Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回も寄稿記事です。
チームの後輩のMamoruがスーパーボウルの思い出について書いてくれました。
Written by Mamoru.
2010年の第44回スーパーボウルについて書きます。
第44回スーパーボウル
対戦カードはAFC代表がインディアナポリスコルツ、NFC代表がニューオリンズセインツでこの2チームの対戦でした。
まさかのオンサイドキック
この試合で最も有名なのが後半開始のキックオフです。
10-6とコルツリードで前半を折り返し、後半も普通のキックオフから試合を再開すればコルツボールからの試合開始でした。
しかし、セインツはなんとここでオンサイドキックという通常のキックオフとは異なるプレーで攻撃権を得ようとしました。オンサイドキックは試合終盤ビハインドの場面において負けてるチームのキックオフで行われることが多いです。
セインツはそれをなんと、スーパーボウルの後半開始の1プレー目に選択し見事に攻撃権を得ました。第4クォーター以外でのオンサイドキックはスーパーボウル史上初だったそうです。
そのプレーから徐々に流れがセインツに傾き試合の終盤ではインターセプトリターンタッチダウンもあり結果セインツがスーパーボウル初制覇を成し遂げました。
その試合のハイライト動画はこちら。オンサイドキックは1:00ごろから。
セインツがオンサイドキックを成功した時に現地の実況の方が「unbelievable decision by Sean Payton」と興奮気味に叫んでいたのは今でも鮮明に覚えています。
HC・Sean Paytonのすごさ
このプレーとかで自分はセインツのHCのSean Paytonのファンになってしまったのですが、彼の凄さは「別に今ここでそれをしなくても…」と思うようなプレーを試合中に迷わずコールしてくる所だと思います。
例えば、試合終了間際であとは時間を使って40ヤード程のフィールドゴールを決めれば勝ちという場面で時間を確実に消費できるランプレーではなくそれを囮としたプレーアクションパスをコールしたりするところです。
アメフト漫画のアイシールド21でQBのヒル魔が''「こんなカード出すわけがねえ」そう思わせたら勝ちなんだよ!''と言ってましたが正しくその通りだと思います。
このようにHCのプレーコール次第では試合の流れを大きく左右することになります。
ちなみに昨年大会ではシーホークスのパスをペイトリオッツがインターセプトしたプレーが試合の勝敗を分けましたが、このプレーコールでシーホークスのHCは世間から相当批判をされました。
試合中わずか何秒かの間にプレーを決めてコールするHC同士の駆け引きに注目してみたりすると面白いかもしれません。
勝敗予想
パンサーズの勝利
23-17でパンサーズの勝利だと思います。
いよいよスーパーボウルは明日キックオフです!
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