Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はプレーブックを作るのに便利な無印良品の「4コマノート」について書きたいと思います。
4コマノートとは
「4コマノート」とは無印良品で発売されているノートで、1ページに四角が8個書かれています。
一時は発売中止になっていたのですが、どうやら何度かの限定発売を経て、発売復活したようです。
いつ発売が終わってしまうのか不安で、見かけるたびに買っていたのでまだ1冊使い切っていないのに2冊予備があります。たぶん5冊ぐらいは後輩にプレゼントしていると思います。
特徴
安い
4コマノートの特徴を挙げるとすると、まずは「安い」ということです。
1冊100円です。88ページに8個の四角があるので、700個近くのプレーを書くことができます。
発売中止になっている期間ではなかなかの値段で売っていたようです。下のリンクでは1冊580円で売っています。
アイディア出しというのは基本的には量を出していくことで質を高めていくところがありますので、ひたすら思いついたプレーを書いていくというスタンスで、どんどんこのノートに書いていくことができます。
4コマノートにアイディアをたくさん書いておいて、そのなかから使えるものを選んでいくというプロセスがいいと思います。
また、1ページに8個のコマがあるのでアイディア出しをするときに「8個埋める」という意識が働くので便利です。
これは清宮選手で有名になった「マンダラート」と同じ要領で、どうにか8個を埋めることを目標にアイディア出しをしていきます。出さなくてはいけないという強制力が思わぬアイディアを生むことがあります。
これを利用して、1ページずつテーマを決めてコマを埋められるよう8個、あるいは16個を目標にプレーを作っていきます。
テーマというのは、例えば「トライフォーポイント」とか「相手ディフェンスが2-2 ZONE」というようなシチュエーションであったり、「ランプレー」とか「ドラゴンフライ 右ツイン」というようなプレー分類だったりフォーメーションです。
アイディア出しなので、もっと細分化してもいいかもしれません。16個出せそうもないようなテーマを設定して置いて無理矢理16個出すのがおもしろいと思います。
弱い
逆に弱点となるのが、すぐにボロボロになるということです。
ペラペラの紙で簡単に留まっているだけなので、どこでも持ち歩いて使っているとスグにボロボロになってしまいます。自分はMDノートのブックカバーを使って多少汚れないようにはしていますが、基本的にアイディア出しのためのものなので、あまり気にしていません。
コマが小さい
フラッグフットボールではプレーヤーは5人なので、4人分のパスコースを書く分にはちょうどいい大きさなんですが、タッチフットボールのように6人と人数が増えたり、ディフェンス合わせて10人を書き込むようなときは少しコマが小さく感じるかもしれません。
スカウティングにも
プレーブックのアイディア出しに有効ですが、対戦相手のスカウティングをするときにも4コマノートは便利です。
対戦相手や研究相手がどんなプレーを使っているのか、というのを羅列的にメモすることができます。前述と同じようにシチュエーションごとにページ分けて書き込んでいけばあとで見直すときにわかりやすいです。
まとめ
フラッグフットボールではQBによっては、プレーブックを使わずにその場で思いついたプレーを伝えるだけの場合もありますが、個人的には可能な限り準備しておいたほうがいいと思っています。
単純な話、10秒そこそこで考えつくプレーよりも4コマノートを使ってひたすらアイディア出しして、そこから取捨選択したプレーのほうが絶対的に信じられるからです。
そのときそのときで状況が違うというなら、それはその状況を想定できなかったという準備不足だと自分は考えています。
「フットボールは準備のスポーツ」なんてよく聞きますが、4コマノートはその準備のクオリティを上げるために有効なツールだと思います。
ということで、4コマノートについてでした。