RED ZONE

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

RED ZONE

フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~My Weapon is untiring K.U.F.U.~

チーム作りに役立つマンガ「ラストイニング」のDCM理論

その他
 あとで読む

Sponsored Link

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回は、マンガ「ラストイニング」に登場する「DCM理論について書いていきたいと思います。

http://blog-imgs-30.fc2.com/d/i/a/diaborokk/DSC00036.jpg

引用:http://diaborokk.blog35.fc2.com/blog-entry-15.html

 

マンガ「ラストイニング」

ラストイニングとは2015年までビックコミックスピリッツで連載されていた監督を主人公とした高校野球漫画です。

ラストイニング コミック 全44巻完結セット (ビッグコミックス)

ラストイニング コミック 全44巻完結セット (ビッグコミックス)

 

ストーリーとしては、弱小高校に破天荒な監督が現れて画期的な戦略戦術で強豪校を倒していく、という王道モノです。

 

ただ、人気サッカー漫画の「ジャイアントキリング」と同じように非常に現実から大きく乖離せず、理論も実践的で野球を現役でやっている人はとても参考になります。

 

qboekendorp.hatenablog.com

 

その理論の根本にあるのがアンチスポ根です。

 

主人公である監督は就任早々、3つの言葉を部員に禁止させます。

 

それは、さわやか、ひたむき、正々堂々です。

 

他にも出てくる考え方や理論を挙げていったらきりがないですが、自分は、とことん考えて、腹黒くプレーするというのは勝つための基本だという持論をこの漫画を読んでさらに強固にしました。

 

DCM理論

主人公の監督はそういったアンチスポ根的な指導をするためにDCM理論で選手たちを3つに分類していきます。

 

D…Dog

C…Cat

M…Monkey

 

このイヌ、ネコ、サルの3つの動物を選手たちにあてがっていきます。それぞれ下記のような特徴があります。

  

D…従順で指示には忠実に従おうとする。

C…感情派で気分屋。なにごとも自分のペースで好きなようにやりたがる。

M…理論派で考えて工夫してやっていく。納得しないとやらない。

 

これはどれがいいとか、どれがダメという話ではありません。

  

あくまで性格の分類であり、「誉められて伸びるタイプ」や「叩かれて伸びるタイプ」みたいなものと似ています。

 

Dタイプは誉めて伸びるタイプですが、Cタイプは誉めるにも叩くにも注意が必要になります。そういった性格のタイプをもとにどのように接していくのか、どのようにコントロールしていくのか、というのが「DCM理論」です。

 

マンガではDタイプの滑川がキャプテンとして監督の指示を忠実に聞いてチームを引っ張り、Mタイプの八潮がキャッチャーとしてエースでありCタイプの日高をリードしています。

ラストイニング(7) (ビッグコミックス)

 

どう活かすのか

DCM理論を使って練習や組織作りを円滑にすることができます。

 

一番違いがあるのが、新しいことを導入するときの伝え方です。

 

Dタイプが相手であれば「これはこう!」とシンプルにやることだけを伝えた方が余計なことを考えないで得策かもしれません。

 

相手がMタイプであれば、なぜ新しいことをするのか、意図はなにかをしっかりと説明することで効果的に伝わるかもしれません。

 

Cタイプについては難しいですが、新しいことを導入することによってどう変わるのかを話すことで高いモチベーションで実行してくれるかもしれません。

 

それぞれのタイプによって効果的な説明の仕方、アプローチの仕方が違ってくるので、DCMごちゃまぜで説明していくよりもそれぞれのタイプごとに説明していった方が効果的になります。

 

自分のチームでいうと誰が何タイプ?

ラストイニングのように自分の知らないところで「あいつはDタイプかな」みたいな感じで分類されて、うまく使われるのはいいですが、表立って「お前はCタイプだ」みたいなことを言われるとあんまりいい気分にならないような気がします。

 

なので、どちらかというと自分をどう自覚しているのか、というのが重要なのかもしれません。

 

自分はDではないと思っています。CタイプなところとMタイプなところがありますが、自分がQBやリーダー的な立ち位置であればMタイプだし、そうじゃなければCタイプかな、という感じだと思います。そういう流動的なところがCタイプなのかもしれないですが。

 

自分のチームメイトを考えてみると、作戦やシチュエーションなどを考えてやっている数名がMタイプ、それに従ってよくわかってないけどやってるDタイプ、そもそも試合に来るのかどうかわからないCタイプとなんとなく分類が浮かびます。

 

チームが上達するためにはMタイプのほうが理論的で都合いいような気がしてしまいますが、そうでもなく、たくさんのMタイプがリーダーシップを発揮してしまうとチームとしてのまとまりに欠けてしまいます。ちゃんと追随してくれる存在がいてこそのリーダーシップなので、Dタイプがあることが非常に重要になります。

 

また、Cタイプも一見めんどくさそうに思えますが、感情派らしくチームの雰囲気や試合のムードを変えてくれる力を持っていることが多いように思います。チームとしてCタイプが力を発揮できる環境にあると強くなるはずです。

 

こういった考え方は組織論でも言われていて、元早稲田ラグビー部監督の中竹さんの著書が参考になります。

 

リーダーシップからフォロワーシップへ

リーダーシップからフォロワーシップへ

 

 

基本的にリーダーシップをリーダーのみに依存せずに分担する、という考え方です。

 

「DCM理論」に照らし合わせると、Mタイプはリーダーシップを発揮しつつも、Dタイプはフォロワーシップを発揮しリーダーシップを強固にし、CタイプはイメージリーダーとしてMタイプを補助していく、というイメージです。

 

すべてがすべてこの理論が適用できるとは思いませんが、チーム作りの手助けになるように思います。

 

ということで、「DCM理論」についてでした。

 

ラストイニング(1) (ビッグコミックス)

ラストイニング(1) (ビッグコミックス)

 

 

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)