Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はシャトルラン、そして「Yo-Yoテスト」について書きたいと思います。
シャトルランとは
一般的に「シャトルラン」と書くと、2通りあります。
1つは折り返しでダッシュをしていくもの瞬発系トレーニングで、もう一つは中高校でドレミの音階でひたすら走る持久力テストです。
なので、便宜上、前者を「シャトルラン・トレーニング」、後者を「シャトルラン・テスト」と呼ぶことにします。
シャトルラン・テスト
「シャトルラン・テスト」は持久力を測るのによく使われており、プロ野球の合同自主トレでもなされているそうです。
その記事のなかに、
西武の新人合同自主トレが17日、西武第2球場で行われ、持久力のテストが行われた。20メートルのシャトルランを繰り返すヨーヨーテストというもの。
とあり、「ヨーヨーテスト」とは何かと調べてみると、シャトルラン・テストと同様のものみたいです。
Yo-Yoテストとは?
シグナル音に合わせて20mの往復走を繰り返す、持久力測定のテストです。連続で走り続けるテストのみでなく、1往復ごとに休息を設けてより競技に近い持久力を測定するテストを選ぶ事もできます。 レベルが上がるにつれてシグナル音の間隔が短くなっていき、音に遅れることなくゴールできた回数で評価します。「簡単に」「短時間で」「多人数を同時に」テストを行うことが出来るため、日本国内でもサッカーを中心に、広く導入されています
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Yo-Yoテスト
また、上記のサイトによると、この「Yo-Yoテスト」は3つのバリエーションがあるようです。
・YO-YO 持久力テスト(Yo-Yo Endurance Test)
長時間連続で動く能力を評価します。このテストは 長距離走など持久的な運動を行う選手に対して 役立ちます。科学的根拠を元にしてテスト結果から 最大酸素摂取量を推定することもできます。
・YO-YO 間欠性持久力テスト(Intermittent endurance-Test)
5秒の短い休息を挟んでインターバル走を行います。このテストはテニス、ハンドボール、バスケットボール、サッカーといった動きの中で休息が含まれるような運動を行う選手に対して役立ちます。
・YO-YO 間欠性回復力テスト(Intermittent recovery-Test)
10秒間の短い休息を挟んでインターバル走を行います。このテストはバドミントン、サッカー、バスケットボール、アイスホッケー、フットボール、野球のような短い休息で激しい運動を行う選手に対して役立ちます。
フラッグフットボールも短い休憩を挟みながら行うので「Yo-Yo間欠性回復力テスト」が適当だと思います。
Yo-Yo間欠性回復力テストを詳しく解説すると、シャトルラン・テストと違い、ダッシュは往復します。20mの往復ダッシュをしたあとに、5mを往復でジョグします。
ダッシュはシャトルラン・テストと同様に時間制限があり、2回連続で時間オーバーしてしまうと失格になります。
ジョグは10秒間です。と言っても、惰性で5mは走って行くので、ゆっくりスタートの合図までにスタート地点までいけばOKです。
(引用元)ヨーヨー断続的で耐久テスト - プロサッカーコーチング
折り返しの時にもビープ音が鳴りますが、これは目安なので往路で間に合わなくても復路で間に合えばOKです。
このテストの音源は下記のリンクよりDLできるようです。
ここでは、YO-YO 持久力テスト(Yo-Yo Endurance Test)を「ヨーヨー耐久テスト」、YO-YO 間欠性回復力テスト(Intermittent recovery-Test)を「ヨーヨー断続的テスト」と呼んでいるようです。
フラッグの練習で「シャトルラン・テスト」をやっているチームはほぼないと思いますが、「シャトルラン・トレーニング」はランメニューとしてやっていると思います。
「YO-YO 間欠性回復力テスト」はテストとしてだけではなく、工夫次第でトレーニングとしても充分の機能があります。
どうせやるのであれば、キツいためだけに恣意的に設定された「シャトルラン・トレーニング」するよりも、「YO-YO 間欠性回復力テスト」をやったほうが、自分がどこまでできたのかという基準ができますし、スポーツ科学に基づいた設定なので、効果的ではないかと思います。
NFLコンバイン種目をやってみてもおもしろいですよね。
前回、目標設定について書きましたが、こういった数字になることを目標に置くのはわかりやすくていいのではないかと思います。
ということで、シャトルランについてでした。
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