Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)
今回は久しぶりにNFLについて書いてきたいと思います。
引用:Texans Beat Titans On MNF, Win Eighth Straight | Ticket 760
テキサンズ開幕3連敗
自分が好きなチーム「ヒューストン テキサンズ」ですが、エースQBのワトソンやJJワットが怪我から復帰して今年こそはプレーオフ進出、スーパーボウル出場と気運が高まってスタートしました。
その期待は早々に裏切られてまさかの開幕3連敗を喫します。
ペイトリオッツはまぁしょうがないとしても同地区でジャガーズよりも戦力は劣るだろうと見ていたタイタンズに負けるというのはショックでした。
エースレシーバーのホプキンズは無双していましたが、肝心のOLが崩壊していてワトソンを守り切れないというのが致命的でした。この3連敗で正直自分はかなりの興味を失いました。
3連敗のあとの9連勝
ただ、第4週のコルツ戦でシーズン初勝利を挙げると、カウボーイズ、ビルズにも勝ち、同地区のジャガーズの勝って4連勝したころには完全に潮目が変わった感じがしました。
そして4勝3敗として迎えたドルフィンズ戦、この一戦で一気に自分をNFLに引き戻してくれました。
ドルフィンズのQBはあのオズワイラーです。あのオズワイラーです。テキサンズには因縁しかありません。
そのオズワイラー相手に新加入のタイラン・マシュー#32がサックを決め、ジャスティン・リード#20がインターセプトを決めて42−23と快勝を決めます。
乗ってきたと思ったらコケるのがテキサンズ、というか簡単に勢いに乗らせないのがNFLですが、完全に勢いに乗っている感じがしました。
続くブロンコス戦ではトレードで獲得したWRデマリアス・トーマスが大活躍とまではいかないものの持ち味のランアフターキャッチでビックゲインを決めるなどして19-17で辛勝します。
連勝中にバイウィークを挟むと負けがちなんて言われていますが、続くレッドスキンズ、タイタンズ、ブラウンズにも勝ち9連勝を決めました。
連勝要因
何がよくて連勝しているのか、というのはいろいろとあると思いますが、とりあえずOLが安定してきたというのはあると思います。
強いという感じではないですが、多少漏らしてもワトソンが避けて走るパターンがこなれててきたという感じでしょうか。ラマーミラーとブルーのランプレーもそこそこ出るのでいい感じでオフェンスがゲインできています。
ディフェンスではセーフティに転向したカリーム・ジャクソン#25が一気に評価されています。シーズン中間でのALL PROに選出されています。
前述のように新加入のタイラン・マシューやジャスティン・リードも機能していて、開幕前にはかなり弱点だと思っていたDBが良さを見せています。フロントセブンのJJワットやクラウニーも怪我なく順調にプレーできているのでトップレベルのディフェンスになっています。
ただ、怪我がでると一気に戦力ダウンしそうなのでまだまだ期待しないようにします。
いま、テキサンズは9勝3敗、コルツとタイタンズが6勝6敗、ジャガーズが4勝8敗なので、テキサンズが次戦のコルツ戦に勝ち、タイタンズがジャガーズが負ければ、
- テキサンズ 10勝3敗
- コルツ 6勝7敗
- タイタンズ 6勝7敗
- ジャガーズ 5勝8敗
となり、残り3試合なのでテキサンズの地区優勝がたぶん決まります。気持ちとしては早くプレーオフ進出を決めて怪我しないような戦い方をして欲しいですが、勝てば勝ったで上位シード欲しくなる気がします。
アレックス・スミスがシーズンエンド
あえて触れませんでしたが、第11週のレッドスキンズvsテキサンズの試合でレッドスキンズのエースQBアレックス・スミスがサックを受けたさいに腓骨と脛骨を骨折してしまいました。
あまり正視したくないんですが、カリーム・ジャクソンが巻き込み倒そうと回っているところにJJワットの体重が加わったみたいです。
せっかくチームを変えて心機一転しようとしている矢先にこの怪我はショックでした。古巣のカンザスシティ・チーフスはアレックス・スミスを放出してパトリック・マホームズの先発QBに据え快進撃を続けているのが余計に悲しくなります。
そして、控えQBのマッコイまでも怪我してしまったらしいです。
これで元レッドスキンズのエースQBであるカーク・カズンズがバイキングスで大活躍していると目も当てられない状況ですが、そこそこなのがまだ救いという感じでしょうか。
セインツ10連勝
テキサンズが9連勝していてもいまいちインパクトが残っていないのはニューオリオンズ・セインツが10連勝しているからです。
第1週にバッカニアーズに負けてしまうもその後10連勝し、第13週でカウボーイズに負けるも地区優勝は堅い感じです。今年39歳になるQB、ドリュー・ブリーズがいまが全盛期とも思わせるような活躍ぶりです。
12試合終わってQBレーティングが123.2、タッチダウンパス30に対してインターセプト3というのはとても39歳とは思えません。セインツはよくも悪くも今年にかけたチーム作りをしているのでどうせならこのまま最後までいって欲しいです。
ラムズが地区優勝
DTダンコム・スー、CBマーカス・ピーターズ、CBアキブ・タリブと大型補強に成功したロサンゼルス・ラムズが早々に地区優勝を決めました。新戦力に加えて、QBジャレット・ゴフが安定してオフェンスができるようになり、RBトッド・ガーリーやDTアーロン・ドナルドが例年通りの活躍をすればまぁ強いよなぁという感じです。
第11週のチーフス戦は54-51というスコアで逆転に次ぐ逆転で歴史に残る一戦でした。
よくよく見るとターンオーバー多過ぎない?というのも思わなくもないですが、若いQB同士のド派手な試合というのはかなり面白かったです。
今後の展開予想
AFCはシード順は置いといて、現段階で上位にいるペイトリオッツ、スティーラーズ、レイブンズ、テキサンズ、チーフス、チャージャーズでほぼ決まりだろうと思います。
スティーラーズとレイブンズの地区優勝争いは面白くなりそうです。スティーラーズはペイトリオッツ、セインツとの試合を残しており、レイブンズもチーフス、チャージャーズとの試合があります。レイブンズのQBが不確定なところがあるので、スティーラーズ有利と見ています。
NFCはラムズ、セインツは確定としてもあとはまだわからない状況です。
東地区はカウボーイズが首位ですが、1ゲーム差でイーグルスとレッドスキンズが追う展開。ただ、レッドスキンズはQB1人の状況なので厳しいと思います。日程的にはカウボーイズが緩そうです。
次節、バイキングスとシーホークスの試合があるのでこれに勝った方がワイルドカード最有力になる感じだと思います。パンサーズもワンチャンあるかもしれませんが、TEオルセンがシーズンエンドなこと、セインツと2試合も残していることを考えると厳しと思います。
シーズン開幕前にブロンコスが上がってくるのではないかって書きましたが、全然さっぱりでした。せめて勝ち越しはして欲しいです。
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ということで、NFL第13週までの振り返りでした。