Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)
今回はJAFAフラッグフットボール日本選手権について書きたいと思います。
引用:http://americanfootball.jp/
JAFAフラッグフットボール日本選手権
アメリカンフットボール協会(JAFA)が主催で、3月21日(木・祝)に「JAFAフラッグフットボール日本選手権」が開催されるそうです。
場所は富士通スタジアム川崎、開催カテゴリは「シニア男子(18歳以上)」と「シニア女子(18歳以上)」です。
日本選手権は各地区予選を勝ち進んだチームによって行われるみたいです。
定かな記憶ではありませんが、以前は国際試合に出場する代表チームを決めるのを兼ねていたように思いますが、前回からチーム単位でも参加からセレクションによってプレーヤーを選出する形式に変わったので、通常の競技大会になったのかなと思っています。
予選大会
地区予選については、東北、関東、関西、東海、九州に分かれており、東海は「牧野が池オッサンクルセイダーズ」、九州は「マッスル糸島」が出場権を獲得しているようです。
関東は2月9日&10日に千葉工業大学にて、関西は2月24日にエキスポフラッシュフィールドにて地区大会が開催されます。
【JAFAフラッグフットボール日本選手権関西地区大会】出場チーム募集のお知らせ | 公益社団法人 日本アメリカンフットボール協会 JAPAN AMERICAN FOOTBALL ASSOCIATION
関東大会ではおそらくFリーグのチームがエントリーすると思いますが、普段NFL FLAG大会に参加されているチームも参加するのを聞いています。
勝手ながらツイートを見て、会場となる千葉工業大学のアメフト部もエントリーするのではないかなと予想しています。
今日の練習はOBの方々が来てくれました!とっても盛り上がりました!ありがとうございました!
— 千葉工業大学アメリカンフットボール部 HORNETS (@cithornets00) January 13, 2019
2月の大会に向け、フラッグフットボールをしています!
指導者の方にいろいろ教えてもらいながら、楽しんでいます🕺
よっしゃー優勝するぜ🏆
~ダサめのチーム名募集中~ pic.twitter.com/zXRNUElIIV
勘違いだったらごめんなさい。
でも、アメフト部がフラッグの大会にも参加するような流れというのはもっとあっていいかなと思っています。記事リンク見つかりませんでしたが、5人制アメリカンフットボールを実施するみたいなので、なおさらフラッグフットボールでいいじゃないかと思っている次第です。
東海と九州の代表チームが決まっているのはなぜなのかはわかりません。どちらもNFL FLAGに出場しているチームですが、地区によってはNFL FLAG大会を運営している方と地区のアメフト協会が連携して行っているケースがあるので、そのへんうまいことしたのかもしれません。
ルール
JAFAフラッグフットボール日本選手権は、NFL FLAG大会とは別もので、前者はアメフト協会が、後者はフラッグ協会が主催しています。
本当はルールは統一されていたほうがわかりやすいと思いますが、それぞれの大会開催の目的が違うのでルールが違います。
JAFAフラッグフットボール日本選手権は「2017版IFAF国際ルール(5人制)」が適用されます。
IFAF国際ルールはFリーグでも使われていますが、今回は英語版ということで違いについてはわかりません。
NFL FLAGとの違い
ちゃんと覚えているわけではないですが、ざっくりIFAF国際ルールとNFL FLAG大会規則の違いについて挙げておきます。
間違いもあると思うので、出場する方は鵜呑みにせずにご自身でちゃんと調べてください。
用具
まず用具が少し違います。
フラッグはNFL FLAGで使用しているようなマジックテープのものではなく、ソケット式です。ボールはアメフトと同じ大きさのボールを使用します。
フィールドの大きさ
フィールドは横幅が25ヤード、縦幅が70ヤードとなっています。
NFL FLAGよりもよりも縦幅が長くなっており、ハーフラインから攻撃開始地点、およびノーランニングゾーンまでが15ヤードから5ヤード長い20ヤードになっています。
4thダウン制
フィールドの縦幅が長い分、ダウン数が増えています。
5ヤード地点から20ヤード進んでハーフラインまで4回攻撃、ハーフラインからノーランニングゾーンを含めて25ヤードを4回攻撃で進むことになります。
ボールデッド位置
NFL FLAGではフラッグを取られた時点での腰の位置をボールデッド位置としていますが、IFAF国際ルールにおいてはボールの位置となっています。
なので、カラダはゴールラインを越えていなくても、腕を伸ばしてボールだけエンドゾーンに入れればタッチダウンになります。なので、タッチダウンの場面に限らず、プレーヤーはフラッグを取られる寸前にボールを前に出すことになります。
ゲームクロック
NFL FLAGではゲームクロック(試合時間を示す時計)は審判の協議以外では止まることはありませんが、IFAF国際ルールにおいてはアメフトと同じように止まることがあります。
前半、後半それぞれ残り2分を切るとアメフトと同じようにゲームクロックが止まります。たぶんこれらのタイミングです。
ファーストダウン獲得、攻守交代
明らかな反則
ボールあるいはランナーがアウトオブバウンズ
パスやファンブルでボールが地面に落ちた
点数が入った
タイムアウト
反則施行
NFL FLAGでは反則の施行地点はすべてプレビアスポイントからとなっていますが、IFAF国際ルールだと施行地点がそのときによって変わります。罰退距離も違います。
詳しくは覚えていないです。
スナップ
IFAF国際ルールではスナップを股の下から通す必要がないので、しゃがんでボールを地面につけたところからポイっとQBに投げ渡すことも可能です。
真後ろにいるQBだけではなく、横にセットしているレシーバーにスナップすることができるので多少作戦的なバリエーションが増えると思います。
ラッシュ妨害
NFL FLAGではセンターがどこにいてもラッシャーの邪魔をしてしまうと反則になってしまいますが、IFAFの場合にはスナップしてその場に立ってる場合はラッシャーが避けなければいけません。
なので、ラッシャーは必然的にセンターの正面ではなく、少し角度のついた地点からラッシュすることになります。
スピン
NFL FLAGでは禁止になっているスピンはIFAF国際ルールではOKになっています。
むしろ、このスピンをいかに使うかというのがランプレーやRACの鍵になる可能性があります。
ルール説明
IFAFルールでの試合経験がないチームにはJAFAからルールの説明が受けられるみたいです。
個人的にどんな説明をするのか気になります。比較的簡単なNFL FLAG大会規則でも説明するのはなかなか苦労しているのですが、もしNFL FLAGやアメフトのルールを知らない人が来たらどうなるのか、参考にさせていただきたいです。
まとめ
申し込み期間は1月7日からとなっており、いつまでなのかは明記されていません。
参加費の支払い期限が1月31日(予定)となっているので、近日中には締め切られるのでしょうか。もし大会を知らなかったチームがあればチャレンジしてみるのもいいんじゃないでしょうか。
ということで、JAFAフラッグフットボール日本選手権についてでした。