Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回は今シーズンNFLでテキサンズのJJワットが受賞した「ディーコン・ジョーンズ賞」について書きたいと思います。
引用:http://deadspin.com/j-j-watt-is-a-goddamn-lying-clownfraud-1689443066
ディーコン・ジョーンズ賞とは
ディーコン・ジョーンズ賞とはそのシーズンで最多サックを記録した選手に贈られる賞です。2013年に亡くなった名DEの同選手の名前が冠されています。
最多サック記録選手にディーコン・ジョーンズ賞 |アメフトNewsJapan
2013年シーズンからなので、まだ受賞者は3人しかいません。
2013年シーズン ロバート・マシス(コルツ)
2014年シーズン ジャスティン・ヒューストン(チーフス)
2015年シーズン JJ ワット(テキサンズ)
今シーズンのJJワット
2015年シーズンのJJワットは欠場もあり、サック数は20に届かず、それほど圧倒的な力を見せたという印象は個人的にはありません。
ただ、勝ったゲームは必ずJJワットがいくつものサックやタックルを記録しており、テキサンズがまさかのプレーオフに進出できたのも彼のおかげといって過言ではないと思います。
JJワットが調子悪かったり、怪我してしまうと途端にチームが失速してしまうという状況は彼にとってもチームにとっても好ましくありません。LBのクラウニーやマーシラスが今年少し活躍する感じを見せていたので、来シーズンは鉄壁のディフェンスラインを形成してくれることを期待しています。
それにしてもノーヘルでのサックははじめて見ました。
ディーコン・ジョーンズとは
名前のもとになったディーコン・ジョーンズは1961年から1974年までの14年間、主にラムズでプレーした選手で、当時はサックが公式スタッツになっていないが通算サック数は173.5回で歴代だと至上3位の記録だそうです。
また、QBにタックルすることを「サック」と呼んだのはジョーンズが最初らしいです。
「サック」の語源、DEディーコン・ジョーンズ逝去 |アメフトNewsJapan
日本で名前が冠された賞といえばプロ野球の「沢村賞」がありますが、もっと過去の名選手を讃えるためにもこういった賞があったらいいなと思いました。ただ、こっちを立てればあっちが立たず、という状況もあるので難しいのかもしれません。
ちなみに
NFLには「ディーコン・ジョーンズ賞」の他に、個人の名前を冠した賞として「アート・ルーニー賞」と「ウォルター・ペイトン賞」の2つがあります。
この2つについてはまた後日書きたいと思います。
ということで「ディーコン・ジョーンズ賞」についてでした。