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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~武器はたゆまぬ K.U.F.U.~

第53回スーパーボウル(ペイトリオッツ vs ラムズ)の注目プレーヤー&ポイントと勝敗予想

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Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)

今回は日本時間の2019年2月4日(月)8:30から行われる第53回スーパーボウルについて書きたいと思います。

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引用:Midseason 2018 NFL Super Bowl 53 predictions - Pride Of Detroit

 

SuperBowl

スーパーボウルというのはざっくり言うと、アメリカにおけるプロアメリカンフットボールリーグ「NFL」の決勝戦です。

 

 

全32チームがリーグ戦を行い、上位12チームによるプレーオフを勝ち進んだ最後の2チームによる試合が行われます。アメリカでは文字通りの国民的行事となっており、全米中が注目しています。

 

詳しいスーパーボウルの内容については下にある過去の記事を参照ください。

 

 

対戦カード

今回で53回目になるスーパーボウルの対戦カードは、「ニューイングランド・ペイトリオッツ vs ロサンゼルス・ラムズ」となりました。

 

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引用:Peter King predicts LA Rams Vs New England Patriots in Super Bowl 53 - Turf Show Times

 

ペイトリオッツは3連連続でスーバーボウル進出の一方、ラムズが最後にスーパーボウルに進出したのは2002年です。2002年は今回と同一カードで、20-17でペイトリオッツが勝利してます。

 

このときの試合は下で見ることができます。

 

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このときのペイトリオッツのQBはいまと変わらずトム・ブレイディです。

 

 

このときのトム・ブレイディはNFL2年目、先発に定着して初のシーズンでスーパーボウル制覇、MVP獲得しています。ここから5回スーパーボウル制覇して、15年経って41歳になってもまだ現役でスーパーボウル進出となっています。

 

注目プレーヤー&ポイント

ここからは簡単ですが注目プレーヤーや注目ポイントについて書いていきます。

 

シーズン中はほぼヒューストン・テキサンズ戦しか見ていないので、的外れなこと書いてたらすみません。

 

New England Patriots

まずはニューイングランド・ペイトリオッツです。

Tom Brady #12

ペイトリオッツの注目プレーヤーは前述しましたがQBであるトム・ブレイディです。

 

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引用:Tom Brady kills speculation: ‘I’m not injured’

 

特徴を挙げるのはなかなか難しいですが、やはりいままでの経験はダントツなので「試合巧者」というのがぴったりだと思います。2年前の第51回スーパーボウルでは第3Qが終了した時点で17点差ついていた試合を逆転するなどここぞという場面において真価を発揮します。

 

 

スーパーボウルは毎回のようにとんでもないスーパープレーが生まれる一方で、緊張のせいなのか試合の流れを大きく変えてしまうようなミスも多々起きます。過去にも序盤でミスをしてそのまま流れを掴めず負けていったチームいます。

 

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そういった意味でトム・ブレイディで他のチームメイトは何度もスーパーボウルを経験しているのでそういったミスが起きにくく、簡単に相手にモメンタムを渡さない試合運びができるんじゃないかと思います。

 

Rob Gronkowski #87

次はタイトエンド(TE)のロブ・グロンコウスキーです。

 

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引用:Fantasy Football Injury Updates: Is Rob Gronkowski playing on Thursday night? (Updated) | Fantasy | Sporting News

 

身長は約2m、体重は約120kgと巨漢プレーヤーですが、ばしばしパスキャッチして、そこからディフェンス陣をなぎ倒していきます。近年は怪我ぎみであまりベストパフォーマンスとは言いがたいですが、ペイトリオッツのオフェンスのポイントになるのは間違いないと思います。

 

この前の試合を見てみると、パスキャッチというよりも効果的なランブロックが印象に残りました。TEなので普段はフィールドの中央近くにセットしていますが、エンドゾーンが近くなると外側にワイドレシーバーとしてセットしてパスを受けることも多いのでスナップ前のセット位置に注目したいです。

 

Julian Edelman #11

3人目はワイドレシーバーのジュリアン・エデルマンです。

 

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引用:https://laurenceng.com/julian-edelman/

 

たぶん、毎回この3人を挙げている気がします。ペイトリオッツは時折スペシャルプレーで流れを引き寄せようとすることがあります。その中心になることが多いのがエデルマンです。もちろんパスレシーブの中心にもなると思いますが、そのあたりにも注目したいです。

 

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この選手はNFLではワイドレシーバーでありながら、大学ではQBをやっており、パスを受けてからもう1度パスを投げるというようなスペシャルプレーに重宝されています。

 

もしペイトリオッツが劣勢になってしまったときにどんな手を打ってくるのか注目です。ただ、前回のスーパーボウルでは劣勢になっていつつも思い切った策が出ずに負けてしまった印象があります。

 

 

エデルマンはレシーバーの他にもキックリターンも担当しています。案外勝負を分けるのはスペシャルチームかもしれません。

 

OL & RunDefense

最後に注目ポイントです。後述しますが、ラムズはDLに強力なプレーヤーが揃っているためトム・ブレイディがゲームメイキングしていくためには強力なパスプロテクションは不可欠です。

 

どこまでOLがブレイディを守ることができるのか、またゲームを支配するためにパスに頼らずにランで進むことができるのかというのがポイントになると思います。

 

逆にディフェンスにおいてラムズのランプレーを止めることができないと試合展開が後手後手になってしまう可能性があります。RBに走られる展開よりかはまだ若いQBジャレッド・ゴフにどんどん投げさせるような展開のほうがペイトリオッツとしてはいいのかもしれません。

 

一応、ディフェンスプレーヤーの名前を挙げておくと、LBのカイル・バンノイ(Kyle Van Noy #52)、ドンタ・ハイタワー(Dont'a Hightower #54)、CBのスティーブン・ギルモア(Stephon Gilmore #24)、FSのデビン・マコーティ(Devin McCourty #32)といったところが注目です。

 

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Los Angels Rams

次にロサンゼルス・ラムズです。

 

Jared Goff #16

トム・ブレイディと対照的に、3年目の若手QB、ジャレッド・ゴフです。

 

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引用:The LA Rams are halfway through QB Jared Goff’s rookie contract - Turf Show Times

 

2016年のドラフト全体1位で指名され、ロサンゼルスに移転したラムズのエースQBとして期待されてきました。2017年と2018年と2シーズン連続でQBレーティング100以上を記録しています。

 

レギュラーシーズンで印象に残っているのは、同じく若手QBのマホームズ率いるカンザスシティ・チーフスとの一戦です。

 

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この試合については全体としてはハイスコアでのシーソーゲームで面白かったですが、いくつもターンオーバーがあったりして個々に見ていくとなかなか雑かなと思う部分もありました。

 

ただ、ニューオリンズ・セインツとのチャンピオンシップを見るとパスプロが安定していたのもあって落ち着いてプレーしている感じがしました。特にプレッシャースローがうまい印象を受けました。

 

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ランプレーでうまくゲームの主導権を握ることができればうまくゲームを進めてくれると思います。ただ、ビハインドとなって積極的に攻めにいかなければいけないとなったときにどうなるか注目したいです。

 

Todd Gurley #30

次はRBのトッド・ガーリーです。

 

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引用:Todd Gurley’s smart move on final play wasn’t loved by all

 

4年目ですが、1年目から活躍しているNFL屈指のパワー系のランニングバックです。ガーリーのランで進めなければラムズはなかなか勝つのが厳しいと思います。

 

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Aaron Donald #99

3人目はディフェンスタックル(DT)のアーロン・ドナルドです。

 

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引用:What could Rams' Aaron Donald's new contract look like?

 

2018年シーズンはリーグトップの20.5サックを記録しており、同じくNFL屈指のDTであるエンダムカン・スー(Ndamukong Suh #93)とのコンビでペイトリオッツオフェンスにプレッシャーが掛けられるかがポイントになると思います。

 

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Pass Cover

よりブレイディにプレッシャーを掛けるためにラムズディフェンスはマンツーマンディフェンスを多用していく展開も考えられます。となると、レシーバーと1対1になるコーナーバック(CB)がポイントになるのかなと思っています。

 

ラムズのCBはマーカス・ピータース(Marcus Peters #22)、アキブ・タリブ(Aqib Talib #21)と今シーズンから移籍してきた実績十分の2人が入っています。今シーズンはそこまで突出した活躍は見せていないように思いますが、この2人がペイトリオッツのレシーバーであるエデルマン、クリス・ホーガン(Chris Hogan #15)、またはグロンコウスキーを止めることができるのか、というのが注目ポイントになると思います。

 

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Dirty Play & FIght

ちょっと関係ないかもしれませんが、エンダンカム・スーは相手QBを踏みつけるなどのダーティプレーで有名です。アキブ・タリブはしょっちゅう相手レシーバーと喧嘩しています。

 

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まさかスーパーボウルの大舞台でそんなことをするとは思えませんが、もしそんなことが起きればものすごいことになりそうです。

 

勝敗予想

そんなこんなで毎回当たることのない勝敗予想です。

 

とりあえず、安定感のペイトリオッツvs勢いのラムズという感じですが、なんとなくペイトリオッツが優位という感じがします。そもそもラムズはチャンピオンシップで勝ちを拾った感があるのが大きい気がします。

 

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ただ、そういった印象の逆張りをしたいというのと、なんとなく例年と比べてペイトリオッツの爆発力に欠けている感じがしないでもないので、ラムズ勝利を予想したいと思います。

 

スコアは26-20といった感じですかね。なんとなくです。

 

テレビ中継

試合中継は2月4日(月)の8時から日テレG+、NHK BS1、8時半からDAZNがリアルタイムで、2月4日(月)の23時からはNHK BS1が再放送で行われます。

 

地上波については2月5日(火)の2時から日テレで録画放送があります。

 

 

地上波放送については短い時間での放送になるのでだいぶカット編集されたものになると思います。去年はニコニコ動画で元乃木坂46の斎藤ちはるさんがいろいろやる企画もやっていました。

 

スーパーボウルは普段アメフトのことに触れないニュースも結果を載せたりするのでどこでネタバレされてしまうかわかりません。リアルタイムで観られない人には申し訳ないですが、むしろ、ネタバレを避けるのが不可能なほど盛り上がってくれた方がうれしいです。

 

ちなみに、ハーフタイムショーは「Maroon 5」です。

 

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当日、自分はチームメイトとレンタルルームを予約してリアルタイム観戦する予定です。誰かと一緒に観たいけど、騒がずに静かに観たい派です。

 

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ということで、第53回スーパーボウルについてでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)