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フラッグフットボールやアメフトについてあれこれ書きます。~My Weapon is untiring K.U.F.U.~

ネタバレのある世界とネタバレのない世界、どっちがいい?

Sport
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Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)

今回は何度か書いているネタバレ問題について書きたいと思います。少し食傷気味な話題ですが、もう少しだけお付き合いください。ネタバレといえばこのジャケット、いつ見ても衝撃的です。

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VAzLT1JpL.jpg

引用:Amazon.co.jp | 猿の惑星 [DVD] DVD・ブルーレイ - チャールトン・ヘストン, キム・ハンター, フランクリン・J・シャフナー

 

古くからあるネチケットはいまも有効?

先日「日本のアメフト振興会議」というfacebookページに「すべてのジャンルはマニアが潰す」について書いた記事を載せたところ、下記のようなコメントをいただきました。

読ませて戴きましたが、古くからあるネチケットの話を無理矢理「滅ぼすマニア」につなげるのはどうかな、と思いますけどね。SNSみたいに一方的に流されてしまう環境では「配慮しましょう」という事なのに、そういう「大人な態度」が悪になるんですか……

そりゃえらい居心地の悪い場所になったもんですねえ。

https://www.facebook.com/groups/183722265012440/

 

qboekendorp.hatenablog.com

 

正直に言いますと、個人的な感情としてはコメントいただいたご意見に概ね同意です。

 

実際問題、自分が情報をシャットダウンしていたのにネタバレされてしまったらムカつきますし、「ネタバレしないように配慮しましょう」って言ったら「そんなこと言うやつがジャンルを滅ぼすマニアだ」と言われてしまったら居心地が悪いでしょう。

 

ただ、私が思うのが、いまはもはや「古くからあるネチケット」なんて通用しないのではないか、ということです。

 

古くからあるようなインターネットの世界というのはある程度、同質的な世界だったんじゃないかと思います。アメフト好きが集まってワイワイやって、スーパーボウルのスレッド立ててガヤガヤやって、全く関係ない人が触れることのないところでいろいろやっていた、というものでした。まずトピックがありきでそれに群がるという感じでしょうか。

 

一時期、大流行したMixiは招待制で友達は全員知っている人でクローズドな環境にあり、知らない人とはコミュニティでやりとりする、というのはまさにそういったことです。

 

しかし、現代のインターネットの世界はどんどんオープンになり、知り合いだろうが全く関係ない人だろうがいろいろと巻き込まれてしまう世界です。トピックに群がるというように個々が好きなように発信して、それにどう出会うかということがほぼほぼコントロール不能という状況です。

 

だから、そもそもSNSそのものが「居心地の悪い場所」になってしまった可能性が大いにあります。

 

他人のSNSの投稿にあれこれ言う権利はあるのか?

SNSを使っていれば、どうでもいいブログの更新情報とか、可愛くも何ともない自撮り写真とか、しょーもないカップルのノロケ旅行報告とか、そういったものに遭遇してしまって不快な気分にさせられる危険性は常にあります。ネタバレ問題というのはこういったものと地続きであるように思っています。

 

「自分はカノジョすらいないのに結婚報告とか落ち込むからやめてくれ」とか「ダイエット中だから『孤独のグルメ』とかいっておいしそうな料理の画像載せるのやめてくれ」とか言われてもどうしようもないですよね。

 

TwitterであればRT機能があるので、余計自分が望んでいない情報に遭遇する可能性が高まります。でも、それが仕様であり、そこ魅力でもあるのでしょうがないですよね。

 

そういった不快な気分にさせられることが嫌ならブロックなどの処置をするか、SNSを見ないかしかありません。プロフィール欄に「カノジョいないので結婚やカップルの写真は流さないください」と書いたところで効果ありませんし、それはもう馬鹿げてますよね。

 

では、どうでもいいブログの更新情報とか、可愛くも何ともない自撮り写真とか、しょーもないカップルのノロケ旅行報告とか、そういったものを自粛しようという話になるかといえばそうでもなくて、そういった情報が欲しい人がいるかもしれませんし、他人にとっては無意味だったり不快だったりしても本人にとってみれば発信すること自体が楽しみなのかもしれません。

 

みんなが楽しみにしているスーパーボウルの結果をネタバレするのと、そういった情報発信は別という人もいるかもしれません。情報の受け手には少なからずネタバレを嫌がっている人がいることを知っているからです。そこを慮るというのは「大人な態度」なのかもしれません。

 

でも、ネタバレ情報が欲しい人もいますよね。自分が試合観戦を楽しんだことをSNSに載せたいという人もいますよね。自分の都合で試合をリアルタイムで観られないのに、なぜ自分が試合を楽しむために他人が楽しむことを制限されなければいけないのでしょうか。

 

世の中には、「ネタバレをして欲しい人」がいるという大切な事実 やまなしなひび-Diary SIDE-

 

個人的には「ネタバレするな」というのは「目障りだから独り言ツイートするな」と同意です。これ言われたら「そんなのフォロー外すなりブロックするなりするか、SNS見るなよ」って誰でも思うと思います。

 

古くあるネチケットがどういうものなのか正確に理解していませんが、自分のTwitterのタイムラインにはあらゆるスポーツに関するツイートが流れます。注目度が高いサッカー日本代表の試合結果も流れてきます。もうSNSでネタバレ禁止を叫ぶなんてナンセンスな時代です。

 

tsuimato.blog.jp

 

だとしたら、配慮されるべきなのは「ネタバレされたくない人」ではなく「ネタバレをしてその時間を楽しみたい人」ではないでしょうか。

 

qboekendorp.hatenablog.com

 

ネタバレありでSNSを楽しみたい人に「ネタバレするな」と言われれば興ざめさせるだけです。

 

ネタバレ禁止ルールを適用するならfacebookページといった限定的なところでやるべきです。そこでわざわざネタバレする行為は批判されて然るべきです。明示されることなく暗黙の了解としてネタバレ禁止にするのは無理があります。

 

どこまでをネタバレというのか

仮にネタバレ禁止と言えるとして、どこまでをネタバレとするかという問題もあります。

 

スーパーボウル当日、Twitterで「情報シャットダウンしている人にとっては、いい試合だったかどうかも知りたくない」という意見を見ました。試合結果だけではなく、どんな情報をネタバレと捉えるかというのは千差万別です。

 

自分は試合結果も試合経過知らされても実際動画で見ない限りその感動を感じることができないだろうからあまり気にしませんし、「いい試合」と言われてもその定義には個人差があるので言われたところで何にも感じません。

 

togetter.com

 

ですが、気にする人もいます。そういう人のためにネタバレしないようにするには、もう何も言及しないという方法しか残されていません。

 

ネタバレを禁止する期間の認識についても千差万別です。「ネタバレするな」というのは「(自分が観るまで)ネタバレするな」ということであり、ネタバレ解禁してOKなのは再放送までなのか、地上波放送までなのか、そのあたりも明確なラインはありません。なので、いつまでたっても言及できません。

 

「『ネタバレするな』とか言うな」という世界と、「ネタバレするな」をみんな守って誰も何も言及されない世界と、どちらが居心地良いのでしょうか。

 

moarh.hatenablog.jp

 

自分には判断しかねますが、言及なしの世界は新規ファンは獲得できないので、どちらか選べと言われれば前者ですし、そもそも後者は実現しないと思っています。だから、自分は「『ネタバレするな』とか言うな」と言い続けます。

 

ただ、あまり考えにくいですが、NFLやテレビ局が「再放送までネタバレするな」という方針を打ち出すのであれば従います。それが全体利益のための正当なプロモーション戦略であると思えば、それを邪魔することはしません。

 

qboekendorp.hatenablog.com

 

ちなみに、メールやLINEでの個人的な連絡や直接会ったときにネタバレしないでくれ、という話は全く別問題の話です。これはSNSの問題ではなくコミュニケーションの問題なので、情報の受け手が限定、特定されるものについては充分に相手を慮る大人の態度をとるべきです。

 

まとめ

今回、この記事を書くにあたって下記の記事がすごく参考になりました。

 

blog.goo.ne.jp

 

上記リンクから引用します。

「ネタバレは嫌です!配慮してください!まだ観ていない人がいるんですよ!」。言いたい気持ちはとても分かる。心底、同情はできる。しかし、その叫びは現実として何の意味も持たないのだ。「ネタバレが嫌なら、自衛しかない」。理想論は全員が全員に完璧な配慮をする幸せな世界かもしれない。が、それはTwitterというSNSの性格上、絶対に現実にはならない。だからこそ、ネタバレが嫌な人ができる唯一無二の行動は、「自衛」しかないのだ。例え相手が「マナーに反した悪意ある第1次・2次ネタバレ」を発信していたとしても、それでも「自衛」以外に現実的な防衛策は無い。(言うまでもなく、これは「その発信者を批難するな」とイコールではない。その是非ではなく、現実的な解決策が論点である)

是非リンク先も読んでみてください。

 

不意にSNSでネタバレされてしまっても悪いのはネタバレした相手ではなく、自衛できなかった自分であり、そういったSNSの使い方が前提となった時代のせいだというです。

 

ネタバレを人のせいにするのは現実的ではないですし、ネタバレを自粛してもらうのは新規ファン獲得において非常に不利です。広告価値を下げてしまう可能性があります。

 

なので、「ネタバレするな」とか言う人はそのジャンルを潰すマニアであると私は思っています。

 

 

思い切って言うならばこういうことだと思っています。

 

わざわざネタバレする気はありませんが、自分はネタバレのある世界がいいです。

 

 

ということで、ネタバレについてでした。

Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)