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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

社会人アメフト東日本チャンピオン決定戦 第40回「バールボウル」の注目ポイント&プレーヤー

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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回は6月28日(木)に東京ドームで行われる「第40回パールボウル」について書きたいと思います。

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引用:PEARL BOWL 特設サイト

 

「パールボウル」

あまりアメフトを知らない人には何のことやらさっぱりわからないと思いますが、アメフトでは大きな試合や記念ゲームのことを「ボウルゲーム」と呼びます。

 

「Take me out to the ball game」の「BALL(ボール)」と思いきや、「BOWL(ボウル)」です。

 

これはアメフトが行われるスタジアムをボウルに例えられています。NFLでは「スーパーボウル」、カレッジフットボールでの「ローズボウル」「シュガーボウル」などがあります。

 

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引用:https://nfljapan.com/feature/superbowl52

 

日本でもそれに倣ってそれぞれ大きな試合にはボウルゲームが命名されています。「どれが何だっけ?」となるのでまとめておきます。

 

大学チャンピオンと社会人チャンピオンがお正月に対戦するのが「ライスボウル」。

 

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引用:https://eplus.jp/ath/word/101718

 

社会人リーグ「X League」のチャンピオンを決めるのが「Japan X Bowl(通称JXB)」。

 

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引用:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b1783644

 

甲子園で大学生のチャンピオンを決めるのが「甲子園ボウル」。

 

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引用:http://www.koshienbowl.jp/2017/

 

クリスマスに高校生のチャンピオンを決めるのが「クリスマスボウル」。

 

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引用:http://kawasaki-fujimi.com/info/2017/12/18/1104/

 

前述した社会人アメフト「X League」は、JXB、ライスボウルと続いていく秋シーズンこそが本番なんですが、春シーズンは地域ごとにトーナメント戦などが行われています。「パールボウル」は東日本地区のチームによるトーナメントの決勝戦のことを言います。

 

 

「パールボウル」の命名の由来については、上記のホームページには下記のように紹介されています。

 

「パール(真珠)」は、日本の特産物であり、「6月」の誕生石でもある。また、日本の真珠は阿古屋貝に何年も抱かれて一人前に育つことなどから、「パールボウル」が日本におけるアメリカンフットボールの6月の大会として立派に成長する姿を真珠に託して命名された。

 

 

パールボウルまでの道のり

パールボウルまでは東日本の12チームが4ブロックに分かれて総当たり戦を行い、それぞれのブロックで1位になった4チームによるトーナメント戦が行われます。

 

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 引用:PEARL BOWL 特設サイト

 

今回、ブロック優勝して準決勝まで進出したのは下記の4チームです。

 

  • オービックシーガルズ
  • LIXIL DEERS
  • IBM Big Blue
  • ノジマ相模原ライズ

 

Aブロックは「オービックシーガルズ」と「富士通フロンティアーズ」という抜群の実績と実力がある2チームが対戦してつぶし合いの構図になりましたが、それ以外については順当に上位チームが勝ち上がった印象です。

 

対戦カード

ということで、今回のパールボウルは「オービックシーガルズ」と「IBM Big Blue」の対決になりました。

 

 

「オービックシーガルズ」については、過去にXボウル4連覇を成し遂げるなど黄金期がありましたが、近年は世代交代のなかでなかなか結果が出ていない印象です。ただ、前回のパウルボウルで優勝していますし、大会自力はもちろん「富士通フロンティアーズ」という強敵に勝って、次ぐ「LIXIL DEERS」にも危なげなく勝ってきた勢いには期待したいです。

 

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一方、「IBM Big Blue」については、前々回大会で優勝した実績に加えて、QB兼HCのケビン・クラフト選手、様々なメディアで目にする「NFLに一番近い男」WRの栗原嵩選手を中心とするオフェンス力には注目していきたいです。

 

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チケット

以前のパールボウルではとにかく東京ドームを埋めようとタダ券を大量に配っていましたが、近年ではそんなことはなくなりました。

 

タダ券で、アメフトを見たことにない人を誘って手軽に観戦してもらう、ということが難しくなってしまいました。ただ、これについてはちゃんとお金を取ってその上で人が集まるという状況に少しでも近づいているということなので、興行として発展していっているという点で評価できる変化かなと感じています。

 

席は、1F自由席、1F指定席、バルコニー指定席、プレミアムラウンジ指定(食事つき)の4種類があるようです。

 

普段自分は自由席で観戦していますが、今回は試しにということでバルコニー指定席で観戦しようと思います。

 

正直言うと、自由席のモラルのない席取り合戦にうんざりしています。毎年Twitterでいろいろと報告されています。そういった人への対策として「1F指定席」というのが最近設けられたみたいですが、「ライスボウル」では自由席と指定席に区切りがよくわからず、案内もよくわかりませんでした。

 

「あーこのへんめっちゃ空いてる。座ろー。ん?指定席なんてあんの?」

 

みたいな感じで混乱しました。もしかしたら案内が出ていたのかもしれませんが、散々酷い状況を見ているので、オフィシャルの指定席の区切りなのか、モラルハザードな席取りなのか、区別がつきません。今回、どんな感じで改善されているのかにも注目したいです。

 

注目ポイント

ここからは両チームの注目プレーヤーなどについて書いていきたいと思います。いままでのボウルゲームの観戦やハイライト動画から書いているので間違っていたらごめんなさい。

 

オービックシーガルズ

注目プレーヤーを挙げるとしたら、まずはオービックシーガルズのQB、スカイラー・ハワード選手#3です。

 

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引用:https://www.bbm-japan.com/_ct/17165808

 

ウェストバージニア大でエースQBとして活躍したプレーヤーだそうです。

 

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 動画では自らのランでもゲインを稼げるモバイルQBという印象ですが、今シーズンのこれまでの試合のハイライトを見ると、自ら走るというよりも巧みなポケットムーブでサックを避けつつ、ロングパスを投げ込むプレースタイルにも見えます。

 

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記事によると「ラッセル・ウィルソンが手本」とありましたが、アーロン・ロジャースみたいな理想的なQB感もあります。

 

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実際に全プレーを観てみたら印象が違うのかもしれないですが、非常に注目です。

 

あと、オービックシーガルズは、ケビン・ジャクソン選手#11とバイロン・ビーディーJr.選手#23を中心とした強力DLが注目です。上に載せたハイライトでもわかる通り、どんどんQBにプレッシャーを掛けにいってQBやRBに自由なプレーをさせないだけではなく、FGブロックなどのビックプレーが見られるかもしれません。

 

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引用:http://www.seagulls.jp/team/player/11kevinjackson.html

 

IBM Big Blue

IBM ビッグブルーの注目プレーヤーは早稲田出身のRB末吉選手です!

 

と書きたいところでしたが、昨シーズンで引退されてしまいました。大学時代から好きなプレーヤーの一人だったのですが、残念です。ということで、同じ早稲田出身のLBコグラン・ケビン選手#5を挙げておきます。

 

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引用:IBM LBコグランが早大学院で学んだ 『自由と責任』:HUDDLE web (ハドルウェブ)

 

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オフェンスがストロングポイントであるIBM ビッグブルーですが、QBのケビン・クラフト選手、政本選手がイマイチ不調らしいので、ディフェンスでうまくモメンタムを奪取するとおもしろい展開なると思います。

 

 

もちろんWR栗原選手#81にも注目です。前回のJXBでは前半で負傷退場しているので、活躍を期待したいです。

 

 

勝敗予想

最後にスコアの予想をしてみたいと思います。特に根拠はないです。

 

IBM 13-23 オービック

 

試合後にはレビュー記事を書こうと思います。

 

 

ということで、第40回パールボウルについてでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)