Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はNFLのシーズン中の死闘を追ったドキュメンタリー番組「ALL OR NOTHING」について書きたいと思います。
引用:Meet the Los Angeles Rams - LA Times
「ALL OR NOTHING」
オールオアナッシングというのは昨年からはじまったドキュメンタリー番組です。NFLのあるチームのシーズンの裏側が見ることができます。
番組はAmazonプライムで見ることができます。年間プランなら3900円/年、月間プランなら400円/月で見放題になります。プライム会員になれば「ALL OR NOTHING」だけではなく、たくさんの映画やTV番組を見ることができます。
昨年の「ALL OR NOTHING」はアリゾナ・カーディナルズでした。これもプライム会員なら見ることができます。
アメリカンフットボールやNFLのことをあまり知らなくてもトップアスリートの裏側を見られるドキュメンタリーは貴重で、かなりおもしろいです。
ちなみに、「ALL OR NOTHING」はシーズン中を追ったドキュメンタリーですが、NFLシーズンがはじまる前の1ヶ月のキャンプを追ったドキュメンタリー番組もあります。
これもAmazonプライムで見られたらいいんですが、現状ではネット上から非公式の動画を拾ってくるしかないです。
今回の主役チーム
「ALL OR NOTHING」は1チームをずっと追うことになるのですが、今回の主役はロサンゼルス・ラムズです。
ラムズは日本ではそれほど人気も知名度もないチームだと思うのですが、2016年シーズンはいろいろとドラマティックな要素があったのでドキュメンタリーとしてかなりおもしろい展開になっていると思います。
自分は全8話のうち第5話までしか観ていませんが、番組中に出てくるだろう要素についてネタバレしない程度に紹介したいと思います。
LAへの移転
ロサンゼルス・ラムズはその名の通り本拠地をロサンゼルスに置くチームですが、2015年まではセントルイスという都市に本拠地を置いていました。
もともと1994年までロサンゼルスに本拠地を置いており、約20年ぶりにホームタウンに帰ってくることになりました。
「セントルイス・ラムズ」は1999年にスーパーボウル制覇を成し遂げていますが、2004年以降のシーズンでは勝ち越しすらできず、長期間低迷を続けています。ロサンゼルス帰還をきっかけにチームを再生させていきたい、というのがこのドキュメンタリーの大きな骨格になります。
Jared Goff
このチーム再生への大きな推進力となると見られるのが、大型新人QBの獲得です。
Jared Goff's tiny baby hands may cost him in NFL Draft | NFL | Sporting News
「ジャレット・ゴフ」はその年1,2を争う新人QBとされており、確固たるQBがいないラムズは多くの犠牲を払ってドラフト全体1位指名権を手に入れ、指名されることになります。
ただ、いくら大学で活躍したQBでもいきなりNFLで活躍できるかは別問題で、ラムズはいきなりゴフを先発QBとして起用せず、その前のシーズン終盤で活躍した「ケイス・キーナム(Case Keenum)」を先発に据えます。
この判断が吉と出るのか凶と出るのか、ドキュメンタリーのなかで争点になってきます。
ちなみに、ケイス・キーナムは2014年シーズンにヒューストン・テキサンズにも所属していました。なんとなくの印象ですが、悪くないんだけどシーズンを任せるにはちょっとな、って感じです。
Jeff Fisher
そして、最後の要素に挙げるのが、このドキュメンタリーの主役とも言える人物「ジェフ・フィッシャー」です。
引用:Rams coach Jeff Fisher: Anyone who doubts team's effort can 'kiss my ass' | NFL | Sporting News
テネシー・タイタンズで実績を残したHCで、2012年からラムズの指揮を執っています。
NFLはシーズンで20にも満たない試合数ですが、1試合1試合がハードなので怪我人での戦力ダウンはもちろん、勝ち負けでチームの士気は大きく波打ってしまいます。そんななかHCはどのようなチーム運営をしていくのか、どう戦いに臨んでいくのか、というのが大きな注目ポイントになります。
まとめると、「本拠地移転」「大型新人QB」「HCのチームメイク」というところを注目して見るとおもしろいのではないかと思います。
もうすぐNFL開幕ということで、「ALL OR NOTHING」を見てテンション上げておくのがオススメです。
ということで、ドキュメンタリー番組「ALL OR NOTHING」についてでした。