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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

大西未来さんによるQB講座「強いパスを投げるためのポイント」

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Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)

今回は7月29日(日)に行われた大西未来さんによるQBクリニックについて書きたいと思います。

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QB CLINIC

7月29日(日)に慶應大学嵐が丘グラウンドにて女子カテゴリの試合と同時開催で、女子チームとそのチーム関係者を対象にしたクリニックを開催しました。

 

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QBとレシーバーにわかれて行われ、QBクリニックの講師は大西未来さんです。

 

大西さんの現役時代のポジションはQBで、Xリーグのヘッドコーチも経験されています。今回、「97's」でNFL FLAG大会にも参戦されています。

 

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今回、いろいろな縁がありまして、クリニックをしていただけることになりました。

 

クリニック動画

ということで、クリニックの様子を撮影した動画です。

 

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強いパスを投げるためのポイント

このクリニックを受けて、いくつかポイントを挙げていきたいと思います。

 

横隔膜あたりを意識する

強いパスを投げるためにはいくつかポイントがあると思います。

 

よく言われているのが、下半身で投げるということですが、もっとカラダの上の横隔膜あたりを意識することを強調されていました。

 

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普段なかなか意識しないところなので、いまいちイメージしにくいと思いますが、自分の感覚としては、腰と肩とを体幹によってつなげていくような感じのように思います。いくら下半身が使えていても上半身がそれについていかなければボールに強い力を与えることはできません。

 

大西さんの投げるときのフォームを見るとわかりますが、カラダの真ん中にしっかりと回転の軸ができているので、力が抜けていません。

 

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そういった感覚を持つためには下半身だけではなく、横隔膜あたりの意識が必要ということなのだと自分は解釈しました。

 

肘が伸びた状態でリリースするドリル

後ろの足をイスに乗せた状態でのドリルをやっています。

 

このときに、肘を伸びた状態でリリースします。イスに乗せている後ろの足は乗せているだけで、膝を伸ばして勢いをつけることはしません。

 

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フラッグフットボールのボールは比較的重たいのでカラダの遠くにあるとなかなかうまく動かすことは難しくなります。しかし、近いところで小さく投げてしまうと力が入りづらく強いパスを投げることができません。

 

後ろ足をイスに乗せて、左肩下がりになるので、思い切って遠くから前でリリースしないと真っ直ぐパスを投げることができません。このへんは自分が苦手な部分です。

 

投げられる体勢を作ってから投げる

非常に基本的なポイントですが、ドロップバックしたあとにしっかり横隔膜あたりを意識したスローイングができる体勢を作ることが必要です。

 

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最低限でラッシュを避ける

フラッグフットボールでは7ヤード離れたところからラッシャーが来ますが、ほとんどの場合直線的にフラッグを取りに来るので、大袈裟にたくさん避ける必要はありません。

 

素早く1,2歩だけ左右に避けて、投げられる体勢を保ったまま投げます。

 

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ショットガンでも同じようにドロップバックする

センターがQBに投げてスナップするショットガン(ロングスナップ)の場合、ラッシャーから距離ができる分、余裕ができてQBはその場でキャッチしてフラットな状態でターゲットを探しがちです。

 

しかし、その状態のままだとすぐに投げることができず、結果的にラッシャーに追い込まれていい体勢で投げることができません。

 

なので、基本的にはショットガンだとしてもセットバック(直接センターから手渡しするスナップ)と同じようにドロップバックをして投げるのが重要です。

 

左ロールでは前を向いて投げられるように動く

利き手側、右投げであれば右にロールする場合は投げやすいですが、左ロールをする場合には走っている勢いがスローイングに活かすことが難しくなります。

 

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なので、左ロールをする場合には注意が必要です。ラッシャーの動きによりますが、なるべく前向きに投げられるように動く必要があります。

 

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リリースポイントや目線で察知されないようにする

ディフェンスはQBの体勢や目線でどこにパスを投げるのかを察知します。

 

なので、なるべく投げる前のフォームを一定にしつつ、目線はターゲットに集中しないようにします。最終的にはパスによって投げるフォームは変わってきますし、目線もターゲットにいってしまいますが、なるべくギリギリまで察知されないようにすることでパスの成功率を上げることができます。

 

レシーバーがパスコースに走ってQBがパスを投げる練習をしますが、そのときにQBはレシーバーをずっと見てパスを投げがちです。しかし、試合中はそういった状況は避けなければいけません。

 

なので、自分は必ず一度全体を見てから、もしくは別のところを見てからレシーバーのほうを向いて投げるようにしています。場合によってはノールックで投げる練習もします。

 

BCAAを摂取

今回の大会のプレーオフや決勝大会は猛暑の中での実施となりました。

 

最後までバテずにプレーするためにBCAAを摂るそうです。自分も普段から摂っています。大西さんはどうやって摂取されているかわかりませんが、自分はエクステンドがおいしくてオススメです。

 

 

BCAAの効果については下記を参照ください。

 

 

投げ終わった後の体勢

クリニックのなかで話にはなっていませんが、自分は大西さんの投げたあとの体勢が印象的でした。

 

カラダがしっかりと回転しているので、投げ終わりに右足が前に出てきています。これは自分も意識しているところで、わざわざ前に出るように投げるというわけではなく、しっかりとカラダを使って投げられた結果としてそのようになる、ということです。

 

自分の感覚では、右半身と左半身が入れ替わるように回転して、右の腰が前に出てくるという感じです。手投げになってしまうと上半身だけが先行してしまって、腰や下半身が前に出ていきません。

 

このへんは投げているところを見ているだけで参考になりました。

 

QBクリニック@成田合宿

8月11日&12日に毎年恒例の成田での夏合宿を開催しますが、そちらに大西さんがお越しいただいてQBクリニック第2弾を実施する予定です。

 

成田合宿(NINERS & Brewers) - YouTube

 

そのときの様子もまた撮影してYouTubeにアップしたいと思っています。よかったらあらかじめチャンネル登録をお願いいたします。

 

 

その他のQB講座

この他にも自分がチームメイトにやったQB講座の動画も載せておきます。よかったら見てみてください。

 

www.youtube.com

 

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NISHI(ニシ・スポーツ) ゴリラゴールド 滑り止め(粘着剤)  T7896

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ということで、大西さんによるQBクリニックについてでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)