Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回は、足が速くなるための挟み力を鍛えるトレーニングについて紹介したいと思います。
引用:http://footballcoachessite.com/4-keys-to-building-football-speed/
「挟み力」とは
速く走るためにはピッチを早くすることと、ストライドを伸ばすことが必要になります。そして、そのためにはより力が入るポジションで踏み込んでいけるだけの「挟み力」が重要になります。
挟み力とは、簡単に言うと脚を体幹に引き付ける力であり、ヒザがもう一方のヒザを追い越す力です。以前はシザースジャンプと、開く力を鍛えるスプリットジャンプを紹介しました。
シザーススキップ
今回紹介するのはシザーススキップというものです。単純に言うと、スキップをより前に遠く跳ぶようにします。
かなりド下手ですが、チーム2人の様子を撮った動画です。敢えて言うなら#25のほうがうまいです。
だいたい4ヤードずつマーカーを置いていますが、できたら小さいミニハードルが最適です。ハードルをスキップのステップで跳んでいきます。注意したいのは、同じ足で2回跳ぶときにハードルを跳ぶことです。
前に跳んでいく
これを普通に跳んでいこうとするとスキップなので上に力が逃げていってしまいます。それでは走っているときと同じように推進力が得られないので速く走れません。
しっかりと前傾して、ヒザを上げるのではなく、カカトを太ももに近づけるように跳びます。
真下に足を着ける
いくらストライドを伸ばしたいからといってむやみに前に足を着いてしまうとブレーキが掛かってしまい推進力の邪魔になります。後ろの足を素早く引き付けてから前傾して真下に着地させると自然と反発力が得られストライドが伸びていきます。
踏切足を引き付ける
上と同じようなことですが、スキップを蹴るように跳んでいくと踏切足が後ろに流れていってしまうので、遠回りをすることになりピッチが遅くなるだけではなく、適切な場所とタイミングで着地できなくなるので、ストライドが広くなりません。
踏切足を跳ぶと同時に引き付ける感覚でやると、脚が遠回りすることなく前にカラダが向いていくのでより推進力を得ることができます。蹴る意識を持たないほうがいいので、できるだけ着地時間を短くすることを意識するのがいいかもしれません。
YouTube動画
YouTubeで調べてみると陸上部でシザーススキップしている動画が見つかりました。
まとめ
これができるようになって、4ヤードよりももっと遠くの間隔で跳べるようになれば、走るときでもより力を前に使うことができるようになるはずです。
自分は動画の通りかなり下手くそです。講習会で大学の陸上部と一緒に練習したことがあるのですが、一瞬で前に消えていきました。おそらく2倍ぐらいのスピードです。
引き合いにだして申し訳ないですが、栗原選手が陸上選手と一緒にトレーニングしている様子を見ていると、力まずにうまくストライドを伸ばしていくことができるかというのが陸上選手とそれ以外のスポーツ選手との違いのように感じました。
飯塚氏と。
— Takashi Kurihara 栗原嵩 (@TeeKeyy) 2017年2月5日
最初5歩目までのスネの角度が高いため前の推進力がなくなる課題。これを克服すれば間違いなく速くなるんだけどな。飯塚コーチまじで速い。次元違う。当たり前だけど。#50mくらいからどんどん離される #増量期の割にはいい感じ pic.twitter.com/LNr1WTo6VK
陸上の走りがそのままフットボールの走りへと繋がるとは思いませんが、そういう走りができるだけのカラダの使い方は充分必要になると思っています。
ただ、このシザーススキップはヒザになかなかの負担がかかってしまうのでやり過ぎには気をつけてください。
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ということで、シザーススキップでした。