RED ZONE

RED ZONE

フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

オフェンスのポジション

Sponsored Link

f:id:boekendorp:20180528223723j:plain

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回はオフェンスのポジションについて書きたいと思います。

 

フラッグフットボールのポジションは基本的にはアメリカンフットボールの呼び方をそのまま使います。

 

アメリカンフットボールのポジションはたくさんあるんですが、フラッグフットボールにおけるオフェンスのポジションはざっくり言って3つしかありません。

 

  • パスを投げる人
  • パスを捕る人
  • ボール持って走る人

この3つです。

 

それぞれ、アメリカンフットボールと共通の呼称で、

 

パスを投げる人……クォーターバック(QB)

http://www.flickr.com/photos/19438000@N06/7918454268

photo by kukubird711....off line for now, wiil return

 

パスを捕る人……ワイドレシーバー(WR)

http://www.flickr.com/photos/57915000@N02/8136966561

photo by bmward_2000

 

ボール持って走る人……ランニングバック(RB)

http://www.flickr.com/photos/91871643@N00/6528994003

photo by coltera

 

と言います。

 

特殊な場合を除いて、オフェンスでは5人がこの3つのポジションのどれかになります。

 

基本的には、QBが1人、WRが3~4人、RBが0~1人です。

 

フォーメーションでの駆け引き

これはフォーメーションにおける位置で規定されているだけで、その人がその役割をこなさなければならないというわけではありません。

 

香川真司や本田圭佑が4-3-3のウイングとして位置しているにも関わらず、中央でボールもらいに行ってドリブル突破を図ったりスルーパスを狙ったりするのとだいたいは一緒です。

 

パスが投げられるように一番最初にボールがもらえる位置にいるのがQB、助走つけてボールをもらって走れるようにそれより後ろにいるのがRBということです。

 

RBがいたりいなかったりするのは、RBはボールを持って運ぶプレー(ランプレー)の中心になるポジションなんですが、状況によってはパスを投げて捕って運ぶプレー(パスプレー)だけに注力したい場合があります。

 

そういったときには、RBというポジションではなく、そのプレーヤーがWRのポジションにつくのが、それともWRの適性があるプレーヤーに交代して、パスプレーの成功率を高めます。

 

ただし、RBがいない場合はパスプレーの確率が高いというのはディフェンスもわかっているわけで対策をしてきます。

 

相手が警戒しているなかパスプレーを敢行するのか。それとも意表を突いてランプレーで攻めるのか。そういった駆け引きがフォーメーションの段階で繰り広げられます。

 

例えるならばプロ野球。

 

川相昌弘が1点ビハインド無死2塁の場面で代打で出てくれば99%バントなはずです。でも極端なバントシフトを敷いてしまうとバスターに対応できずに得点を許してしまいます。

 

だったらセオリー通りバントはしてもらって一死2塁で次のバッターで勝負すればいいと考えるのか。

 

でも、次のバッターが松井秀喜だから、無理してでもバントを阻止しにいくのか。

http://www.flickr.com/photos/63367657@N00/7369033656

photo by quentzi

 

プロ野球に詳しくない人にはピンと来ないかもしれませんが、言いたいことは、駆け引きといってもジャンケンのような単純なものではなく、常に点差や試合時間といった状況と次の展開を考えつつ、両チームがリスクヘッジ&リスクテイクしていくという複雑なものなんです。

 

このあたりの駆け引きがわかってくるとフラッグフットボールが楽しくなります。

 

そんな駆け引きの仕掛けるのが、オフェンスのハドル(作戦会議)でどんなフォーメーションでどんなプレーをするのかの指示を出すQBです。

http://www.flickr.com/photos/8697781@N06/5135800725

photo by beefy_n1

 

次回はこのQBというポジションについて書きたいと思います。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)