Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)
今回はNFLチーム密着ドキュメンタリー番組「オールオアナッシング(ALL or NOTHING)」のシリーズ第3弾「ダラス・カウボーイズ」編について書きたいと思います。
引用:Watch 'All Or Nothing Season 3' on Amazon Prime Instant Video UK - NewOnAmzPrimeUK
シーズン3がついにリリース
NFLファン待望の第3弾がついに視聴可能となりました。
シーズン1はアリゾナ・カーディナルス、シーズン2はロサンゼルス・ラムズでした。
続いてシーズン3の密着チームが「ダラス・カウボーイズ」と発表されてからかなりお預けを食らいました。その間に「ミシガン大学ウルヴァリン」やラグビーのニュージーランド代表「オールブラックス」が配信されました。
この2つの番外編はカレッジフットボールやラグビーというNFLとは違った世界を見ることができたのでかなり面白かったのですが、最終的にはやっぱりNFL編が見たかったというのが正直なところです。
2017年のダラス・カウボーイズ
今回のタイトルは「ダラス・カウボーイズの葛藤」となっています。アリゾナ・カーディナルスは「挑戦」、ロサンゼルス・ラムズは「軌跡」だったので、少しネガティブな感じになっています。
アリゾナ・カーディナルスはプレーオフまで進んでの敗退、ロサンゼルス・ラムズはフランチャイズの変更というのが大きな軸としてありましたが、勝てそうで勝てない、そんな振るわない戦績というのが軸になるのかもしれません。
それぞれのエピソードのサブタイトルはこんな感じになっています。
- 指導したくなるチーム
- 集中こそすべて
- 不吉な前兆
- ハッピー・ハロウィーン
- 自分たちのありたい姿
- ダラスでの感謝祭
- 瀬戸際
- 天国と地獄
今回は2017年を密着しています。この前年2016年シーズンのダラス・カウボーイズは13勝3敗というかなりの好成績を残して、地区優勝を果たしています。その原動力になったのが2人の新人オフェンスプレーヤーです。
Dak Prescott
引用:The Unforgivable Blackness of Dak Prescott – BEN YISRAEL – Medium
新人QBであるダッグ・プレスコットはトニー・ロモの故障によって開幕戦からスターティングメンバーとなり、多くの新人記録を更新し、チームをプレーオフにまで導きました。
プレースタイルとしてはポケットパッサーではあるものの、スクランブルもできるバランス型な印象があります。ダラス・カウボーイズのOLが強力だったので安心してパスに集中できるという環境のなかでの活躍だったように思います。
Ezekiel Elliott
引用:NFL’s Dispute With Ezekiel Elliott Flags Issue In NJ Sports Betting Case
プレスコットはいろいろと事情があってドラフト4巡目全体135位で指名を受けてダラス・カウボーイズに入団していますが、エゼキエル・エリオットはドラフト1巡目全体4位で指名を受けており、その年のRBで一番最初に指名されています。
大きな期待を受けて入団したエリオットは15試合で1631ラッシングヤード獲得、15TDの好成績を残しチーム躍進に貢献しました。
プレースタイルとしてはパワー系でしょうか。タックルされても簡単に倒れずに前に進んでいくプレーが印象的です。
このルーキー2人の活躍によって2016年のダラス・カウボーイズはディビジョナル・プレーオフまで進みました。
今回はその前年の好成績を受けての2017年シーズンについてです。
実際のところどうなったのかは調べればわかりますが、ここではネタバレになるので記述を避けておきます。知りたい人は下のリンクから見られます。
中心人物
まだ内容を見ていないので何とも言えませんが、毎年HCや中心プレーヤーが密着の中心になるので紹介しておきます。
Jerry Jones
引用:Pro Football Hall of Fame 2017: Why Jerry Jones belongs with NFL's greats | NFL | Sporting News
ダラス・カウボーイズは「最も価値あるスポーツチーム」にて2年連続でトップに輝いており、ニューヨーク・ヤンキースやマンチェスター・ユナイテッドを5億ドル以上の差をつけています。
そんなダラス・カウボーイズのオーナーは石油や天然ガスの鉱物資源を開発する事業で億万長者となったジェリー・ジョーンズです。NFLに一番影響力ももつ一人で、いろいろと物議を醸しだすことも少なくありません。
Jason Garrett
引用:Cowboys’ Jason Garrett wins coach of year, ranked 17th best head coach by CBS
ヘッドコーチはジェイソン・ギャレットです。2010年途中からHCとなり、2016年は「NFL Coach of the Year(最優秀コーチ賞)」を獲得しています。選手としても2度スーパーボウルを制覇しています。
Dez Bryant
引用:6 teams who should sign Dez Bryant
ダラス・カウボーイズの中心選手というと、前述したプレスコットやエリオットが挙げられますが、それ以前であればNFLナンバーワンのWRの「デズ・ブライアント」が挙げられます。ピークを過ぎてしまった感があり、近年ではあまり目立った活躍をすることができず、2017年シーズン後にリリースされてしまいました。
能力的には衰えていても、かつての中心選手であり、ベテラン選手であるデズ・ブライアントがチーム内でどのような役割を担っていたのか注目してみてみたいところです。
翻訳
実は今回、この「オール・オア・ナッシング」シーズン3の翻訳をしている方から問い合わせがあり、適切な翻訳を教えて欲しいという依頼が届きました。
かねてよりこのシリーズの翻訳には不満がありましたが、予想通りアメフトのことをほとんど知らない方が翻訳しているみたいです。しかも、かなり厳しいスケジュールで。
そうなると所々おかしな翻訳になってしまうのも仕方がないかなと思えてきました。字幕がおかしくても英語聞いていればだいたいは本当の意味はわかりますし。
ただ、アメフトを知っている人が最終的に監修というかたちでチェックしてくれないとおかしなことになりかねないのでそのへんはAmazonにしっかりやって欲しいです。
マンチェスターシティ?
偶然を見つけたんですが、サッカーのマンチェスターシティに密着したシリーズも出るみたいです。
ということで、「オール・オア・ナッシング」シーズン3についてでした。