Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回は20116-17年シーズンを最後に現役を引退したNFLプレーヤーについて書きたいと思います。
引用:Michael Vick reveals exactly when he's going to retire from the NFL - CBSSports.com
Michael Vick
アトランタ・ファルコンズやフィラデルフィア・イーグルスで活躍したマイケル・ヴィックです。QBとして投げるのはあまりうまくありませんでしたが、足が速く、運動能力が抜群で、ファルコンズをプレーオフまで導きました。
引用:https://jp.pinterest.com/avisshannon/michael-vick/
ただ、その後、闘犬賭博をしていたとして1年9ヶ月の禁固刑を受けました。イーグルスに復帰後、パス能力が向上し、一瞬光を見せましたが、怪我が響いて長く活躍はできなかった印象があります。もし、闘犬の件がなかったらという想像は無意味ですが、もっと活躍を見ていたかったNFLプレーヤーです。
Devin Hester
シカゴ・ベアーズなどでキックリターナーとして活躍したデビン・へスターです。なによりスーパーボウルでのキックオフリターンタッチダウンはあまりにも有名です。間違いなく唯一無二のリターンエースです。
引用:Seahawks add return specialist Devin Hester to playoff roster | NFL | Sporting News
2016年シーズンは、シアトル・シーホークスに途中加入し、何度もキックオフリターンで大きくリターンを出していたのが印象的でした。これだけリターナーとして大活躍しているプレーヤーなのに、レシーバーとはそこまで活躍できないのが不思議です。
Vince Wilfork
ニューイングランド・ペイトリオッツ、ヒューストン・テキサンズのDLとして活躍したヴィンス・ウィルフォークです。圧倒的な巨漢でありつつ、動けるので、絶対的なランストッパーでした。
テキサンズに移籍してからはそこまで大活躍というわけではありませんが、JJワットやマーシラス、クラウニーといった屈指のパスラッシャーが活躍する原動力になっていたと思います。
Arian Foster
ヒューストン・テキサンズのRBとして活躍したアリアン・フォスターです。映画「ドラフト・デイ」にも実際と同じ優秀なRBとして出演しています。
引用:Arian Foster Is Taking His Considerable Talents To South Beach
毎年1000ヤードを越えるラン獲得ヤード数を何度も記録し、一時期は現役最強のRBの1人でしたが、2015年、2016年と4試合出場に終わりました。QBがマット・ショーブだったころのテキサンズが好きでした。
Steve Smith Sr.
カロライナ・パンサーズとボルティモア・レイブンズでエースレシーバーとして活躍したスティーブ・スミス・シニアです。
引用:Steve Smith Sr. Closing In On 1,000 Receptions « CBS Baltimore
引退した時点で、通算の総獲得ヤードとパスでの獲得ヤードは長いNFLの歴史で7位にランクインするなど00年代を代表するレシーバーです。Wikipedeiaによるとパンサーズでのチーム記録は最低でも72個あるそうです。
Pat McAfee
インディアナポリス・コルツでパンターとして活躍したパット・マカフィーです。キックオフもやっていて、オンサイドキックも何度も決めており、チームのエースQBであるマニングの逆転劇をサポートしました。
引用:Colts punter Pat McAfee surprises 83 families by paying their electric bills | For The Win
5年14.5億の契約を2年残しての引退ということで、チームメイトも残念がっているようです。コルツのロングスナッパーのオーバートンがハグしてくれって投稿しています。
Robert Mathis
マカフィーと同じくインディアナポリス・コルツで長く活躍したロバート・マシスです。リーグ屈指のパスラッシャーとして、123サック、52ファンブルフォースを記録しています。
引用:Robert Mathis To Colts Teammates: “Let 2006 Happen Again”
同じチームに14年間も過ごしたのはマシス以外には3人しかいないそうです。キッカーのビナティエリは44歳になってもまだ現役でやっていますが、コルツの一時代の終わりを感じます。
Ben Roethlisberger?
最後に、ピッツバーグ・スティーラーズのエースQBであるベン・ロスリスバーガーが引退するかもしれないらしいです。プレーオフに破れた後に言及したようです。
毎年怪我していますが、苦しくもプレーオフまでは進んでくる力は充分あり、まだまだ現役で活躍するのではと思っていましたが、健康の問題なのか気力の問題なのかわかりませんが、続報に注目です。
スティーラーズQBロスリスバーガーが“引退”に言及 | NFL JAPAN.COM
Will Ben Roethlisberger Retire or Play in 2017? | DDFP | NFL - YouTube
早期引退
昨シーズンに引退した選手をまとめた記事にも書きましたが、長くフットボールを続けていくと、それだけ健康を害する可能性が高くなります。ヒットを受ける機会が多いRBやWRが早めに引退していく傾向はこれからますます進むと思われます。
また、RBやWR以上にハードヒットを食らう可能性が高いのがリターナーで、少なからずキックを廃止していこうという流れもあるそうです。
NFLでは年金制度などが充実しているとは言え、現役プレーヤーの健康をどのように守って魅力あるリーグにしていくのか、今後に注目していきたいと思います。
ということで、2016年シーズンに引退したNFLレジェンドプレーヤーでした。