Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)
今回は自分がブログやYouTubeをやる理由を「マクドナルド理論」を使って説明してみたいと思います。
引用:アイデアがどんどん湧き出る『マクドナルド理論』って何?
マクドナルド理論とは
「マクドナルド理論」と聞くと、お馴染みのハンバーガーチェーンのマクドナルドではなくマクドナルドさんが考えた理論なんだろうなと想像するかもしれませんが、そのマクドナルドのことです。
そして、特に「理論」というほどのものでもありません。
「マクドナルド理論」というのは、みんなが避けるようなバッドケースを敢えて提案することによって案を活発が出るようになる、というようなものです。
集団でいるときに「なに食べに行く?」と聞かれると大抵が「なんでもいい」という回答になってしまい、結局どこに行くのか決めかねるということはあるあるだと思います。そういうときに敢えて「マクドナルドに行こう」と提案します。
このマクドナルドというのは前述の「みんなが避けるようなバッドケース」となります。
中高生でなければ、「せっかくのみんなでの食事の機会にマクドナルドは嫌だ」と思うでしょう。そうなると「マクドナルド行くならサイゼリヤにしない?」という代案が自然と出てくるようになります。
クオリティは置いておいて叩き台を何かしら提示されると代案によって議論が進むというのが「マクドナルド理論」です。
巧遅よりも拙速
「巧遅は拙速に如かず」という言葉があるように、早くてテキトーになってしまうくらいなら遅くてもしっかりやったほうがいいという価値観があると思いますが、本当に大事なこと以外は「巧遅よりも拙速」のほうがいいと思っています。
まさにマクドナルド理論で、クオリティの高い完成品を作り上げようとクローズドのまま時間を掛けてしまうよりかは、クオリティは低くとも積極的にオープンにしていったほうがいろいろとうまく話が進むように感じています。
仮にクオリティが低いものを出してしまったとしても、誰かが修正点を指摘してくれれば済みますし、誰かがもっとクオリティの高いものを出してくれれば万々歳です。マクドナルド理論では敢えてバッドケースを提示となっていて、どのくらいのクオリティがいいのかさじ加減は難しいところだと思いますが。
怒りのモチベーション
なにもないところから作っていくのは難しいですが、人が作ったものの修正というのは比較的簡単だったりします。また、客観的に見ることができる分、悪い点がしっかり把握できたりします。
あえてクオリティの低いものを提案しているわけではない場合、仲間内で何かやるたびに修正されてしまうとあまりいい気持ちにはならずモチベーションが低下してしまいます。どのように修正のプロセスを構築していくのかというのは組織マネジメントの核であると思います。
一方で、組織やチーム外での話になるとまた別問題になります。
ざっくり概要を書くと、解説書を書こうと思っていたがなかなか気力がわかなかったが「一般向けの、実に酷い解説書」が出たために元気が出て書き上げることができた、という話です。
この話はマクドナルド理論に近い気がします。
「実に酷い解説書の内容が一般に流布してしまう」というバッドケースが提示されたために、それを避けるためモチベーションが喚起されたことになります。それに加えて、その解説書や筆者を否定する「怒りのモチベーション」というのもあると思います。
「お前が言うな!」
これらを踏まえた上で、自分がブログやYouTubeをやる理由ですが、最終的には「お前が適当な言うな!代わりにこっちがもっといいものを提供してやる!」と思ってもらうためです。
ブログの文章にしても、YouTubeの動画編集にしても本当に最低限のクオリティにしかなっていないと思っています。そして、自分は運営は担当しているものの、プレーヤーとしてや指導者として大して実績があるわけでも知名度があるわけでもありません。
なので、いろいろやっても「お前が言うな!」と思われるのが関の山です。ただ、「マクドナルド」にはなれるのかな、と考えています。
自分のやっていることが誰かしら役に立っているのであれば非常にうれしいですが、自分のやっていることを叩き台にして反面教師にしてもっとクオリティの高いものを提供することができる人が発信してくれる展開になったらもっとうれしいです。
それこそ今度国際大会があるフラッグフットボールの日本代表のメンバーにお願いしたいです。
強いチームや上手いプレーヤーというのは自身の努力と経験の積み重ねによって成り立っているのだと思いますが、その方法論についてオープンにされないままであるとフラッグフットボール全体として発展していきません。
自分は自分が必要とされそうなものを発信していくつもりです。それに乗っかってくれても、否定してくれてもいいです。少しでもフラッグフットボールのプレーする人が増えたり、うまくなったり、大会が盛り上がったりするために情報発信が増えていってくれること期待しています。
NINERS Loose Talk
話の流れとは少し違いますが、NFL FLAG東北大会のために仙台にいったついでに雑談してるところを自撮りしてアップしてみました。
自分の顔と声がデカデカと入っているのは苦痛でしかないですが、編集もアップデートもラクですし、考えていることを音声で伝えるというのも一つの選択肢としてありかなと思っているので何か時間があるときに撮影していきたいと思います。
何かしらヘイトをためるようであれば無視はせず、自身も発信をお願いします。
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ということで、ブログやYouTubeをやる理由についてでした。