Written by HOMMURA Kyohei. (@twitter&@facebook)
今回はNFL FLAG'16春 南関東大会4日目に優勝した「所沢ナイナーズ」こと所沢WILD359ersによる試合レビューです。
過去のレビュー記事
大会1日目
大会2日目
4日目の試合レビュー
今回はPart1ということで、チームキャプテンであり、ディフェンスの中心であるMamoruにそれぞれの試合をディフェンスの立場でレビューしてもらいました。
オフェンス編については後日アップします。
Written by Mamoru@WILD359ers.
Gators0603戦について
Review
相手チームはほぼツインQBのような形で攻めてきたのでまず、RとLBの2人でしっかりとランを封じるというのを意識してのプレーとなりました。
また、両サイドのWRにもスピードのある選手が揃っていたのでDBは奥へのパスを警戒しながらのプレーとなりました。プレーコール自体はゾーンで守るものでしたが、結果として「ツインQBvsR&LB」、「C&WRvsDB」という構図でマンツーマンに近い形のディフェンスになりました。
DBが奥へのパスを通されるシーンもありましたが、それ以外の目立ったミスはなくそれなりに引き締まったディフェンスだったのではないかと思います。
Movie
ゲイターズ0603 vs 所沢WILD359ers 前半 160528
ゲイターズ0603 vs 所沢WILD359ers 後半 160528
下馬Centurions戦について
Review
Gators0603同様ツインQBのチームでした。
所沢はツインQBのチームと対戦する際にはまずランで進まれないようにすることを大事にしています。なのでRもQBのフラッグを目がけて全力で追いかけるのではなく、走られないようにQBの手前でスピードを落とし手を挙げることでQBにプレッシャーをかけるようにするのと、かわされてロングゲインされるのを防ぐという2つを意識していたかと思います。
試合を通じて短いパスを何度も通されましたが、守備陣の集まりも早くロングゲインを許さなかったことで大事には至りませんでした。いい緊張感を保ったままプレーできたのがいい結果につながったと思います
Movie
下馬センチュリオンズ vs 所沢WILD359ers 前半 160528 決勝戦
下馬センチュリオンズ vs 所沢WILD359ers 後半 160528 決勝戦
総評
今年度からルール変更でハーフライン前のノーランニングゾーンがなくなったため、ツインQBがブームになりそうな予感です。
やはり、ランプレーで進まれてしまうとディフェンスは厳しいので各チームともツインQBへの対策をしてくるのではないかと思います。所沢はあまり深追いしないようにしていますが、他チームの対策も聞きながら新しい作戦とかも考えたりできたらいいなと思いました。