今回は「できることを説明する難しさ」について書きたいと思います。
以前、「運動能力を簡単にあげるコツ」という武井壮の話について書きましたが、YouTube上にはなかなか参考になるような動画がたくさんあって、ヒマさえあれば何かないかと探しています。
今回紹介したいのが伊集院光の深夜の馬鹿力 より「出来ない人の気持ちを語る」という動画です。23分と長いですし、ほぼスポーツの話ではないです。下ネタもあるので要注意です。
ざっくり話をまとめると、
できないものはできないし、出来ない理由の説明なんてできない。やれている人もなんとなく出来ているだけで、説明できない。だから、お互いの気持ちはわからない。
という話です。
このブログを書くときには、なるべく自分のなかでどんなことを考えているのかを整理して、なぜ自分ができているのかについて考えるようにしています。
「これはこれで当然でしょ」というスタンスで書いてしまえば、できない人に何も伝わらないからです。
同じ練習や試合をしてもそこから得られるものはできる人とできない人では大きな差がありますし、できない人が追いつくためのプロセスは自身では見つけられないほうが多いです。
となれば、できる人がそのプロセスをわかりやすく体系的に提示してあげることでしか追いつくことはできません。
また、できる人も体系的に自分がなぜできるのかを整理して説明できるようになれば、より深く理解できるようになりますし、その過程で新しい発見が見つかることもあります。
練習や試合の現場でそういったプロセスが踏めればいいと思いますし、このブログも自分にとってはそういった場です。
小学生や後輩などにフラッグを教える場でも、なるべく「できない人の気持ち」というのも考えながらやっていかなければいけないと思っています。
ちなみに、自分は足し算かけ算が苦手です。
フラッグの得点計算は7ずつ足していったり、引き算して点差を出すのに時間が掛かるので、基本的には「ポゼッション(1回の攻撃で同点、あるいは逆転できる7点を一単位にして数える)」でしか把握してません。
九九も「はっく」とか語呂で覚えていないので遅いです。
9の段は
9*7=(10-1)*7=70-7=63
8の段は
8*7=8*(5+2)=40+16=56
と分配法則を使って解きます。
九九の語呂は覚えられないので20年近くこれでやっています。
また、五十音順も「あかさたなはまやらわ」の順が口に出して言わないと、ナ行とハ行のどっちが先なのかもわかりません。
アルファベット順も「L」「M」「N」の順番が覚えられません。
こういった意味もなくそうなっているからといって覚えるものが自分はなかなかできません。
誰にでもそういう一面はあるはずで、できない人がなぜできないのか、と考えるときに、自分のそういった一面のことを考えてできない人の気持ちを勘案するのもいいのではないでしょうか。
ということで、「できることを説明することの難しさ」でした。
Kyohei