Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回は、NFLコンバインで行われている「3コーンドリル」について書いていきたいと思います。
引用:NFL Combine 101 | CXF | Culture Crossfire | culturecrossfire.com
コンバイン
「NFL スカウティング コンバイン(Scouting Combine)」というのは、ドラフト候補生を集めたテストみたいなものです。
テスト項目は以下のようなものになっています。
- 40ヤード走(10ヤード及び20ヤード通過時のタイムも参考値として計測される)。
- ベンチプレス(225パウンド=102キロのバーベルを反復して持ち上げる)。
- 垂直飛び。
- 立ち幅跳び。
- 20ヤードシャトルラン。
- 60ヤードシャトルラン。
- 3コーンドリル。
- 各ポジションごとの個別テスト。
- 面接(1チーム最大60人に面接可能)。
- 身体測定。
- 薬物検査。
- 怪我の有無。
- サイベックステスト(関節の柔軟性を測定する。サイベックスはその際に用いられる機器のメーカー名である)
- ワンダリックテスト(知能テストの一種)
引用:NFLスカウティングコンバイン - Wikipedia
この項目がよければドラフトで指名されるというものはないですが、あまり注目されていなかった選手が40ヤード走でトップタイムを出して一気に注目株になる、みたいなことあります。
その逆で、数字を出してみると大したことなかったと評価を落としてしまう選手もいます。ずっと同じ項目で実施されているので、NFLトッププレーヤーが過去に出した記録と比較されたりもします。
3 Corn Drill
そんなコンバインのなかで、特徴的なのが「3コーンドリル」です。
この種目では、選手のクイックネスやアジリティが審査されます。
3つのコーンを下図のようにL字で5ヤード間隔に置きます。5ヤードを往復したあとに、L字を往復します。
引用:American Football Monthly - Drills Report: Conditioning Cadets
手動計測なので、ざっくりですがやってみたところ速くて8秒台出るか出ないかでした。
今回、最初の往復の仕方が微妙に違っていたのと地面が滑りやすかったので多少は遅いタイムが出てしまっています。動画では最初のコーンもまたいで回っていますが、実際は5ヤード地点に引いていあるラインをタッチすればOKみたいです。
たぶん、ふつうのフラッグフットボーラーであれば8秒台が出るか出ないか、ぐらいが一つの基準になると思います。
NFLプレーヤーだと、AJグリーンで6.91秒、トム・ブレイディで7.2秒、JJワットで6.88秒、ヴィンス・ウィルフォークで7.62秒です。
ウィルフォーク選手というのはこんな選手です。
引用:Former DT Vince Wilfork Breaks Out Overalls For New Ribs Promotion
5ヤードという短い距離でいかに加速するか、いかにスムースにターンができるかというのは結構実践的でトレーニングのしがいがある項目のように感じました。
個人的には、自分の走ってるフォームが酷すぎて落ち込みました。
みなさんも動画にとってやってみるといいと思います。
ということで、3コーンドリルについてでした。