今回は少し扇動的なタイトルをつけて武井壮の理論を紹介しようと思います。
武井壮というタレントに対してどのようなイメージを持たれているのかはわかりませんが、彼のスポーツ理論はかなり理にかなっており、かなり為になります。
その理論を語ったのがこちらです。
ざっくり言うと、技術練習よりもまずは自分のカラダを思い通りに動かす練習をするべきだ、ということです。
これは、コーディネーション能力の向上という話に近いですが、もっと根本的です。
例えば、ダッシュしているときの自分のカラダはまっすぐなのか?
肩は水平か?腕の振りや膝の上げ具合は左右一緒か?
「カラダを思い通りに動かす」というと○秒で走るとかどこに投げるとかというように結果だけにフォーカスした考え方をしがちですが、「そのためにカラダをどう動かしたらいいのか」と考えないと安定した結果を出し続けることはできません。
安定的に結果を出す方法を語ったのがこちらです。
科学的に考える、というのはこういうことで、いつも同じ環境であれば同じパフォーマンスができるはずという前提のもと、その環境とは何かを考える。
なんとなく試合に臨んで、なんとなく今日はよかった、悪かった、ではなく根本的な原因を考えることで改善していくことで自己ベストを出す環境、状態を作りだそうとしています。
試合当日、何がパフォーマンスに影響を与えるかわかりません。
そういったときにどこまでそういった要因を意識下におけるのか、コントロール下におけるのか、というのが最後の差だったりします。
科学的なプロセスの特徴とも言えるのが、「失敗に対してポジティブ」ということです。
やってみて失敗したら、その方法ではうまくいかないということで次は違う方法を試す。
こういうトライ&エラーのプロセスを動画で語られているようにどれだけのスピードでやっていけるのか、というところがパフォーマンスの差に出るのではないでしょうか。
「運動能力を簡単にあげるコツ」があるとすれば「考える」ことです。
「考えるやつは強い」です。