Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はアレックス・スミスのトレードについて書きたいと思います。
引用:Fantasy Football start/sit, Week 7: What to do with Alex Smith for ‘TNF’ - SBNation.com
レッドスキンズへ移籍
1月31日にアレックス・スミスがワシントン・レッドスキンズに移籍すると報道がありました。
どうやらトレードで、CBフラーとドラフト3巡との交換みたいです。
記事には「衝撃のトレード」とありましたが、昨年のドラフト1巡でパトリック・マホームズを獲得していますし、お試し起用もあったので個人的にはそこまで衝撃という感じはしません。
スミス自身も残り1年というのは感じていたみたいです。
新人のマホームズに切り替えるにしても、もう1年はスミスでいくと思ってましたが、スミスの契約が来年までなので、チーフスとすればFAで出すよりも市場価値が高いうちに売った、という感じでしょうか。
レッドスキンズとすれば、QBカズンズの放出は必至なのでQB獲得は急務、スミスに2年くらい任せてその間に新人を育てたいって感じでしょうか。
アレックス・スミスはNFLで一番好きなQBといっても過言ではないので、勝ててないチームに移籍してしまうのはあまりうれしくはないですが、今後の動向に注目したいと思います。
Alex Smith
2005年のドラフトで全体1位で49ersに入団して、しばらくはぱっとしないシーズンが続きましたが、2012年の49ers躍進の原動力となります。
引用:Alex Smith dishes on 49ers’ dysfunction, Jerry Rice’s criticism | Niners Wire
しかし、シーズン途中で怪我で離脱してしまいます。その間にコリン・キャパニックが大ブレークし、スーパーボウルまで勝ち上がり、スミスの出場機会はありませんでした。
そのときのスーパーボウルで停電中にスミスがキャパニックとキャッチボールしてあげていた、ということでオードリー若林からも気に入られているみたいです。
その年のオフにドラフト指名権とトレードでカンザスシティ・チーフスに移籍しています。
QBとしての特徴としては、そこそこ投げられるし、そこそこ走れるけど、傑出したものはない感じです。
自分としては、そういうなかで総合力や安定力を駆使してなんとかゲームプランニングで勝っていこうというQBが好きですし、前述の2012年の悲運さが何だか応援したくなります。
ちなみに、成績でも今シーズンのQBレーティングはトップクラスで、全く批判されようのない数字を残していますが、プレーオフで勝てていないのであまり評価が上がっていないイメージです。
今回のトレードについては移籍先がブラウンズという話もあったようなので、それよりはマシってことで納得してます。
Kirk Cousins
引用:The big offseason change Kirk Cousins made to be more like Tom Brady – The Denver Post
カーク・カズンズもお気に入りのQBの一人です。
2012年に当時先発だったロバート・グリフィン3世が怪我をして、その代役として台頭してきました。
大活躍しているという数字でもなく、スター選手というより地味なイメージですが、批判してくるメディアに対して結果を出して一喝したのが印象的です。
QBのタイプとしてはスミスに似た感じですが、もっとポケットパッサー寄りだと思います。ここ数年はフランチャイズタグで残留していましたが、移籍を希望していたみたいです。
スミスを獲得しようとしていたブラウンズが動くのか、また他のチームなのか。QBといえばイーグルスがニック・フォールズをどうするか微妙な感じなのでいろいろと玉突きがあるかもしれません。
カーソン・パーマーが引退してQB不在になったアリゾナ・カーディナルスがどう動くのか注目です。
オードリーのNFL倶楽部 若林のアメフト熱視線 (Number Books)
- 作者: オードリーのNFL倶楽部
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ということで、アレックス・スミスのトレードについてでした。