Written by HOMMURA Kyohei. (@YouTube&@Twitter&@Facebook)
今回はNFL2018-19年シーズンにおける好きなQB、応援したいQBについて書きたいと思います。
引用:https://medium.com/@benyisrael13/the-unforgivable-blackness-of-dak-prescott-9c6512a5c970
過去の好きなQBランキング記事
過去2回、2014年と2016年に同じように好きなQBランキング記事を書いてきました。なぜか1年おきにこの記事をやっています。
2014年のトップ3はAaron Rodgers(Green Bay Packers)、Cam Newton(Carolina Panthers)、Payton Manning(Denver Broncos)、2016年のトップ3はAlex Smith(Kansas City Chiefs)、Matthew Stafford(Detroit Lions)、Aaron Rodgers(Green Bay Packers)という感じです。
2014年については勝っているQBトップの3人を挙げた感じでしたが、2016年だとNFLを多く見るようになってより自分の好みが反映した結果になっています。
ということで、最初に最近の自分の好みを挙げていきたいと思います。
好きなチームのQBは応援したい
2014年の段階ではそこまで推しチームがなかったのですが、いまではヒューストン・テキサンズを応援しています。
ずっとQBに苦労してきたチームですが、好きなチームのQBは応援していきたいですし、あの大失敗に終わったブロック・オズウィーラーでさえも2016年の10位に挙げて応援しようと試みました。ダメでしたが。
若手QBを応援したい
最近のNFLではベテランQBが活躍していて、なかなか新しいQBが台頭してきていません。オフシーズンではかなりの期待をもってチームと契約しているのに、シーズンがはじまってみるとそこそこの成績で、チームもプレーオフに進めるかどうか、みたいなパターンが多くなっているように思います。
なかなか「超一流QBの仲間入り」という流れが少なくなってきている印象です。
なので、せめてもの打開として若いQBが大活躍して実績のあるレジェンドと呼ばれるようなQBを倒していくような展開に期待したいです。
走ることもできる万能型QBが好き
最後にプレースタイルのことをいうと、万能型のポケットパッサーが好きです。自分が目指しているプレースタイルに重ねている部分もあると思うのですが、インターセプトが少なくしっかりゲームが作れるQBが好きです。
ただ、そのなかで走ろうと思ったら走れる、というプラスアルファがあるとベストです。
QB Ranking
ということで、好きなQB、応援したいQBランキングをやっていきます。
10位 Lamar Jackson(Baltimore Ravens)
引用:Lamar Jackson report card: Grading his play against the rams.
新人QBで、ちょっと違う角度で注目されていたQBです。
というのも、いわゆる「モバイルQB」で、自分で持って走って進むのが得意としているQBですが、ドラフトではQBとしてはNFLで通用しないが、身体能力があるので他のポジションで活かすつもりで指名するチームがあるかもしれない、という話もあったほど評価に困るプレーヤーでした。
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結局、レイブンズが1巡目32位で指名して、QBとして起用していくようですが、例えば正QBのジョー・フラッコとツインQBにしてQB兼RBでドラゴンフライ、あるいはQB兼WRでワイルドキャットのようなオフェンスが見られるかもしれません。NFLではそういった戦術はめずらしいですが、もしかしたら見られるかもしれないという意味で、少しだけ期待しています。
9位 Matthew Stafford(Detroit Lions)
引用:‘Loose and aggressive’ Matthew Stafford continues to be clutch for Lions | NFL | Sporting News
かなりの大型契約をしたわりには成績を残せていないQBの筆頭で、いいところまではいくけどプレーオフから先は進めないというのはチームとしての勝負弱さなのか、ここ一番でのQBの実力なのかはわかりません。
肩が強くて、自分でも走れるフィジカルもある万能型で、ときより見せるサイドスローでのクイックリリースも好きです。成績を調べてみると、パス獲得ヤード4000以上は7年連続、QBレーティングは90オーバーは3年連続を記録していて、かなり安定しているQBだと思うのですが、プレーオフ進出は過去9シーズンで3回、いずれも初戦で負けているので知名度も低いままな感じがします。
中堅なイメージでしたが、もう30歳ということでそろそろチーム的に結果を残して欲しいです。
8位 Dak Prescott(Dallas Cowboys)
引用:https://medium.com/@benyisrael13/the-unforgivable-blackness-of-dak-prescott-9c6512a5c970
ドキュメンタリー「ALL or NOTHING」を見て応援したくなったのもありますが、若手QBのなかでは一番最右翼にいるのがプレスコットではないかなと思います。チーム状況はわかりませんが、1年目のような大活躍をすればスーパーボウルまで進んでもおかしくありません。
ダラス・カウボーイズのイメージも相まって、カッコよくて華がある感じがします。
7位 Nick Foles(Philadelphia Eagles)
引用:All 43 of Nick Foles’ passes and his 1 catch in Super Bowl 52, ranked - SBNation.com
スーパーボウルではMVPを獲得したニック・フォールズですが、正QBのカーソン・ウェンツが怪我から復帰すれば控えに回ることが確実視されています。昨年の実績、といってもプレーオフからスーパーボウルまでを勝ったということだけですが、それを踏まえると先発QBになれるチームへと移籍するというのもあったと思いますが、残留となっています。
個人としてもチームとしてもリスクを負うことはせず、再度ウェンツが欠場した場合に備えたという感じだと思いますが、早々にチームが負け込んで来シーズン以降のために放出という展開もないかなと少し思っています。たぶん、ないと思いますが。
そこまで好きなQBという感じでもないのですが、MVPプレーヤーが控えというのはあんまりおもしろくないので、応援したい気持ちになっています。
6位 Josh Rosen(Arizona Cardinals)
2018年のドラフトでは1巡目にたくさんQBが指名されましたが、そのなかでのお気に入りはUCLAのジョシュ・ローゼンです。
万能型という印象で、テキサスA&T戦では最大34点差を逆転する勝負強さももっています。
カーソン・パーマーが引退したことで先発QBが空席となり、移籍してきた実績のあるサム・ブラッドフォードと競うことになるのでいきなり先発というのは厳しいかもしれませんが、なんとなくチームにフィットしそうな感じがするのでこれから期待したいです。
5位 Patrick Mahomes(Kansas City Chiefs)
引用:Patrick Mahomes and Other Undervalued QBs - FakePigskin.com
ほぼチーフスが好きだから応援したいという理由なんですが、アレックス・スミスを放出して2年目のマホームズにチームを託すというのはなかなか衝撃的でした。
あまりプレーを見ているわけではないので、プレーどうこう言えるわけではないですが、チーフスがこれからどう変わっていくのか注目していきたいと思っています。
4位 Kirk Cousins(Minnesota Vikings)
引用:Vikings video: Kirk Cousins likes throwing to Kyle Rudolph
地味な存在ではありますが、安定した実績でバイキングスに巨額の契約で移籍したカズンズにはかなり注目しています。目立って強肩なわけでも、走って速いわけでも、尖った能力があるわけでもない感じがしますが、過去3年間で99TDパスと13TDランを記録しています。
昨シーズンのバイキングスは強力なディフェンスでプレーオフを勝ち進んでいるので、そのチームに安定したQBが移籍してきたとなるとスーパーボウル最右翼という感じがします。
3位 Aaron Rodgers(Green Bay Packers)
引用:Wikipedia: Packers' Aaron Rodgers 'owns' AT&T Stadium - Denver7 TheDenverChannel.com
言わずと知れたレジェンドQBです。昨シーズンは怪我で離脱してしまいましたが、意味わからないタイミングで放たれるパス、サイドライン際での絶妙なコントロール、ヘイルメアリーを何度も決める勝負強さ、QBに必要なすべてを兼ね備えている感があります。
ただ、チームのOL陣がなかなか整備されないので成績としては今ひとつというのが残念なところです。何度もホットラインを開通させてきたWRネルソンが移籍してしまいましたが、TEグラハムを獲得したことでどんなオフェンスが展開されるのか楽しみです。
2位 Alex Smith(Washington Redskins)
引用:Redskins signs QB Alex Smith to contract extension
ここ数年一番のお気に入りQBはもちろんアレックス・スミスです。何が好きなのかというのは感覚的なものなのでなんとも言えませんが、とりあえずはスローイングが一番しっくり来る、という感じです。
とくにアンダーにゾーンを投げるときにしっかり肩を向けて下から振りかぶる感じです。強肩なのにロングパスは投げずにショートパスに偏重している感じも好きです。
昨シーズンはアンディー・リードHCによるショベルオプションなどで序盤はかなり勝ち越していたのに途中から失速していきました。
今シーズンからワシントン・レッドスキンズに移籍ということで、比較的OLが揃っている印象のあるチームでどんなプレーを見せてくれるのか楽しみにしています。
1位 Deshaun Watson(Houston Texans)
引用:Texans news: Johnathan Joseph is blown away by Deshaun Watson's dedication
1位はもちろんヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソンです。どのQBよりも活躍して欲しいです。昨シーズンは衝撃のデビューを果たしたものの怪我でシーズンエンド、6試合に先発しただけで終わってしまいました。
それでも19TDパス、2TDラン、QBレーティング103というのはかなりの成績だと思います。ただ、サンフランシスコ・49ersのガロポロもそうですが、数試合の好成績だけで一気に期待と契約がどんどん高騰していくのはどうかな、という感じがしないでもないです。
思い起こせば前述のニック・フォールズもそんな感じでした。それでも悠長にワトソンの成長を待っていると、JJワットやクラウニー、移籍してきたタイラン・マシューといったディフェンス陣が衰えていきそうなので今シーズンにいいところまで進まないとチームとしては下り坂になりかねないかなという感じもします。
同地区ではジャクソンビル・ジャガーズが強敵になりそうですが、まずはワイルドカードでも何でもいいのでプレーオフまで勝ち進めるようなワトソンの活躍を期待したいです。
まとめ
今回トップ10に挙げていませんが、Tom Bradyも好きです。QBの動きを研究するならニューイングランド・ペイトリオッツの試合を見ます。でも、ここで挙げなくても充分知名度高いですし、応援しなくてもどうせ勝ち進むだろうということで割愛しました。
他にはサンフランシスコ・49ersのガロポロとか、テネシー・タイタンズのマリオタとか、タンパベイ・バッカニアーズのウィンストンとかに注目したいです。イーライとかビッグベンとかリバースとかフラッコとかはまぁ。。。
NFLの開幕は9月7日のファルコンズvsイーグルス戦です。
今シーズンはどれだけ試合を見られるかわかりませんが、開幕直前になれば順位予想をしてみたいと思っています。
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ということで、好きなQBトップ10でした。