Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回は第7回全国コンクール「作戦スーパーボウル」について書きたいと思います。
引用:https://www.japanflag.org/concours
作戦スーパーボウルとは
日本フラッグフットボール協会が2010年から行っている事業で、全国のフラッグフットボールを行っている小学校から自らが考えた作戦を応募してもらい、最も優秀な作戦を決めます。
作戦の審査は、全員に効果的な役割を与えられていたり、ユニークな名前が付けられていたりといったところも考慮されます。審査員にはオリンピックメダリストの有森裕子さんも入っています。
第6回については過去記事にしています。
第7回の結果
2016年度の結果は3月2日(木)に発表されました。
上記のリンク先では過去の優勝も見ることができます。
中学年の部
3年生4年生が対象となる中学年の部の優勝は、「宇治市立菟道第二小学校」です。
作戦名は「だまして、走って、レッツゴー!!」です。
上記のリンク先にはプレーブックが載っており、レシーバーのルートやQBの投げるフリなどの説明が書いてあります。
優勝だけではなく、準優勝や各地区の大賞も発表されています。
下は準優勝の神栖市立波崎西小学校の「かくかく作戦」です。
高学年の部
5年生6年生が対象となる高学年の部の優勝は、「高岡市立下関小学校」です。
作戦名は「Hi-U作戦!!」です。
準優勝は竜王町立竜王西小学校の「ゆーっくりおびきよせ作戦」です。
これからのフラッグフットボール
7回目になった今回の大会は、過去最多となる11,376人から応募があったそうです。第1回は60、第2回からは1000以上、第5回は10,105、第6回は10,721と順調に応募が増えており、単純にこの30倍の人数がフラッグフットボールに関わっていると思うと、なかなかの数だと思います。
この数がそのままフラッグフットボールの競技人口というわけではないですし、これをきっかけにNFL FLAG大会に参加するという流れはあまりないように思います。
ただ、一度フラッグフットボールに深く触れた人がたくさんいるということは今後に大きな可能性を残すことになると思います。大人になって「そういえばフラッグフットボールって小学生のころやってたな」と思い出してくれれば、もしかしたらそこからフラッグフットボールをプレーしたり、アメリカンフットボールを観戦するキッカケになるかもしれないからです。
フラッグフットボールの普及ということを抜きにしても、フラッグフットボールを通じて作戦を考えたり、役割をもってプレーをすることでスポーツやカラダを動かすことを好きになる小学生が少しでも多くなることはとても意義があることのように思います。
作戦スーパーボウルが今後どのように展開されていくのかはわかりませんが、是非続けてもらいたい事業です。
ということで、作戦スーパーボウルについてでした。