フラッグフットボールはアメリカンフットボールをもとに作られたスポーツですが、今回はフラッグフットボールのほかに、アメリカンフットボールがもとになっているスポーツについて書きたいと思います。
1.タッチフットボール(Touch Football)
タッチフットボールとフラッグフットボールとを混同されがちですが、タッチフットボールでは腰にフラッグを付けずにプレーします。ディフェンスは両足が地面に着いた状態で両手でタッチすることでオフェンスを止めることができます。
人数は6対6でフラッグよりも1人多いです。
また、最大の違いはラインの攻防があることです。フラッグでは7ヤード離れたディフェンスプレーヤーだけがQBのフラッグを取りにいくことができましたが、タッチではスグ近くから取りにいくことができます。オフェンスはそれを邪魔して防ぐこともできます。
あとは、キックもあるので、フラッグよりもアメフトにかなり近いかたちで試合が行われます。
2.ビーチ・フラッグフットボール(Beach Flag Football)
フラッグフットボールをベースに浜辺でやります。人数は1人少なく4対4で、フィールドは狭いです。1チームの人数も制限されているなか砂で走り回るため体力的に相当キツいそうです。上の動画は昨年行われた「アジアビーチゲームズ」ではフラッグのチームが日本代表として参加したときのものです。
3.アリーナ・フットボール(Arena Football)
室内で行うアメリカンフットボールのようなもので、フィールドはアメフトの半分、人数は8対8です。アメフトとルールはほとんど一緒ですが、フィールドの境界線は線ではなく壁になっていて、その壁で跳ね返ったボールをノーバンでキャッチすればパスキャッチが認められます。また、モーション(スナップ前にポジションを移動すること)が前方向にも可能なので、より縦方向にスピーディーなオフェンスが展開されます。
後にNFLで大活躍するQBカートワーナー(Kurtis Warner)がプレーしていたことでも有名です。
NFLでのプレーを目指した井上友綱さんもプレーしていたそうです。
4.カナディアン・フットボール(Canadian Football)
アメリカンフットボールに近いんですが、人数は12対12で、フィールドは少し広くなっています。前述の前方向へのモーションに制限がないので、レシーバー3人が前方向に走っているタイミングを見計らってスナップする光景はなかなかおもしろいです。
アメフトは4回の攻撃で10ヤード進まなければいけませんが、カナディアンフットボールは3回で10ヤード進まなければいけないので、より攻撃的な試合展開になる印象です。
5.ランジェリー・フットボール(Lingerie Football)
女性がビキニ姿にプロテクターをつけてプレーします。ルールはアリーナフットボールに近いと思います。かなり衝撃的な見た目で、アメリカでは非常に人気があるそうです。
これを考えた人は天才的だと思います。
ということで、いろいろなフットボールについて書いてみました。