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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~My Weapon is untiring K.U.F.U.~

テキサンズQBオズワイラーがブラウンズへトレード

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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回はヒューストン・テキサンズのQBオズワイラーのトレードについて書きたいと思います。

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引用:The Houston Texans Need to Pull the Plug on Brock Osweiler

 

オズワイラー?オズウィーラー?

好きなQBランキングのなかでBrock Osweilerを10位に入れました。

 

その理由は推しチームであるヒューストン・テキサンズのQBであるから、というだけでしたが、今回のトレードによって完全に好きな理由がなくなりました。

 

脱線しますが、ずっと彼のことを「オズウィーラー」と呼んでいたのですが、NFL公式サイトでは「オズワイラー」と表記されているので、そっちに合わせます。

 

ブラウンズへのトレード

今回のトレードの相手はブラウンズです。ブラウンズはQB探しに躍起になっており、オズワイラー獲得にいたったみたいです。

 

 

ただ、もともと本命はニューイングランド・ペイトリオッツの控えQBであるガロポロということですが、ペイトリオッツもブレイディが怪我した場合に備えてガロポロは放出を躊躇っているようです。

 

 

なかなかの驚きな展開ですが、ブラウンズはオズワイラーを獲得しておきながらトレード、あるいは放出の可能性があるとのことです。

 

 

一番わかりやすい展開はオズワイラーとガロポロのトレードですが、オズワイラーがペイトリオッツにフィットする感じはしないので、可能性は低いように思います。ただ、この条件以外でもトレードが成立するようなことがあれば、リアルで「ドラフト・デイ」みたいな展開です。

 

 

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ドラフト指名権のトレード

上記の「ドラフト・デイ」でも出てくるのですが、NFLではドラフトの指名権をトレードすることができます。選手と選手だけではなく、例えば「来年のドラフト1巡目の指名権」と選手というトレードが可能です。

 

新人で有望な選手がいるから、その獲得のためにいま在籍している選手をトレードに出すという戦略はよく見られます。

 

今回のオズワイラーのトレードもドラフト指名権がトレードされました。

 

それぞれのチームが今回のトレードによって得たのは以下のようになっています。

 

<テキサンズ>

・2017年4巡目指名権

 

<ブラウンズ>

・2017年6巡指名権

・2018年2巡指名権

・オズワイラー

 

このトレードがなかなか衝撃的なのは一見等価交換に見えないところです。

 

というのも、オズワイラー抜きに考えて、「17年4巡目←→17年6巡目+18年2巡目」としても全然平等なトレードに思えます。2巡目指名権がかなり大きいので、テキサンズ側が損の可能性もあります。これにタダでオズワイラーをタダでわたすことになるので間違いなくテキサンズ側が損です。

 

サラリーキャップ

ただ、NFLが複雑なのが「サラリーキャップ」という制度があり、これがこのトレードに大きな要素になっています。

 

「サラリーキャップ」というのは、戦力を均衡させるための制度です。

 

 

ざっくり言うと、契約している選手の総年俸が制限されています。これによってお金があるところはどんどん補強して、お金がないところは活躍した選手を放出してばかりという日本のプロ野球みたいなことを防いでいます。

 

NFLのチームは補強するためには、いまいる選手をクビする必要が出てきます。

 

では、今回の場合、テキサンズはオズワイラーを放出すればよかったかといえばそうでもなく、困ったことにオズワイラーは2016年から4年82億円の複数年契約を結んでいます。

 

詳しい内容はわかりませんが、仮にオズワイラーをクビしたとしても残っている契約分を支払う必要があるので、サラリーキャップの問題は解決することができません。というわけで、オズワイラーは完全に不良債権となってしまっていました。

 

今回のトレードは、オズワイラーをブラウンズに放出することで年俸を肩代わりしてもらおうという意図でした。

 

交換条件

整理すると、上記の交換条件が以下のようになります。

 

<テキサンズ>

・2017年4巡目指名権

・サラリーキャップの余裕(1400万ドル)

 

<ブラウンズ>

・2017年6巡指名権

・2018年2巡指名権

・オズワイラー

・サラリーキャップの負担(1400万ドル)

 

テキサンズは補強のために余裕が欲しくてオズワイラーという不良債権を処理したい、ブラウンズはサラリーキャップに余裕があるのでそこを犠牲にしてでもドラフトの上位指名権が欲しい、という2チームの思惑が合致したことでトレード成立となったようです。

 

そもそもテキサンズはオズワイラーを複数年契約していなければドラフト指名権をトレードする必要がなかったわけで、そういった意味では不本意なトレードです。ただ、複数年契約を結んでしまったから無駄にしないようにオズワイラーを起用するというような過去に縛られたことはせずに、過去を考えずに今後のために最善を尽くすというのは評価できると思います。

 

(オズワイラーとの契約はオーナーの独断だったという話もあるので、このトレードで好転していくと思いたいというところはあります。)

 

どうなるテキサンズ

オズワイラーを放出したことでテキサンズはサラリーキャップに余裕がでました。残るQBはトム・サベージとブランドン・ウィーデンの2人だけです。この2人も悪くはありませんが、決してよくはないので補強するはずです。

 

その標的は、ダラス・カウボーイズのQBだったトニー・ロモと見られています。

 

 

また、シカゴ・ベアーズのジェイ・カトラーも退団したのでもしかしたら、と言われています。

 

 

どちらも数年前まではチームのエースQBとして活躍した実績がありますが、怪我しがちのベテランということで正直ワクワク感はありません。

 

 

ただ、あれだけワクワクしたオズワイラー加入が全くの失敗に終わったことがこのトレードの発端であることを考えると、あまり印象と感情で考えるのはよくないかもしれません。

 

このほかにテキサンズは、LBのJohn Simonがインディアナポリス・コルツへ、CBのA. J. Bouyeがジャクソンビル・ジャガーズへ移籍してしまいました。

 

 

2017年シーズンはJJワットが怪我から復帰して、リーグ屈指のディフェンスラインになると思いきや2人の移籍は少し不安要素ではあります。あと、クラウニーが何度目かの手術ということでポジるにはまだまだほど遠いテキサンズです。

 

 

とりあえず、トニー・ロモがテキサンズ加入ということになれば、好きなQBランキング10位に入れようと思います。ちなみに、「ドラフト・デイ」は好きなフットボール映画1位です。2位は「ルディ」ですかね。

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ということで、オズワイラーのトレードについてでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)