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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

【レビュー】「オードリーのNFL倶楽部 若林の熱視線」はアメフト初心者にオススメ

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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回は「オードリーのNFL倶楽部 若林の熱視線」のレビューを書きたいと思います。

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オードリーのNFL倶楽部

毎年、NFLシーズンに合わせて放送している「オードリーのNFL倶楽部」が書籍化しました。

 

 

放送ではNFLの試合情報がメインとなっていますが、この本ではNFLというよりもアメリカンフットボールそのものの見所や魅力などが解説されています。

 

www.youtube.com

 

パートは以下の4つに分かれています。

 

  1. 高校時代の思い出
  2. NFLの魅力を語り尽くす
  3. オードリー式ポジション解説
  4. 若林の熱視線

 

高校時代の思い出

高校時代にアメフトをプレーされていた2人の思い出が語られています。

 

普通のアメフト本であればルール説明とかが最初になってくるのですが、ここではアメフト部でのエピソードトークという感じです。アメフトを知らなくても、アメフトに絡めておもしろい話ができるというのはまさにオードリーならではの企画で、こういうところから興味をもってもらってどんどんとNFLに引き込んでいくという流れです。

 

ここでは収録されていませんが、RB若林がQBのところに自身ウォークマンを置かれてパスプロの練習をさせられたという話が気に入っています。それ以来、RBがブリッツをしっかりピックできるかどうか気になるようになりました。

 

この本にも青春時代のオードリーの話が書かれています。

 

全然関係ないですが、公園で1人でヘルメットかぶってキックリターンする話が好きです。

 

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NFLの魅力を語り尽くす

このパートではオードリーが観戦した2010年の第44回スーパーボウルから、2017年の第51回スーパーボウルでの思い出を2人の対談形式で書かれています。

 

やはり44回スーパーボウル「セインツvsコルツ」のオンサイドキックが語れています。

 

 

「アメフトには"捨てプレー"がひとつもない」というセリフが印象的です。

 

オードリー式ポジション解説

ここでは簡単なルール説明とポジション解説が載っています。すべてのポジションの解説というわけではなく、RB、QB、OL、DL&LB、Pとなっています。

 

若林さんがランニングバックだけではなくパンターもやっていたのは初耳でした。

 

アメフトが詳しくない人にとっては助かるパートだと思います。

 

若林の熱視線

NFL倶楽部の番組内でおなじみの「若林の熱視線」の文字起こしになっています。

 

 

このパートに全体の約2/3が割かれていて、メインのコンテンツになっています。

 

27個の項目についてわかりやすく解説されており、間違いなく観戦スキルは上がると思います。

 

ただ、正直言うと映像を見た方が断然わかりやすいです。これを言ってしまうと元も子もないですが、ポイントになった数コマの写真だけで初心者はどこまで理解できるのかというのは疑問です。

 

なので、下の映像もチェックしつつ読むというのがオススメだと思います。

 

www.youtube.com

 

このYouTubeは日テレ公式チャンネルなんですが、公開されたり非公開になったりなのでお気をつけください。

 

いま公開されている中でオススメはパントリターンに対する熱視線です。なかなか軽視しがちなポイントで知らないことがたくさんあるのでおもしろいです。

 

www.youtube.com

 

欲を言うならば、ちらっと載っている「番組プロデューサーが制作したプレーチャート」を都度載せて図解してもらえるともっとわかりやすくなったのかなと思いました。

 

そこまでするとマニアック過ぎるのかもしれませんが、次回作でもっと焦点を絞った本になるようだったらお願いしたいです。あとは、番組内でやったものを文字起こしするだけでは番組やYouTubeを観ている人にとってはあまり買う意味がないので、そのへんのプラスアルファをお願いしたいです。

 

番組は存続するのか

最後に気になってくるのが、「NFL倶楽部」の存続です。

 

 

どのくらい視聴率を集めているのかわかりませんが、全然いい時間帯に上がっていかないところを考えると大好評というわけではないと思います。

 

これからオードリーが活躍していってギャラが上がっていったらMC交代になるんじゃないの?とか変な心配もあります。

 

なので、とりあえずはちゃんと購入して「アメフト本でも売れる」というところをアピールしていくのかいいかなと思っています。Amazonよりも書店のほうがいいのかもしれません。

 

オードリーのNFL倶楽部 若林のアメフト熱視線 (Number Books)

オードリーのNFL倶楽部 若林のアメフト熱視線 (Number Books)

 

 

ということで、「NFL倶楽部」の書籍レビューでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)