Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はニコチン0、タール0の電子タバコ/水蒸気スティックについて書いていきたいと思います。
タバコについて
まず最初に自分は喫煙の習慣はありません。理由は単純に煙のニオイが苦手だからです。
ただ、一時期はシガリロと呼ばれる小さな葉巻を吸っていました。シガリロは甘い香りがするものもあるのでそれは平気でしたが、それでも吸った後に服についたニオイは嫌いでした。
では、なぜ吸っていたのかというと、なんとなく火と煙を見ていると落ち着くからです。極端な話、アロマキャンドルを見ているような感覚です。パソコンでの作業に集中しているとだんだんイライラしてくるので、そんなときに1本吸うのがちょうどでした。
年々タバコに対する風当たりは強くなってきていますが、タバコを吸うことでリラックスする人もいるだろうし、なんでもやり過ぎれば健康リスクがあるのは当然なので、個人的にはタバコに対してはそこまで否定的ではありません。
必要悪とまではいいませんが、受動喫煙の問題を抜きにすれば、理性さえ奪っていくアルコールのほうがよっぽど規制されるべきものだと感じています。アルコールは「たまたま日本では規制されていない合法な危険ドラッグ」というのが個人的な認識です。
ただ、タバコもアルコールも規制を強くしていくというよりも、デメリットを軽減し、メリットだけ享受できるような代替品を見つけて、うまく社会が変わっていくのがいいと思っています。
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電子タバコの可能性
最近は電子タバコが流行っているみたいですが、自分は吸ったことがありません。「アイコス」が流行っていますが、結局タバコに変わりはなく、ニコチンの摂取や依存症の問題はあまり解決しているのかどうだかよくわかりません。
そんなことを考えつつ調べてみると、「ニコチン0、タール0」の電子タバコがあるみたいなので、試してみることにしました。
ヴィタボン/ビタボン(VITABON)
今回試してみたのは、
(VITABON)のオレンジ&グレープフルーツ味です。
Amazonで買うと1本2000円弱で、500回ぐらい吸えるみたいです。吸うと先端が光り、吸い口からは煙がでてきます。どうやら水蒸気らしいです。火は使いませんが、強く吸うと少し熱くなります。
吸い終われば吸い口にカバーをしておいて、またいつでも吸い始めることができます。
タバコの味はしません。というか何の味もしません。なんとなくグレープフルーツに近いの香りはします。おいしいかどうかで言えば微妙です。タバコに近い味を期待していたとしたらかなりガッカリくる感じだと思います。
ヴィタボンを吸って何もしない時間
おいしくもない煙を吸ってどうする?という感じですが、なかなか気に入りました。
というのも、冒頭の書いた通り、なんとなく吸って吐く煙を見ていると落ち着くからです。タバコやシリガロのようにいつまでも漂っているような煙ではないですが、なにより家で気兼ねなく吸えるというのが大きいと思います。
家にいるとどうしてもパソコンで動画を見たり、スマホをいじったりしてしまうのですが、ヴィタボンが吸う時はなんとなく手持ち無沙汰が解消されて、「何もしない時間」というのができます。
マルチタスクの強迫観念に日々囚われている自分にとってはこれはなかなか貴重でした。それでも吸いながらスマホ操作をやってしまいますが。
ポモドーロテクニック×ヴィタボン休憩
タバコ休憩がどうとかというのを聞きますが、そもそもずっと座りっぱなしで休憩なしで作業しているのは、肉体的にも精神的にもあまりよくないはずです。
ということで、「ポモドーロ・テクニック」とヴィタボン休憩を繰り合わせるといい感じな気がしています。
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ポモドーロ・テクニックというのはざっくり言うと、「25分作業+5分休憩」で仕事をする集中方法です。25分間を1つの単位として集中して作業を行い、強制的に5分間を入れます。
一時期このポモドーロ・テクニックをやっていたのですが、5分間休憩がうまくいかずやらなくなってしまいました。25分間で作業を終わらせることができず一気に1時間やってしまったり、5分間休憩がいつの間にか30分間経ってしまっていたり。
言ってしまえば自分の意思の弱さなんですが、この5分間を「何もせずに何も考えずにヴィタボンを吸う時間」にすればうまくいくのではないかなと思っています。
休憩のあいだが手持ち無沙汰になることもないですし、適度にリラックスできます。どこでも吸うことができるので喫煙所まで行く必要がないので時間も有効に使えます。
デメリット
ただ、いまのところは禁煙の場所で吸うことはできないと思います。
本体は色がついているのでタバコではないことは一目瞭然ですが、先端が光っていて煙りが出ていればどうやってもタバコに類型するものだとされてしまいます。同じような商品でニコチンやタールが含まれているようなものもあるので、外からだと判別ができません。
あとは、2000円は少し高い気がします。1000円ならかなりいい感じです。
これから
こういったものがどこまで社会に受け入れられていくのかというところにかかっていると思いますが、現状では割高で味もそうでもないことを考えると一気に普及するとは考えにくいです。
ただ、小さい範囲でタバコの代替品にはなるとは思います。
タバコの依存性というのはどういう感じなのかわからないのですが、禁煙時の気休めにはなるんじゃないかと思います。
喫煙していれば多い少ないはあれど確実にスポーツのパフォーマンスは落ちるので、そういった意味でもヴィタボンのような電子タバコが進んでいって欲しいなと思っています。
Amazonはもちろん、ドンキでも売っているようなので喫煙者は是非試して欲しいです。
ということで、ニコチン0、タール0の電子タバコ/水蒸気スティックについてでした。