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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

NFL FLAG南関東 合同練習会の練習メニューの紹介とその解説

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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回は合同練習会のメニューとその解説です。

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合同練習会

南関東では月に1回程度NFL FLAG大会の参加チームが集まって合同練習会を行っています。

 

以前記事に書いたように年中試合の機会があるようにしていきたい、ということもありますし、多くのチームが練習場所の確保に苦労しているので、なかなか練習できないチームに練習の機会があるといいなと考えて開催しています。

 

 

また、いろいろなチームが一緒に練習することで、どんな練習方法があるか、どんなことを意識すればパフォーマンスが上がるのか、というのを共有して、全体としてレベルアップを図りたいという目的もあります。

 

会場は品川にある東京海洋大学品川キャンパスが中心ですが、所沢で場所が取れたときにも実施しています。

 

2017年度は5回開催しています。この合同練習会でどんな練習をやっているかというのを動画で紹介したいと思います。

 

動画

1月8日に所沢で行ったときと、1月28日に品川で行ったときの動画です。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

編集はしていないので、少し冗長かもしれませんがご了承ください。

 

解説

1月8日のは練習の一部なんですが、1月28日のは試合形式を除いて殆どの時間を撮影してもらったので、練習メニューについての解説をしたいと思います。

 

全体の流れ

この日は9時から13時という予定だったので、最後の2時間を試合に充てるということで、2時間弱ぐらい練習に充てることにしました。

 

全体の流れは、ウォーミングアップ、キャッチボール、キャッチング練習という感じです。

 

ウォーミングアップ

ランニングして、準備運動した後に動画にあるように15ヤードを往復していくようなドリルを行いました。

 

  • 高くスキップ
  • 前に速くスキップ
  • スキップからダッシュ

 

このへんはただカラダを温めるだけでは面白くないので、走りにつながるようなドリルになっています。

 

走るときの姿勢、腕の振り方、膝をたたみながら前に出す、というのがポイントになります。

 

  • バックペダル、前に出る、振り向いて走る

 

これはディフェンスのリアクションを想定した動きです。素早く止まる、加速する、振り向くという動作になります。

 

パスコースの解説のときにも書いていますが、止まるときや方向転換をするときに足を真っ直ぐに着いてしまうと体重を膝で支えられなくなり、膝を曲げて伸ばしてという動作が入ってしまいます。なので、なるべく足をナナメにつくと膝がロックされて素早く動くことができます。

 

コーディネーションダッシュ

前にいる2人で指を出し合って、足した合計が奇数ならスタートというルールです。

 

 

2人が離れているので広い視野と、足して奇数なのか偶数なのかという素早い判断が必要になります。判断が馴れになると意味がないので、ジャンケンでどちらか勝ったらとかスタートのルールはいろいろ変えてやります。

 

以前やったのはカラダの特定の一部が動いたらスタートというのをやりました。首と左手が逆サイドに出ればスタートだけど、手がグーになってたらキャンセル、みたいな複雑なバリエーションもあります。

 

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コーディネーショントレーニングは小学生のうちにいろいろやっておくと高い効果があると言われていますが、ざっくり言ってしまえば「脳トレ」に近いところがあるので効果があると思います。

 

 

惰性で何となくやるよりも、ある程度の遊びがあるなかでやったほうが楽しく練習に取り組めるんじゃないかなと思っています。

 

キャッチボール

ここは特にポイントというほどのことはないですが、自分はキャッチボールするときは普段よりかなりリリースポイントを高くして、手首を極端に立てて巻くイメージで投げるようにしています。

 

 

試合中にはそのフォームでほとんど投げることはないですが、油断すると肘が下がり手首が寝てしまうので、練習では意識的に極端にしたフォームで投げています。また、上から投げるとしっかり肩が回るのでウォーミングアップにもちょうどいいです。

 

キャッチング練習

今回はパスコースというよりもキャッチングのバリエーションについて練習しました。

 

  • オーバーショルダー
  • リードボール
  • バックショルダー(ターンボール)
  • カムバック

 

大きく分けてこの4種類になります。

 

オーバーショルダー

文字通り肩越しのパスをキャッチします。ボールを上で捕るのではなく、落ちてくるのを待ってカラダの前で取るようにします。動画では徐々にキャッチする距離を遠くしています。

 

 

以前にはテニスボールを使った練習も紹介しています。

 

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リードボール

単純にレシーバーが真っ直ぐ走っていくところにリードボール(進行方向に対して前)でパスを投げます。カラダの前のほうにパスが来るので両手でしっかりポケットを作ってキャッチします。

 

 

最初はスナップしてスグ、その後には5ヤードで内側に45度に曲がる「ポスト」をやりました。「ポスト」のポイントについては下記の記事に書きました。

 

 

バックショルダー(ターンボール)

「逆リード」のパスをわざと投げてキャッチする練習です。レシーバーは真っ直ぐ走ってパスが来たらフィールドの内側に向かって回転しながら外を向いてキャッチします。ライスボウルの試合前に日大がやっていたので真似してみました。

 

 

実戦では、ディフェンスは基本的に前述のリードボールに対して反応するので、寄せられてもQBはターンボールを投げることでインターセプトを回避することができます。戦術的に使うこともありますが、ディフェンスにオーバーショルダーやリードボールへの意識が強いときにこのバックショルダーが有効になります。

 

NFLではゴール前でレシーバーとCBが1対1のときによく使われています。

 

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これのコースはストレートというよりフェードなので少し違いますが、進行方向とは逆に投げるというコンセプトは一緒です。

 

カムバック

これはパスコースで、動画では13ヤードほど真っ直ぐ走ってから外側に鋭角で戻って10ヤード地点でキャッチするイメージでやっています。

 

 

エンドゾーンまで残り10ヤードでディフェンスの裏に向かって投げると見せかけて、戻ってタッチダウンを目指します。

 

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アウトだと角度がないのでディフェンスに前に入られやすくなりますし、フックだとあまり戻らないのでディフェンスとの距離が作れません。QBからレシーバーの距離があるので滞空時間が長いため、角度を作ってしっかり戻ることによってディフェンスとの距離を作ります。

 

自分がこの練習をしたかったということでやりました。都度参加チームからリクエストがあればそれに合わせて練習しています。

 

思ったこと

余計なお世話かもしれませんが、みんなあまり水分補給していない印象でした。

 

昨シーズン、試合中にふくらはぎを攣って離脱したこともあり、また最近トレーニングをするようになったこともあり、自分自身もっと水分補給についてシビアに考えるようになりました。

 

寒くて汗かいていないかもしれませんが、少しずつ水分は摂っておいた方が不意の怪我を防ぎます。自分はBCAAとマルトデキストリンを摂るようにしています。

 

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 アミノ酸とエネルギーを小まめに補給していたほうが集中力が持続しますよ。

 

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次回の合同練習会

次は2月12日(月)@狭山湖と2月25日(日)@三郷で開催予定です。

 

一応、ワンデー大会ということにしていますが、参加チームが少ないようであれば合同練習会として試合だけではく、今回紹介した練習をやっていく予定です。チームとしてだけではなく、個人としてエントリーいただいても大丈夫です。試合のときはどこかのチームに混じってやることなります。

 

NFL FLAG大会参加チーム以外からの参加も可能ですが、試合は基本NFL FLAG大会のルールで行いますのでご了承ください。

 

下記のfacebookグループにて合同練習会や大会日程などをお知らせしているのでよかったらチェックしてみてください。

 

 

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ということで、合同練習会についてでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)