Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
この記事について
この記事は先日の「アメフトが復興する方法」という記事内にてツイートを引用させていただいたオービックシーガルズの丸田選手に向けて書いたものです。
その後の展開についても書いてありますので、上の記事をお読みになった方はあわせてこの記事も読んでいただけると幸いです。
---
丸田選手へ
はじめまして。ブログ「RED ZONE」管理者の本村 恭平(ホンムラ キョウヘイ)twitter@boekendorpです。
このたびは、私の記事やツイートで不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。
記事訂正について
その後のツイートを拝見するに、お互いに誤解があったようですので元の記事にはこの記事のリンクとともに、その後一連のツイートも載せさせていただき、誤解を解こうと思います。
言いたかったのは「栗原さんにばかり押し付けないで、自分のフィールドでやりましょう」と言う事です。
— maruta takahito (@tomahawk_dl_k) 2016, 2月 11
SNSで軽率な行動を取ってしまい、お見苦しい姿をお見せして大変申し訳ございませんでした。
— maruta takahito (@tomahawk_dl_k) 2016, 2月 11
でも、趣味でやってるTwitterの過去のツイートを引っ張ってこられちゃうんですね笑 恥ずかしい
という事で
— maruta takahito (@tomahawk_dl_k) 2016, 2月 11
キッキングアカデミーで夏にNFL選手と本場のコーチを呼んでイベントをする為に、ミーティング中です。
ホンモノのキックを多くの人に見て欲しい。ホンモノの技術を広めたい。
会社辞めたり人生かけてリスク背負って
— maruta takahito (@tomahawk_dl_k) 2016, 2月 11
想像を超えるハードトレーニングをほぼ毎日
酒甘いもの揚げ物なんかは絶対食べれない。
旨味の少ない鶏肉ばかり
たまに飲んだクリーム乗ったスタバのラテUPしたら批判され
それでも盛り上げようと自らメディアに出て
経験を伝えようとクリニックやって
他にも苦労なら山ほど。誰にも真似できないくらいストイックにやってる栗原さんを身近で見てきたので、栗原さんの発言が正しいか正しくないかは別として、栗原さんがまずリスペクトされずに言われたい放題っていうのは我慢できなかった。感情的になり反省してますがそこだけ少しわかってほしいです。
— maruta takahito (@tomahawk_dl_k) 2016, 2月 11
以前書いたブログ route to roots… https://t.co/xe6Zluzvlg
— maruta takahito (@tomahawk_dl_k) 2016, 2月 11
また、不快な表現、いきすぎた表現がありましたら訂正いたしますので、Twitterにてご連絡いただけると幸いです。
栗原選手について
発端となったのは栗原選手の下記のツイートでした。
勘違いしないで欲しい。
— Takashi Kurihara 栗原嵩 (@TeeKeyy) 2016, 2月 8
スーパーボウルはハーフタイムショウが凄いんじゃない、ここまで来た両チームの戦いが凄いんです。もっとスーパーボウルのアメフトの戦いに注目して。
正直に言いますと、この意見に関しましては完全に同意です。
ハーフタイムショーがいくら凄いとはいえ、フラッグフットボールをプレーしている身としては、やはりアメフトの戦いに注目して欲しいと思っています。
ただ、単に言ってもアメフトを知らない人には伝わらないので、どうにかして興味を持ってもらえる方法を考えて実行していけたらいいなと思い、このブログではスーパーボウルに関する記事を普段よりも多く書きました。1日あたり500人の方に読んでいただきました。
ただ、栗原選手ほどのトッププレーヤーになりますと、一挙手一投足が多くの人が注目しているだけに、少し語弊のある表現だったのが気になってしまいました。
「ハーフタイムショーすごかったけど、試合はもっとすごいからこの動画観てみてくれ!」って感じだったらよかったのにな
— 本村 恭平 (@boekendorp) 2016, 2月 9
@TeeKeyy 五郎丸ポーズもなでしこ選手の可愛さも本質じゃない。そこばかり注目されて言いたい事もあるでしょう。それでも彼らはツイッターで「全く本質を理解してませんね」みたいな事は言わない。栗原さんはアメフト界の彼らの様な存在になり得た人なだけに、残念です。
— Torarinrei (@torarinrei) 2016, 2月 9
栗原さんの言いたいこともわかるけど、「ハーフタイムショーも面白いけど、試合も負けないくらい面白いからそっちも時間あったら観てよ。だけど、ルール難しいからその時は俺に聞いてくれ。ま、俺も全部理解してないけどな〜ははは。」じゃ駄目だったのか。個人的にはそっちの方が好感なんだけど。
— KC (@kics13) 2016, 2月 10
自分のツイートの表現が適切ではなく誤解を生むことになり反省しています。栗原選手にも申し訳なく思っています。
@TeeKeyy 「アメフトの戦いに注目して」で注目する人はあまりいないと思います。それよりも、両チームの戦いのどこが凄いのかを説明して注目してもらう、という方向性のほうがアメフト界のためになると思います。
— 本村 恭平 (@boekendorp) 2016, 2月 9
Twitterについて
スポーツ選手をめぐるSNSの話は非常に面倒で、個人的なやりとりのためになのか、選手としてのプロモーションの一環なのかはかなり曖昧になっています。Twitterに関しては鍵付きではない限り誰でも見ることができ、誰でもがリプライを送ることができます。(仮にブロックされててもログアウトすれば見られます)
そのような状況下では、仮に個人的なやりとりのためのものであっても、選手としてあーだこーだ言われる可能性も大いにあります。決して充分とは言えない環境のなかで頑張っている選手にとってみればそれは割に合わない話だと思います。
自分も、直接リプライを送っていないまでも栗原さんを揶揄するようなツイートを見て残念な気持ちになりました。
丸田選手がTwitterで仰っている通り、栗原選手は自分では想像もつかないようなストイックなトレーニング生活を送っていると思いますし、筋トレももちろんアメフトのためであることは間違いないと思っています。
DNSの記事も読んで参考にさせていただきました。
こうした「筋トレ」や「ダイエット」のような「アメフト」よりも注目度が高いワードに関連した場所で露出することでアメフトに関心をもつ人もたくさんいると思います。
ちょうどライムスター宇多丸のシネマハスラーにハマったことで日本語ラップを聴きはじめた自分のように。
そして、なにより支援を受けている個人として、スポンサーへの配慮は必須だと思いますので、そういった活動に支障のない範囲でTwitterのリプライに対しても対応していただければと思っています。
いつでも「ファン・ファースト」で、どんなものにも対応しろと言うつもりはありません。私のリプライが丸田選手や栗原選手の活動の邪魔になるようでしたらブロックしていただいて構いませんし、私も配慮いたします。
Japan Kick Academyについて
私はこのブログにてフラッグフットボールの技術や作戦などについて書いているのですが、アメフトやフラッグに限らず多くのマイナースポーツでは上達するための情報がまだまだ不足しているように思います。
その解決策として、栗原選手のやっているWRクリニックや丸田選手と櫻井選手がやっている「Japan Kick Academy」には非常に期待しています。
「アメフトが復興する方法」の記事にも書きましたが、日本のアメフトの復興を望んでいる人はこういった活動がよりよいカタチで行えるように支援していったほうがいいと思います。Twitterで選手に絡むよりもはるかに有意義です。
今回ツイートにありましたブログを拝見させていだきましたが、アメフトをプレーしたことないフラッグフットボールプレーヤーの私にとっても大変おもしろいものでしたし、普及のためにトッププレーヤーの方々に是非やって欲しいことでした。
「マニアックアメフト観戦法」はこれをテーマに自分も記事を書きたいと思いましたし、「初動負荷トレーニング」は10年近く前ですがジムに通っていました。「4スタンス理論」については自分も記事に書いています。
早稲田を支えた優秀なキッカーである佐藤敏基選手が丸田選手のコーチングを受けていたというのにも驚きました。
これから
今回、Twitterにて諸々ありましたが、SNS特有の表面上でのやりとりというのが原因で少し衝突したように思います。お互いにやりたいこと、考えていることは一緒のように感じました。少なくともこちらから一方的には、ですが。
これからもそれぞれができることをやっていきたいと思っています。
丸田選手や栗原選手にはご迷惑お掛けしたかもしれません。申し訳ありませんでした。
いつか日本人初のNFL選手が出てくることを期待しています。
最後に
「アメフトだけのものだと思っていることを日本で実現して他のジャンルにまで押し広めていく」という使命を帯びているのは、まさに「アメフト」も「日本語ラップ」も一緒のように感じています。
誠に勝手なことを言いますが、丸田選手にはアメフトとともに日本語ラップも広めていって欲しいです。自分も「日本語ラップのススメ」という記事を書きたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。