィールドでこぢんまりやっていてもいい曲が聞こえてくれば否応にも盛り上がることになります。過去のゲストでいうとLittle Glee MonsterやMay J.が当てはまります。
NOKKOのときは演出もちゃんとあって盛り上がった感じがしました。
ただ、近年はテレビ映えやSNS映えを重視するというパターンもあるような気がします。
具体的に誰かというのは挙げられませんが、現地観戦の人たちは置いといて中継やSNS配信で見ている人に向けて話題性のあるようなパフォーマンスをする人を呼ぶパターンがあるのではないかと思います。
彩華さんについて、もしかしたらこのパターンなんじゃないかと考えました。ただ、放送の予定については「インターネット放送も含め、調整中」なんですよね。
ということは、実は圧倒的な人気がある人なのか、それとも変幻自在の演出で動きの大きな変面ショーが見られるのか。
当日どんな感じになるのか、Xリーグは「ドキドキポイント」の1つとして紹介していますが、本当にハーフタイムショーとして成立するのかドキドキです。
ハーフタイムショーのゲストについて、個人的な希望を書くならば、アメフトなんて所詮マイナースポーツなので安いポップカルチャーやメインカルチャーよりもサブカルチャーな文化と結びつくほうがショーとして深化していくのではないかなと感じています。
もはやサブカルとは言いがたいですが、ヒップホップとか。アイドルでもいいです。
アメフトのハーフタイムショーといえば○○みたいな感じでブランディングしていかないと、よほどの大物ゲストが呼べたときぐらいしか興味もってくれないような気がしています。
FC東京は毎回東京スカパラダイスオーケストラを呼んでライブやっていますよね。浦和レッズに無視されたけど。
あとは、もう東京ドーム全体へのショーというのをラインダンスに絞って、それぞれのチームの「応援ゲスト」ということで、それぞれの観客席に向かってパフォーマンスをするという手があると思います。
いろいろとコストはかかりそうですが、しょぼく見えてしまうのを避けられますし、チアの応援で使っている音響使って爆音でやれば絶対盛り上がります。
どっちのゲストが見たいかで自チームの応援席の人数が変わってくるのもおもしろいかもしれません。
でも、なんだかんだで変面ショーが楽しいかもしれません。当日を期待しましょう。
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ということで、第41回パールボウルについてでした。